京都はまた湿度が高く暑い夏が来る。でも北川という男は京都をここ諸N来時々訪問する。
それは大好きな作家川端康成と水上勉の作品の舞台になっているからだ。日本人の作ったこれらの作品は 女 を悲しく 弱く描いている。そんな北川が韓国の女性の活力をみて、隣の国なのにその違いに驚いた。ものは考え様で明るくも暗くもなると実感した。京都の華やかさと落ち着きの中の厳しさ、対照的な韓国。急に行きたくなった。北川はャEル行きのチケットの手配をした。そして知人に電話した 。
「明日ャEルへ行くのだけど、とりあえず便名知らせとくね」
「えっ。私も行こうかしら一泊だけ」
「旦那や子供の世話しなくていいのかい」
「いいのよ。おばあちゃんに頼むから、それに私は友達に会いにゆくのよ」
陰陽の翼?
京都はまた