『京四郎と永遠の空』（きょうしろうととわのそら）は、介錯による漫画作品。「月刊ドラゴンエイジ」にて2006年5月号から2007年7月号まで連載された。また、2007年1月から2007年3月までテレビアニメ版が放送された。
概要
大災害の被災地の上に造られた巨大学園都市を舞台に、ラブロマンスやメカアクションを織り込んだファンタジー作品。想像上の王子様に憧れながらも自分も知らない出自の秘密を抱えた少女と、超常の戦いを繰り広げる少年、そのパートナーである少女の三角関係を中心に描く。作者である介錯は作品の主題について、恋する登場人物たちの「時には残酷で、時には夢のような」様々な形の恋愛を描くことであると述べている。
「歴代作品の人気キャラが総出演する、介錯作品の集大成」とも銘打たれているように、サブキャラクターの多くは『神無月の巫女』など、原作者である介錯の他の漫画作品のキャラクターたちがモチーフとなっており、アニメ版のキャスティングについても担当声優の共通化が図られている。また、設定のクロスオーバーも行われており、劇中にも『鋼鉄天使』など過去の介錯作品に関係した単語が登場するなど、総決算的な要素も多い作品であるとも評される。
あらすじ
大崩壊から10年が経ち、復興のシンボルとして作られた巨大学園都市「アカデミア」。そこで学園生活をエンジョイしながらも、どこかなじめない少女「白鳥空」の前に、彼女が夢の中で見た王子様と瓜二つの少年「綾小路京四郎」が現れる。
空は、「絶対天使」と呼ばれる人造生命体を巡って人知れず戦いを繰り広げる京四郎と親しくなっていくが、京四郎のパートナーであるせつなとの間の三角関係や、自分自身もまた人間ではなく絶対天使であったという真相に苦悩を深めていく。苦悩の末、空と京四郎は互いの気持ちを確かなものにしようとするが、空が夢に見た「王子様」の正体であり、京四郎が心の拠り所としてきた兄のカズヤ（綾小路一夜）が、事態を仕組んだ元凶として立ちはだかる。カズヤの計画を阻止し捕われた空を奪還するため、京四郎はかつての敵とも共闘してカズヤに立ち向かうが、二度目の大崩壊を防ぐためには空の犠牲が必要だった。
登場人物
白鳥 空（しらとり くう）
声 - 矢作紗友里
第69学園誠安学園に通う、ごく普通の女子高生。身長155cm。自分には何一つ取り柄がないと思っており、現実を空疎に感じつつ生活している「からっぽ」の少女。人付き合いは嫌いではないが自分に自信がないので、相槌は打つが自分からは積極的には話さない。 天然で、ドジを踏んでしまうことも多々あるが、泣いたり笑ったりと、表情は豊か。
かなり夢見がちな一面があり、自分の心の中の理想像「私の王子様」に頻繁に話しかけ、王子様への手紙を欠かさない。また妄想癖があり、状況を自分の都合によい方向へ解釈し、勝手に盛り上がることが多い。絶対天使との戦いに巻き込まれたことから京四郎らと行動を共にすることになり、彼に「王子様」の姿を重ねて惹かれていくようになるが、戦いの中で自らも人間ではなく、京四郎が滅すべき対象である5体目の絶対天使バスティーユであるという真実を知り苦悩することとなる。せつなと自分のスタイルを比べて落ち込むなど自分を卑下しがちだが、京四郎の前では大胆な行動で迫ることもあった。
綾小路 京四郎（あやのこうじ きょうしろう）
声 - 小西克幸
綾小路家の三男（第4子）で、機動風紀総帥補佐。既に廃校になっているはずの幻の学舎・城塔学園からの転校生として、空の前に現れる。考えごとをする時には常にバイオリンを弾いている。他の兄弟と同様に大崩壊に巻き込まれたが、長兄・カズヤの手で退避カプセルに入れられたため、マナを浴びることなく無傷で生還した。幼少の頃から長兄・カズヤを絶対的かつ盲目的に尊敬しており、空の話す「私の王子様」にカズヤの姿を重ね、それにより空と惹かれあっていく。カズヤの遺志を継ぐべく、中央統合生徒会に与してせつなを含めた絶対天使をすべて回収・破壊すべく行動しているが、空との交流によりその心には揺らぎが生じていく。物語の後半において、自らが生きる規範としてきたカズヤと再会するが、自らの理想像とは程遠かったその本性を知り、苦悩の末にカズヤと対立する道を選ぶ。
少しでも心を許した者には紳士的に穏やかな口調で接するが、逆に気に入らない相手には口調も豹変し、乱暴な態度になる。せつなに対しては冷酷非情な態度を取ることが多かったが、それはカズヤの遺志に従っているためであり根は優しい。漫画版の結末では、心では空を愛しながらせつなと結ばれている。
綾小路姓は『鋼鉄天使くるみ』の綾小路博士から取られたものと思われる。
せつな
声 - 松岡由貴
絶対天使クラウソラス。身長156cm。右腕に絶対天使の紋章を持つ。京四郎の保有する絶対天使で、“夢想の刻のせつな”とも呼ばれる。シルクのような金髪と雪のように白い肌、宝石のように輝く碧い瞳の持ち主。髪には、京四郎から貰ったカズヤの形見の鈴を着けており、その音色によって集中力を高める。京四郎のパートナーとして共に闘い、行動する。京四郎に絶対服従しており、「京四郎はその方がいいの？」「京四郎はそうしたいの？」が口癖。京四郎の喜びが彼女の喜びでもある。
メイドの姿をして何でもテキパキこなす完璧美少女で、空からは「お姫様」と喩えられる。しかしあまり感情を表に出さないものの、本心では京四郎と空が心情的に近づいていることに嫉妬しており、京四郎を不快にさせないため懸命に我慢している。漫画版のエピローグでは転生する空と京四郎の魂を再び巡り会わせるため、京四郎と結ばれ彼の子供を産んでいる。
かおん
声 - 川澄綾子
絶対天使ムラクモ。身長165cm。左腕に絶対天使の紋章を持つ。ミカの保有する絶対天使で、“月の螺旋のかおん”とも呼ばれる。東月封魔女学園の生徒でもある。右耳側に三日月のイヤリングを着けており、それによって集中力を高める。ミカにより基本プログラムの“再調整”を受けており、強度の増強と記憶の書き換えが頻繁に行われている。
エターナル・マナの摂取効率がクラウソラス、バドラスに比べ著しく低いゆえに現在は少し改善されているものの、ひみこ以外の人間から安定してマナを摂取することができず、常にひみこがそばにいる。ひみこにはマナの摂取源としてではなく、彼女にとってミカ以上とも言える特別な愛情を抱いている。ミカの命により空を付けねらうも、失敗。その後“再調整”によって紋章をミカのものに書き換えられ、ひみこに関する記憶をなくしてしまうが、ひみこからの彼女に対する想いのキスで記憶を蘇らせた。
モチーフは『神無月の巫女』の姫宮千歌音。また原作者はかおんとひみこは千歌音と姫子の1年後の姿をイメージしたと語っている。温泉を舞台にしたDVD特典映像ではひみこを愛するあまり若干キャラが壊れていた。
ひみこ
声 - 下屋則子
東月封魔女学園の生徒で、ミカの愛人の1人。しかし、愛されている様子はない。身長160cm。「ひみこ」の名はミカから僕たる証として授けられたものである。本名は、本編の始まる以前、当時の同級生にひどくその名前をからかわれたという過去があり、人前では明かしたがらない。かおんにだけは出逢って間もない頃に恥じらいながらも教えていたが、その後かおんはミカの指示による調整により、ひみこの本名の記憶を完全に消されてしまった。ひみこはかおんにエターナル・マナを安定して供給できる唯一の人物であり、かおんに寄り添い、彼女のことをいつも心配している。引っ込み思案で弱気な性格であるものの、かおんのためなら命を投げ出すことも厭わない。また、彼女に対しては性的なことにも大胆である。かおんとの出逢いは小説で明かされており、その際には雅号として「崇娃（すうけい）」と名乗っていた。初期ではミカの過激な衣装を着て戦うという設定もあった。
モチーフはかおんと同じく、『神無月の巫女』の来栖川姫子。
綾小路 三華（あやのこうじ ミカ）
声 - 田中敦子
綾小路家の長女（第3子）。女王のような美貌とスタイルに加え、知能指数も極めて高い妖艶な才女。東月封魔女学園生徒会長であり、元は中央連合生徒会の絶対天使管理局を率いていたが、思想の違い等を理由として離反、東方生徒会を独立させた。かおんを始め多くの女生徒を支配下においており、強大な権力、人脈を持つ。
大崩壊に巻き込まれた影響で視力が極端に落ちており、左右の瞳の色が違うオッドアイの持ち主である。それゆえ、常に専用のメガネをかけている。
絶対天使の私有化を図り、東月封魔女学園に巨大な絶対天使研究施設を構え、科学的・魔術的見地からそれらを研究。そのためには非合法な手段も辞さなかったため、中央連合生徒会から反逆者として敵視される。しかし彼女の目的は絶対天使の力ではない。それは、かつて大崩壊の中で重傷を負った自分を励まし続けてくれた看護婦の女性、及び少女時代にかけがえのない親友であったとある少女、この二人と同じ面影を持つムラクモを、心と力を兼ね備えた完全な存在に磨きあげることにあった。かおんと空を融合させることでムラクモを最強の絶対天使にすべく、空を手に入れようと狙う。
モチーフは人物でないが、絶対天使の名称と声からかおんやひみこたちと同じく『神無月の巫女』の剣神アメノムラクモと思われる。なお原作者の介錯氏は「ミカは神無月の巫女における残された側の巫女のその後」「残された悲しみのため性質の変化してしまった、この世界の姫子」とBBSでコメントしている。ただし、キャラクターデザインは『神無月の巫女』のオロチ二の首 ミヤコがモチーフになっている。
たるろって
声 - 望月久代
絶対天使バドラス。右太腿に絶対天使の紋章を持つ。ソウジロウの保有する絶対天使で、“仕組まれた遊星のたるろって”とも呼ばれる。外見は幼く、ネコの耳と尻尾のようなものを付けている。ステップを踏みリズムを刻むことで集中力を高める。
常にカリカリ怒っていて好戦的。心の中から沸き上がる怒りをすべての物に向け、無作為に選んだ学園の生徒たちからエターナル・マナを吸い上げてまわる。好物はホットケーキ等の甘いもの。
モチーフは『魔法少女猫たると』のたると＋シャルロッテ。
綾小路 蒼二朗（あやのこうじ ソウジロウ）
声 - 岸祐二
綾小路家の次男。身長215cmの圧倒的な巨躯と、大崩壊によって顔に刻まれた十字の傷が特徴。西フランシス学院生徒会長（現在は休学中）にして西方生徒会連盟代表者の1人で、元・機動風紀総帥。たるろっての契約者で、彼女の保護者的存在でもある。
京四郎の太刀を片手で受け止め、たるろっての攻撃をも受けきる強靭な肉体に加え、頭も切れる。さらに広い心を持つ人格者であり、ジンを初めとした機動風紀からの人望も厚い。趣味は菓子作りで、その腕前は高い。
絶対天使対策のために機動風紀で活動していたが、偶然発見したたるろっての境遇を憂いて、彼女を保護し失踪した。ゆえに京四郎からは「裏切り者」として敵視される。たるろってに何を言われてもどんな仕打ちを受けても行動を共にし、時に彼女の怒りを甘んじて受けとめる温厚な男。
モチーフキャラは（声は違うが）『神無月の巫女』のオロチ参ノ首 ギロチ。
ワルテイシア
声 - 緒方恵美
絶対天使メギンギョルドの魂を構成するエターナル・マナを、カズヤが鋼鉄天使の身体に定着させた存在。“太陽と孤独のワルテイシア”とも呼ばれる。他者の精神に干渉する能力を持つ。
既に破壊され失われたかと思われていたが、アカデミア大学園祭の日、カズヤと共に京四郎らの前にその姿を現した。
モチーフは『円盤皇女ワるきゅーレ』のワルキューレ。
綾小路 一夜（あやのこうじ カズヤ）
声 - 成田剣
綾小路家の長男。真紅の髪に黄金の瞳を持つ美男子。
京四郎にとって「華麗で、強くて、でも優しくて、いつでも笑顔をくれる。そして何があっても必ず勝利する」神話的存在であり、生涯の目標にして壁。オリンピック選手にも匹敵する身体能力と、世界中の科学者の中でも群を抜く知能を誇る天才少年であり、祖父・綾小路霊太郎の天使開発計画にも参加した。空の記憶の中に存在する「私の王子様」の正体でもある。
10年前の大崩壊の際、幼い京四郎をカプセルに退避させ死んだと思われていたが、絶対天使の発したマナを間近で浴びた結果、最も純度の高いマナを身体に秘めた最強の超能力者となって生存していた。アカデミア大学園祭の日、ワルテイシアと共に京四郎の前に再び現れ、最後の敵として立ちはだかる。
モチーフキャラについては明言されていない。
大神 ジン（おおがみ ジン）
声 - 間島淳司
機動風紀七番隊隊長。
良識人であると同時に、京四郎の行動に頭を悩ませられている苦労人。
アニメ版では京四郎に何かと嫌味な態度をとり、鼻持ちならない人物として描かれている。カズヤとの戦いでは京四郎を励ます一面を見せたが、助けたひみこからは礼も言われずに無視されたり、DVDの特典映像では隊員たちと共に死体になると、普段の嫌味さが災いしてか、散々な目にも遭っている。
モチーフは『神無月の巫女』の大神ソウマ。顔つきは同作品のユキヒトにも酷似している。
こずえ
声 - 佐藤利奈
空の幼少時代からの親友。父親の形見であるゴーグルを頭に乗せている。常に空のことを気にかけている。女性同士で接吻を交わす描写のある漫画を持っている。アニメでは姓は「佐藤」となる。
固有名詞
学園都市アカデミア
大崩壊後に完成した、100以上の学区を設ける巨大学園都市。人々が生活する都市機能のすべてを有し、生徒たちが自治を担当することにより、未来を担う若人の勉学、修練の場となっている。
都市内の学園の機能は、所属学園の各生徒会長が議会に参加し、各種方針を決める中央統合生徒会によって管理・統括されている。
自治を生徒に任せたことにより、学級崩壊やいじめなどの諸問題も解決しているため、国中から生徒が集結している。大人たちは教師や設備建設など、内外で隠れてサポートしている。
機動風紀委員
アカデミアを全統治する中央統合生徒会の、風紀＝秩序・自治を護る生徒会の看板的な存在。学園の治安に対してはあらゆる権限を持っている。
十三番隊まで存在すると言われており、超能力（魔術的なものを含む）に特化した部隊から、先進科学に特化した部隊まで存在し、状況により対応部隊、自治区域が変動する。
鋼鉄天使
永遠不滅の生命体を作る研究の中誕生した、プロトタイプとも呼ばれる絶対天使の前身。人工的に創られた機械の肉体に、天使核（エンゼルハート） を入れて構成される。
機械の肉体では本来の天使エネルギーの出力を受け止め切れず崩壊してしまうため、不完全品となってしまった。
絶対天使
天使核（エンゼルハート）を中心に、マナを人間型に圧縮・固定化した不滅の人造生命体。それぞれの絶対天使には、喜怒哀楽の感情をモチーフにした紋章が刻まれている。
一切の不純物を排除した天使エネルギーの結晶体で、人間の意志の力・エターナル・マナをエネルギーに稼動する。このマナを人間から摂取する方法は、対象者とキスをすることであり、ゆえに人間とのキスは絶対天使には必要不可欠な行為である。
体内にはマナ増幅機能が搭載されており、少量のエターナル・マナで高出力を発揮することが可能。これによりマナが尽きぬ限り無限に再生する絶対輪廻、旧約天使形態を利用し、物理法則を無視した移動を可能とする絶対転移、高密度エネルギーによりあらゆる物質を破壊する絶対殲滅などの、様々な超常能力を持つ。また絶対天使個人の感情・意思により、その力は増減することも確認されている。
大崩壊
物語開始から10年前、綾小路霊太郎の率いていた研究所にて、絶対天使のエターナル・マナが暴走し発生した惨劇。天には4つに分かれた絶対天使が流星のように弾け、日本全土には紅いマナの残滓が7日7晩雪のように降ったとされたことから、「熱い雪の7日間」とも呼ばれる。
爆心地を中心に、関東の大半と、中部地方・東海地方は完全に壊滅し、全世界の機能を停止させる大惨事となった。この大崩壊によって発生した爆発跡地は、形状が巨人の形に見えるため、関東ネフェリム平野と呼ばれている。
大崩壊によって周囲に降り注いだマナは、多くの人間を死に至らしめた。しかしごく一部にはそれを乗り越え、強靭な生命力と人を超えた特殊能力を身につけた超能力者（ハロー）となって生存した者も存在する。それらの超能力者の身体のどこかには、天使の眷族の証である羽の形のアザが刻まれている。
登場絶対天使
絶対天使クラウソラス
せつなの旧約天使形態。「剣の右手」とも呼ばれ、「臨拳」の召喚名称を持つ。人型・右腕形態を模し、京四郎の愛馬・ユニコーンと合体することで突貫（ライジングユニコーン）形態にも変形可能。
絶対天使バドラス
たるろっての旧約天使形態で女性的なフォルムが特徴。「足の剣（剣の右脚、双脚、両足の剣等）」とも呼ばれ、「装脚」の召喚名称を持つ。人型・双脚形態を模す。
絶対天使ムラクモ
かおんの旧約天使形態。「剣の左手」とも呼ばれ、「抜刀」の召喚名称を持つ。人型・左腕・槍にも似た刀の形態を模す。
ミカの度重なる“再調整”の結果、強制的に常にパワー全開の状態で戦うことが可能となっている。
絶対天使メギンギョルド
ワルテイシアの旧約天使形態で女性的なフォルムが特徴。人型・胴体形態を模す。
既に破壊され失われたと思われていたが、魂と肉体の2つに分かれてこの世に在り続けていた。
絶対天使バスティーユ
空の旧約天使形態。
書誌情報
単行本は富士見書房より発売されている。全3巻。
京四郎と永遠の空1 2006年10月28日初版発行 ISBN 4-04-712469-9
京四郎と永遠の空2 2006年12月28日初版発行 ISBN 4-04-712477-X
京四郎と永遠の空3 2007年8月9日初版発行 ISBN 978-4-04-712506-3
テレビアニメ
2007年1月から3月にかけて放送された。全12話。
スタッフ
原作 - 介錯（富士見書房「月刊ドラゴンエイジ」連載）
監督 - 柳沢テツヤ
シリーズ構成 - 植竹須美男
キャラクターデザイン・総作画監督 - 藤井まき
デザインワークス - まさひろ山根
プロップデザイン - 宮豊
美術監督 - 飯島寿治
色彩設計 - 日比野仁、渡辺康子
撮影監督 - 沢直人
編集 - 櫻井崇
音楽 - 窪田ミナ
音響監督 - 岩浪美和
プロデューサー - 武智恒雄、川瀬浩平、紅谷佳和、納谷僚介、中川忍
制作プロデューサー - 吉田勇樹
アニメーション制作 - ティー・エヌ・ケー
製作 - 『京四郎と永遠の空』製作委員会（東芝エンタテインメント、クロックワークス、ジェネオン エンタテインメント、AT-X、STUDIO MAUSU、ティー・エヌ・ケー）
主題歌
オープニングテーマ「クロス＊ハート」
作詞・作曲 - rino / 編曲 - 海星響 / 歌 - CooRie
エンディングテーマ「微睡みの楽園」
作詞 - こだまさおり / 作曲・編曲 - 小高光太郎 / 歌 - Ceui
경시로와 영원의 하늘
제69 학원성안학원에 다닌다, 극히 보통 여고생.신장 155cm.자신에게는 무엇하나 쓸모가 없다고 생각해, 현실을 공허하게 느끼면서 생활하고 있는 「인가들 」의 소녀.교제는 싫지 않지만 자신에게 자신이 없기 때문에, 맞장구는 치지만 자신에게서는 적극적으로는 이야기하지 않는다. 천연으로, 드지를 밟아 버리는 일도 많이 있지만, 울거나 웃거나와 표정은 풍부. 아야노코지 경시로(아야의 누룩 오늘 알자) 소리 - 카와스미 아야코 아야노코지 3화(무늬의 누룩 미카)
「경시로와 영원의 하늘」(교사 깔때기와 원의 하늘)은, 시중에 의한 만화 작품.「월간 드래곤 에이지」에서 2006년 5월호에서 2007년 7월호까지 연재되었다.또, 2007년 1월부터 2007년 3월까지 텔레비젼 애니메이션판이 방송되었다.
개요
대재해의 재해지 우에에 양성해진 거대 학원 도시를 무대에, 연애나 메카 액션을 포함시킨 환타지 작품.상상상의 왕자님을 동경하면서도 자신도 모르는 출자의 비밀을 안은 소녀와 초상의 싸움을 펼치는 소년, 그 파트너인 소녀의 삼각 관계를 중심으로 그린다.작자인 시중은 작품의 주제에 대해서, 사랑 하는 등장 인물들의 「때에는 잔혹하고, 가끔 꿈과 같은」여러가지 형태의 연애를 그리는 것이다라고 말하고 있다.
「역대 작품의 인기 캐릭터가 총출동연 하는, 시중 작품의 집대성」이라고도 이름을 붙여지고 있도록(듯이), 서브 캐릭터의 상당수는 「10월의 무녀」 등, 원작자인 시중의 다른 만화 작품의 캐릭터들이 모티프가 되고 있어 애니메이션판의 캐스팅에 대해서도 담당 성우의 공통화가 도모해지고 있다.또, 설정의 크로스오버도 행해지고 있어 극중에도 「강철 천사」 등 과거의 시중 작품에 관계한 단어가 등장하는 등, 총결산적인 요소도 많은 작품이다고도 평 된다.
개요
오쿠즈레괴로부터 10년이 지나, 부흥의 심볼로서 만들어진 거대 학원 도시 「학구생활」.거기서 학원 생활을 즐기면서도, 어딘가 친숙해질 수 없는 소녀 「백조하늘」의 앞에, 그녀가 꿈 속에서 본 왕자님과 쏙 빼닮다의 소년 「아야노코지 경시로」가 나타난다.
하늘은, 「절대 천사」라고 불리는 인조 생명체를 둘러싸 몰래 싸움을 펼치는 경시로와 친하게 되어 가지만, 경시로의 파트너인 찰나와의 사이의 삼각 관계나, 자기 자신도 또 인간은 아니고 절대 천사였다고 하는 진상에 고뇌가 깊어져 간다.고뇌의 끝, 하늘과 경시로는 서로의 기분을 확실한 것으로 하려고 하지만, 하늘이 꿈에 본 「왕자님」의 정체이며, 경시로가 마음의 의지로서 온 형(오빠)의 카즈야(아야노코지 하룻밤)가, 사태를 짠 원흉으로서 가로막는다.카즈야의 계획을 저지해 잡힌 하늘을 탈환하기 위해(때문에), 경시로는 한 때의 적과도 공투 해 카즈야로 향하지만, 두번째의 오쿠즈레괴를 막기 위해서는 하늘의 희생이 필요했다.
등장 인물
백조하늘(해들 잡아 먹는다)
소리 - 야하기사우리
꽤 꿈꾸기 십상인 일면이 있어, 자신의 마음 속의 이상상 「 나의 왕자님」에게 빈번히 말을 건네 왕자님에게의 편지를 빠뜨리지 않는다.또 망상버릇이 있어, 상황을 자신의 형편에 좋을 방향에 해석해, 마음대로 분위기가 사는 것이 많다.절대 천사와의 싸움에 말려 들어간 것으로부터 경시로등과 행동을 같이 하게 되어, 그에게 「왕자님」의 모습을 거듭해 야그라고 가게 되지만, 싸움 중(안)에서 스스로도 인간이 아니고, 경시로가 멸해야 할 대상인 5체목의 절대 천사 바스티유이다고 하는 진실을 알아 고뇌하게 된다.찰나와 자신의 스타일을 비교해 침체하는 등 자신을 비하 하기 쉽상이지만, 경시로의 전에서는 대담한 행동으로 강요하기도 했다.
소리 - 코니시극행
아야노코지 가의 삼남( 제4자)으로, 기동 풍기 총수 보좌.이미 폐교가 되어 있어야할 환상의 학교·성탑학원으로부터의 전학생으로서 하늘의 앞에 나타난다.생각을 할 때에는 항상 바이올린을 연주하고 있다.다른 형제와 같게 오쿠즈레괴에 말려 들어갔지만, 맏형·카즈야의 손으로 퇴피 캅셀에 넣어졌기 때문에, 마나를 받는 일 없이 상처가 없고 생환했다.유소의 무렵부터 맏형·카즈야를 절대적이고 맹목적으로 존경하고 있어, 하늘이 이야기하는 「 나의 왕자님」에게 카즈야의 모습을 거듭해 그것에 의해 하늘과 야그 있어 간다.카즈야의 유지를 이을 수 있도록, 중앙 통합 생도회에 여 하고 찰나를 포함한 절대 천사를 모두 회수·파괴하기 위하여 행동하고 있지만, 하늘과의 교류에 의해 그 마음에는 요동이 생겨 간다.이야기의 후반에 있고, 스스로가 사는 규범으로서 온 카즈야와 재회하지만, 스스로의 이상상과는 멀었다 그 본성을 알아, 고뇌의 끝에 카즈야와 대립하는 길을 선택한다.
조금이라도 방심한 사람에게는 신사적으로 온화한 어조로 접하지만, 반대로 마음에 들지 않는 상대에게는 어조도 표변해, 난폭한 태도가 된다.찰나에 대해서는 냉혹 비정한 태도를 취하는 것이 많았지만, 그것은 카즈야의 유지에 따라서 있기 때문에 있어 뿌리는 상냥하다.만화판의 결말에서는, 마음에서는 하늘을 사랑하면서 찰나와 연결되고 있다.
아야노코지 성은 「강철 천사 호두」의 아야노코지 박사로부터 놓친 것이라고 생각된다.
찰나
소리 - 마츠오카 유키
절대 천사 곳간 거짓말 라스.신장 156cm.오른 팔에 절대 천사의 문장을 가진다.경시로의 보유하는 절대 천사로, “몽상의 각 태워 개인”이라고도 불린다.실크와 같은 금발과 눈과 같이 흰 피부, 보석과 같이 빛나는 푸른 눈동자의 소유자.머리카락에는, 경시로로부터 받은 카즈야의 기념품의 령을 대고 있어 그 음색에 의해서 집중력을 높인다.경시로의 파트너로서 모두 싸워, 행동한다.경시로에 절대 복종하고 있어, 「경시로는 그 쪽이 좋은거야？」 「경시로는 그러한 있어의？」(이)가 말버릇.경시로의 기쁨이 그녀의 기쁨이기도 하다.
메이드의 모습을 해 뭐든지 테키파키 해내는 완벽 미소녀로, 하늘에서는 「공주님」이라고 비유할 수 있다.그러나 별로 감정을 겉(표)에 내지 않기는 하지만, 본심에서는 경시로와 하늘이 심정적으로 가까워지고 있는 것에 질투하고 있어, 경시로를 불쾌하게 시키지 않기 때문에 열심히 참고 있다.만화판의 에필로그에서는 전생 하는 하늘과 경시로의 영혼을 다시 둘러싸 대면시키기 위해, 경시로와 연결되어 그의 자식을 낳고 있다.
화음
절대 천사 무라크모.신장 165cm.왼팔에 절대 천사의 문장을 가진다.미카의 보유하는 절대 천사로, “달의 나선의 화음”이라고도 불린다.동월 봉마녀 학원의 학생이기도 하다.우이측에 초승달의 이어링을 대고 있어 거기에 따라 집중력을 높인다.미카에 의해 기본 프로그램의“재조정”을 받고 있어 강도의 증강과 기억의 개서가 빈번히 행해지고 있다.
에터널·마나의 섭취 효율이 곳간 거짓말 라스, 바드라스에 비해 현저하게 낮은이기 때문에 현재는 조금 개선되고 있지만, 히 봐 개 이외의 인간으로부터 안정되어 마나를 섭취하지 못하고, 항상 히 봐 고화 곁에 있다.히 봐 와에는 마나의 섭취원으로서가 아니고, 그녀에게 있어서 미카 이상이라고도 말할 수 있는 특별한 애정을 안고 있다.미카의 생명에 의해 하늘을 붙여 겨냥하는 것도, 실패.그 후 “재조정”에 의해서 문장을 미카의 것에 고쳐 쓸 수 있어 히 봐 와에 관한 기억을 없애 버리지만, 히 봐 옛 노래등의 그녀에 대한 구상의 키스로 기억을 소생하게 했다.
모티프는 「10월의 무녀」의 히메미야천가음.또 원작자는 화음과 히 봐 개는 천가음과 히메고의 1년 후의 모습을 이미지 했다고 말하고 있다.온천을 무대로 한 DVD 특전 영상에서는 히 봐 개를 사랑한 나머지 약간 캐릭터가 망가져 있었다.
히 봐 와
소리 - 달개집 노리코
동월 봉마녀 학원의 학생으로, 미카의 애인의 1명.그러나, 사랑받고 있는 모습은 없다.신장 160cm.「히 봐 개」의 이름은 미카로부터 나인 증거로 삼아 하사할 수 있던 것이다.본명은, 본편이 시작되기 이전, 당시의 동급생에게 몹시 그 이름을 조롱당했다고 하는 과거가 있어, 남의 앞에서는 밝혔지만들 없다.화음에 만은 만나 얼마 되지 않은 무렵에 부끄러워하면서도 가르치고 있었지만, 그 후나 은혜는 미카의 지시에 의한 조정에 의해, 히 봐 이 본명의 기억을 완전하게 지워져 버렸다.히 봐 개는 화음에 에터널·마나를 안정되어 공급할 수 있는 유일한 인물이며, 화음에 동행해, 그녀를 언제나 걱정하고 있다.인포함 사안으로 무기력인 성격이지만, 화음을 위해서라면 생명을 내던지는 일도 싫어하지 않는다.또, 그녀에 대해서는 성적인 일에도 대담하다.화음과의 출봉 있어는 소설로 밝혀지고 있어 그 때에는 필명으로서 「숭왜(숭경)」라고 자칭하고 있었다.초기로는 미카의 과격한 의상을 입어 싸운다고 하는 설정도 있었다.
모티프는 화음과 같이, 「10월의 무녀」의 와 서천히메고.
소리 - 다나카 아쓰시자
아야노코지 가의 장녀( 제3자).여왕과 같은 미모와 스타일에 가세해 지능지수도 지극히 높은 요염한 재녀.동월 봉마녀 학원 생도회장이며, 원래는 중앙 연합 생도회의 절대 천사 관리국을 인솔하고 있었지만, 사상의 차이등을 이유로서 배반, 동방 생도회를 독립시켰다.화음을 시작해 많은 여학생을 지배하에 있고 있어 강대한 권력, 인맥을 가진다.
오쿠즈레괴에 말려 들어간 영향으로 시력이 극단적으로 떨어지고 있어 좌우의 눈동자의 색이 다른 옷드아이의 소유자이다.그러므로, 항상 전용의 안경을 쓰고 있다.
절대 천사의 사유화를 도모해, 동월 봉마녀 학원에 거대한 절대 천사 연구 시설을 지어 과학적·마술적 견지로부터 그것들을 연구.그러기 위해서는 비합법적 수단도 불사했기 때문에, 중앙 연합 생도회로부터 반역자로서 적대시된다.그러나 그녀의 목적은 절대 천사의 힘은 아니다.그것은, 일찌기 오쿠즈레괴 중(안)에서 중상을 입은 자신을 계속 격려해 준 간호사의 여성, 및 소녀 시대에 둘도 없는 친구였다고 있는 소녀, 이 두 명과 같은 모습을 가지는 무라크모를, 마음과 힘을 겸비한 완전한 존재에 닦는 것에 있었다.화음과 하늘을 융합시키는 것으로 무라크모를 최강의 절대 천사에 방법구, 하늘을 손에 넣으려고 노린다.
모티프는 인물이 아니지만, 절대 천사의 명칭과 소리때문인지 은혜나 히 봐 아이들과 같이 「10월의 무녀」의 검신아메놈라크모라고 생각된다.또한 원작자의 시중씨는 「미카는 10월의 무녀에 있어서의 남겨진 측의 무녀의 그 후 」 「남겨진 슬픔이기 때문에 성질의 변화해 버린, 이 세계의 히메고」라고 BBS로 코멘트하고 있다.다만, 캐릭터 디자인은 「10월의 무녀」의 오로치2의 목미야코가 모티프가 되어 있다.
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소리 - 모치즈키 쿠시로
절대 천사 바드라스.우태퇴에 절대 천사의 문장을 가진다.소우지로우의 보유하는 절대 천사로, “짜진 유성는”이라고도 불린다.외관은 어리고, 고양이의 귀와 꼬리와 같은 것을 붙이고 있다.스텝을 밟아 리듬을 새기는 것으로 집중력을 높인다.
항상 칼리 칼리 화나 있어 호전적.마음 속으로부터 끓어오르는 분노를 모든 물건을 향해서 무작위로 선택한 학원의 학생들로부터 에터널·마나를 빨아 올려 돈다.좋아하는 것은 핫케葯樗