海上コンテナを運んでいるJR貨物の列車。

　日本でも海上コンテナの鉄道輸送は実施しています。20ftコンテナは、ほぼ全国で輸送可能です。

　一方、40ft/45ftコンテナは、1両に1個しか積めなかったり、取り扱いが出来ない貨物駅があったり、通過できない路線があったりするため、九州-関西間と関東-東北間以外では、あまり輸送されていません。

　天気は曇り、大して暑くもないので、JR貨物の隅田川駅を見に行きました。隅田川駅は、TX・東京メトロ・JR東日本の南千住駅に近接する貨物駅です。旅客駅としては、機能していません。

　南千住駅から見た隅田川駅。

　隅田川駅では、20ftコンテナや31ftコンテナは取扱いできますが、40ftコンテナや45ftコンテナは取り扱っていません。

　駅構内では、コンテナを運ぶトラックやトレーラーが走り回っています。

　昔からよく見る12ftコンテナもありますが、20ftコンテナや31ftコンテナも置かれています。

　31ftコンテナは、空の時だけ差し込み式のフォークリフト(右の車両)が使えます。実が入っている時は、吊り下げ式のトップリフター(左の車両)を使用します。

　31ftコンテナは、運搬能力では40ftコンテナには劣るものの、トレーラーを使用せずトラックに直接搭載出来ることや、JR貨物の貨車に2個積載できるため、近年広く普及しています。画像のコンテナは、北海道西濃運輸が、個人向け宅配便「カンガルー便」の輸送に使用しています。

こちらは、UV51A形コンテナ。ヤマト運輸が、個人向け宅配便「宅急便」の輸送に使用しています。

こちらは、U47Aコンテナ。日本通運が、法人向け製品輸送に使用しています。

　新潟・東北・北海道方面の貨物の取り扱いが多いため、EH500形交直流電気機関車やEH200形直流電気機関車が多く見られました。

　左上から時計回りにDE10形液体式ディーゼル機関車、EH200形直流電気機関車、HD300形ハイブリッド(電気式ディーゼル&Li-ionバッテリー)機関車+EF65形直流電気機関車、EH500形交直流電気機関車。EF200形電気機関車やEF210形電気機関車は、いなかったですね。