F1GP：理性がある国の、ある対応。

　さて。
この文をエディターで打ち込んでいる時点で、まだ全容が表沙汰にはなっていないものの、来年のＦ１ＧＰのカレンダーについて、ドラフト案が作成され、内々に情報は出回っている模様です。

　日本ＧＰは、開催がほぼ決定。来年度は１０月１２日という線が濃厚。
韓国ＧＰは．．．．知らないというか、まだ情報無し。

その中で、「理性的な対応」をしている国がありました。
どこの国か？

それは、スペイン。

以下引用開始
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バレンシア、F1契約終了の交渉中
Valencia in talks to terminate Formula 1 contract
http://blog.livedoor.jp/markzu/archives/51905800.html


　メディア報道によると、F1カレンダー復帰を目指していたバレンシアは、正式にこの企画をあきらめるという。
先週、密かに出回った2014年カレンダー案によると、バレンシアは来年グランプリを開催しないことがわかった。


　それまで、バレンシアとバルセロナは、2014年以降スペインGPを交互に隔年開催することで同意に達したと報じられていた。
しかし、来年のバルセロナのチケットがすでに発売され、5月11日の日程が決まっている。　また "El Mundo" 紙は、交互開催の契約はサインされなかったと報じた。

今回 "Diario Sport" 紙は、バーニー・エクレストンとバレンシアのアルベルト・ファブラ州知事の交渉内容は、既存のレース契約違反に対するバレンシアの罰金額に関するものだと報じている。
記事によると、エクレストンはバレンシアに、契約終了の罰金として、3,300万ユーロ（42億6,955万円*）の支払いを求めているが、ファブラ知事は全額支払いを「低減する交渉」を行っているという。


　同紙は、バレンシアの会計責任者ファン・カルロス・モラーレス・フェレールは先日、経済危機のさなか、政府は「学校や病院を閉鎖することなく責任を果たしたい」と語った。

特派員のラウラ・ロペス・アルビアックは「この文脈からすると、高額資金をF1など極端なものに割り当てることを納税者に説明するのは非常に難しいだろう」と報じた。
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以上引用終了。




　バレンシアが下した決断は、勇気あるものだと思います。

　ヨーロッパラウンドに組み込まれている一戦だから、基本的に、観光客の来訪は、期待出来る。
しかも、フェラーリで、自国出身者が、エースドライバーになっている。
見たいという自国民は、多数いる。
しかし、開催にかかる、持ち出し分の税金を、他の福祉、教育関係に使った方が、国民や市民のためになる。
だから、バレンシアはＦ１グランプリの開催を中止するという選択をし、これを実現する努力をする。




　ＧＰ関係者、記者、観客の誰もが辛い思いをする「誰得」なＧＰ。
「レース終了後」には、我先にと開催国からの脱出を図り、国外便、特に日本に向かう最終便が満員になるというＧＰ。
ドライバーによっては「パーソナルジェット」を持ち込み、レースと無関係になった瞬間にサーキットに背を向け、日本に向かうというＧＰ。




　「韓国人は、モータースポーツには興味が無い」というのなら、「開催しよう」という努力を、なぜする？
巨額の"国民の福利厚生"に使うべき税金を投入し、スタッフには最低レベルのホスピタリティしか提供せず、ラブホテルに関係者を宿泊させるという最悪の環境で、なぜ今年も開催する？


　韓国人は、もう少し理性的になり、判断する能力を持てるように、努力したらどうかな？
Ｆ１ＧＰを開催しても、「韓国は、後進国だ」という評価は、変わらない。
無理に背伸びをして怪我をした、というのが、韓国に対する有り体な表現。
馬鹿はさっさとＦ１というものから、手を引くがいい。