자동차

LMP1H、第二の変動期に突入?

 ポール・リカールでのプレシーズンテストのスレッドでちらと書いた「LMP1Hの大激震」。

このスレッドではこのネタについて(^^;

 まず、先に使った写真を引用。

ポルシェ



アウディ



トヨタ




 日産は「先シーズン中」に尻尾巻いて撤退してしまったので、メジャーワークスのLMP1Hはこの3社だけです。

 ルックスとしては前年のモデルからの正常進化、という印象を受けます。
今回に関して、リヤスポイラーを見ると、各社とも奥行きがない薄いタイプ、つまりレスドラッグのエンデュランス仕様(ぶっちゃけ、ほぼル・マン専用)のものを持ち込んでいて、何をターゲットにしたテストだったかがうかがえます。

 で、フロント。
昨年からの変化を見つけるとすると、「フロア高が、対前年比で各社とも高くなっている」という点。
特にアウディは、センターノーズが高くなり始めた前年と比較しても、さらに高くなっている事が見受けられ、「F1での、往年のハイノーズ」にかなり近いとこまで上がっているようです。 トヨタも、わずかながらフロアを上げていますが、こちらはかなり微妙な上がり方で、気のせいかもレベルだったりしますが(^^;
各社のマシンとも、フロントのカウル内に、「大量のエアが欲しい」ものが収まっている、という事は想像出来ます。
ともあれ、「大きくは変えず、細部のリファインで空力特性の向上を図り、効率化を図る事でさらなる省燃費性とパフォーマンスの向上を目指す」というところは各社変わらず。

 で。 昨年からの大激震。
昨年のポルシェの大活躍を見て、アウディやトヨタは考え方を変えたらしい。 特にトヨタ。
そして、「車両」の設計思想を大きく変えました。
その変化とは、「パワーユニット」に顕れています。

燃料そのものは各メーカーとも変わっていません。 ポルシェ/トヨタはガソリン。これに対してアウディは軽油。
そこは変わらないのですが....

昨年との比較表


2015年 2016年
メーカー エンジン形式 エンジン排気量 回生上限 エネルギー保存手法 エンジン形式 エンジン排気量 回生上限 エネルギー保存手法
ポルシェ V型
4気筒
2L
+過給器
6MJ Liイオン
電池 
←  ←  ←  
アウディ V型
6気筒 
4L
+過給器
4MJ フライホイール ←  ←  6MJ↑ Liイオン
電池  
トヨタ V型
8気筒
3.7LNA 6MJ  キャパシタ V型
6気筒 
2.4L
+過給器↓
8MJ↑ Liイオン
電池  


 大きな変化は、回生エネルギーの貯蔵方法。 アウディはウィリアムズ製のフライホイールを捨て、トヨタは「キャパシタ」を捨てました。 全社ともリチウムイオン化。

 特にトヨタのキャパシタからの変更は、大きな変化を意味します。
 キャパシタの放電過渡特性から、トヨタは回生エネルギーを、「減速後の再加速時」に使うという事が推定されていました。 ですが、リチウムイオン電池に切り替えた事で、モーター側出力を「継続的な、エンジンとの協調出力」に切り替えた事が推定されます。 これはポルシェ同様「モーター出力と内燃機関出力を一体化して使う」ように切り替えた事を意味します。
別な言い方をするなら、「弱い部分を補いあう2つの存在」ではなく、「渾然一体となって機能を全うする1つの存在」になった、という事になるのでしょうか。 シリンダー数減少+小排気量化は、その傾向がより強い変化と見ることができます。
(ドメスティックな表現でいうなら、マイルドハイブリッドはやめた、になるのかな)

 アウディも、回生エネルギーの使用上限枠を変更、使用可能な内燃機関燃料のリミットが小さくなっており、やはり「内燃機関への依存度」を下げています。 そして、「フライホイール」を止めつつ、回生エネルギーの使用上限アップを選んだことは、「モーター出力」を、薄く且つ全域で使う、ということを選択したものと推論出来ます。

---
 ともあれ、昨年のポルシェが導き出した「現状の技術での最適解」に乗ったと思われる変更が加えられた今年のLMP1H。
 昨年大惨敗したトヨタは復活するのか? 耐久戦トップカテゴリーの帝位を、2年続けて奪われたアウディがその座を取り戻すのか? 今年のル・マンは少しいつもと違うかも。

---
 そうそう、更に追記。

例年なら、3台をル・マンに出走させるアウディ、そして「王座」を指呼に捉えているポルシェ。 今年は各2台ずつの出走になります。

ニュースでは、アウディ/ポルシェの代表が話し合いで「コスト削減のための紳士協定を結び、2台ずつにした」ということになっています。
まー、たぶん話し合いによって決定した、というのは、間違いではないと思います。

が。



どう考えても、その主因はVW不正問題で、
予算縮小が課せられたので、3台は出せなくなった。
これが正解だと思うんですけどねぇw

おまけ。
ポルシェ919ハイブリッド 2015モデルの内燃機関ユニット写真。
(単独表示させると、フルHDサイズになります)

下にアウトプットが部分が見えているので方向は判ると思います。
普通のモータースポーツ用エンジンを見慣れてる人なら、ものすごーく違和感を感じるはず。
「縦方向がえらい寸詰まりで、バランスわるそー」ですが....(--;



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