鉄道話


鉄道
2014年12月19日(金) 15時23分
JR各社、来年3月14日ダイヤ改正の概要を発表…寝台特急『北斗星』は臨時化

JR各社は来年3月14日に実施するダイヤ改正の概要を発表。北陸新幹線長野~金沢間が延伸開業する。写真は北陸新幹線『かがやき』『はくたか』などに投入されるE7系。
JR各社は来年3月14日に実施するダイヤ改正の概要を発表。北陸新幹線長野~金沢間が延伸開業する。写真は北陸新幹線『かがやき』『はくたか』などに投入されるE7系。

 JR各社は12月19日、北陸新幹線の延伸開業や上野東京ラインの運行開始などに伴うダイヤ改正(2015年3月14日)の概要を正式に発表した。

 現在は高崎~長野間が「長野新幹線」として運行されている北陸新幹線は、ダイヤ改正にあわせて長野~金沢間が延伸開業する。これに伴い『かがやき』『はくたか』『つるぎ』が新たに運転を開始する。
 『かがやき』は停車駅を絞ったタイプで、朝夕を中心に1日10往復運行。上野・大宮・長野・富山各駅に停車するが、上野駅は一部通過する。所要時間は最短2時間28分で、現在の上越新幹線と在来線特急『はくたか』の乗継ぎルートに比べ、東京~富山間が1時間3分、東京~金沢間が1時間19分、それぞれ短縮される。
 初発は東京6時16分発~金沢8時46分着の『かがやき501号』と金沢6時00分発~東京8時32分着の『かがやき500号』で、終発は東京発21時04分発~金沢23時35分着の『かがやき519号』と金沢21時00分発~金沢23時32分着の『かがやき518号』になる。このほか、6月末まで臨時『かがやき』を3往復程度運転し、このうち1往復は新高岡駅にも停車する。
 停車駅が多い『はくたか』は毎時1本程度とし、東京~金沢間で14往復、長野~金沢間で1往復運転する。途中停車駅は熊谷駅と本庄早稲田駅を除く各駅だが、高崎・安中榛名・軽井沢・佐久平・上田・飯山各駅も一部通過する。最短所要時間は東京~金沢間で2時間50分、長野~金沢間で1時間27分になる。
 金沢駅で関西・中京方面からの在来線特急に接続するシャトルタイプの『つるぎ』は、富山~金沢間で1日18往復運転。所要時間は最短22分で、途中の新高岡駅には全ての列車が停車する。東京~長野間で現在運転されている『あさま』は16往復に。途中の各駅に停車するが、熊谷・本庄早稲田・安中榛名各駅は一部通過する。

 上越新幹線では、首都圏~北陸間の移動需要が同線(越後湯沢乗継ぎ)から北陸新幹線に移るため、東京~新潟間の『とき』を1往復減便。東京~越後湯沢間の『たにがわ』も7往復程度減らす。区間別の運行本数は、東京~高崎間が『とき』26往復と『たにがわ』12往復、高崎~越後湯沢間が『とき』26往復と『たにがわ』9往復、越後湯沢~新潟間が『とき』27往復になる。

 東海道新幹線では、N700AとN700系改造車の最高速度を現在の270km/hから285km/hに引き上げる。これに伴い、早朝・深夜の『のぞみ』の定期7本・臨時1本と、日中時間帯の上下毎時1本の『のぞみ』29本の所要時間を3分短縮。このうち早朝・深夜の定期3本・臨時1本は東京~新大阪間を最短2時間22分で運転する。

 都市間を結ぶ在来線の特急列車は、北信越地方を中心に運行体系を大幅に変更する。越後湯沢~金沢・福井・和倉温泉間を北越急行ほくほく線経由で結ぶ特急『はくたか』と、新潟~金沢間の特急『北越』などは、北陸新幹線の開業に伴い廃止する。

 関西圏と北陸方面を結ぶ特急『サンダーバード』は、金沢~富山・魚津間の運行を取りやめ、運転区間を大阪~金沢・和倉温泉間に変更する。中京圏と北陸方面を結ぶ特急『しらさぎ』の運転区間も名古屋・米原~金沢間に変更し、金沢以東への運転を取りやめる。特急『おはようエクスプレス』『おやすみエクスプレス』は、いずれも運転区間を福井~金沢間にする。

 一方、新潟~上越妙高・新井間では特急『しらゆき』5往復を新設。金沢~和倉温泉間を結ぶ特急『能登かがり火』5往復と、福井~金沢間を結ぶ特急『ダイナスター』3往復も新たに運転される。

 首都圏では、東京~上野間に増設した線路(東北縦貫線)を使用する上野東京ラインが運行を開始。宇都宮線・高崎線と東海道線が相互に乗り入れて直通し、常磐線も品川駅まで乗り入れる。朝ラッシュ時の7~10時頃は、宇都宮線南行の全20本中13本、高崎線南行の全21本中13本が東海道線に直通。平均所要時間は大宮~東京間が現在より9分短い36分、大宮~品川間が10分短い46分になる。

 また、上野発着の常磐線特急も全74本中44本が品川発着に変更され、列車名は速達タイプを現在の『スーパーひたち』から『ひたち』に、停車駅が多いタイプを『フレッシュひたち』から『ときわ』に変更する。平均所要時間は品川~水戸間が現在より13分短い1時間23分、東京~水戸間が11分短い1時間14分になる。

 夜行列車は、上野~札幌間を結ぶ寝台特急『北斗星』が北海道新幹線の部分開業(2015年度末)に向けた試験の実施や車両の老朽化などに伴い、定期列車としての運転を終了。8月下旬頃までは臨時列車として運転する。上野~札幌間の臨時寝台特急『カシオペア』と青森~札幌間の急行『はまなす』は引き続き運転されるが、大阪~札幌間の臨時寝台特急『トワイライトエクスプレス』はダイヤ改正と同時期の廃止が今年5月に発表されている。

 『北斗星』の臨時列車化により、「ブルートレイン」と呼ばれる青色の寝台客車を使用した特急列車の定期運転が消滅する。定期運転の夜行列車は『はまなす』のほか、東京~出雲市・高松間を結ぶ電車寝台特急『サンライズ出雲』『サンライズ瀬戸』のみとなる。
《草町義和》

施設がほぼ完成した北陸新幹線の高架橋。現在はJR東西2社による訓練運転が行われている。
施設がほぼ完成した北陸新幹線の高架橋。現在はJR東西2社による訓練運転が行われている。

東海道新幹線では最高速度を向上。N700AとN700系改造車の営業速度を現在より15km/h速い285km/hにする。
東海道新幹線では最高速度を向上。N700AとN700系改造車の営業速度を現在より15km/h速い285km/hにする。

現在の東京~北陸間は上越新幹線と在来線特急『はくたか』(写真)で結ばれている。北陸新幹線の開業により所要時間は1時間以上短縮され、在来線特急『はくたか』も廃止される。
現在の東京~北陸間は上越新幹線と在来線特急『はくたか』(写真)で結ばれている。北陸新幹線の開業により所要時間は1時間以上短縮され、在来線特急『はくたか』も廃止される。

新潟~金沢間で運転されている特急『北越』も廃止されるが、新潟~上越妙高間を結ぶ特急『しらゆき』などが新たに設定される。
新潟~金沢間で運転されている特急『北越』も廃止されるが、新潟~上越妙高間を結ぶ特急『しらゆき』などが新たに設定される。

新潟地区の在来線でも運行体系を大幅に変更する。画像は新潟~上越妙高・新井間で運転を開始する特急『しらゆき』(E653系1100番台)のイメージ。
新潟地区の在来線でも運行体系を大幅に変更する。画像は新潟~上越妙高・新井間で運転を開始する特急『しらゆき』(E653系1100番台)のイメージ。

関西・中京方面と北陸方面を結ぶ在来線特急は原則として金沢以東への運転を取りやめる。写真は金沢駅で発車を待つ名古屋行きの特急『しらさぎ』。
関西・中京方面と北陸方面を結ぶ在来線特急は原則として金沢以東への運転を取りやめる。写真は金沢駅で発車を待つ名古屋行きの特急『しらさぎ』。

北陸新幹線延伸開業後の北陸地区の在来線特急列車運行体系。金沢駅で新幹線との接続を図る形に整理される。
北陸新幹線延伸開業後の北陸地区の在来線特急列車運行体系。金沢駅で新幹線との接続を図る形に整理される。

上野~札幌間を結ぶ寝台特急『北斗星』。来年3月のダイヤ改正で定期運転を終了することが決まった。
上野~札幌間を結ぶ寝台特急『北斗星』。来年3月のダイヤ改正で定期運転を終了することが決まった。

上野~札幌間の臨時寝台特急『カシオペア』は来年3月のダイヤ改正後も運転される。
上野~札幌間の臨時寝台特急『カシオペア』は来年3月のダイヤ改正後も運転される。

東京~上野間を結ぶ上野東京ラインも運転を開始。東海道線と宇都宮線・高崎線の相互直通運転を行うほか、常磐線も品川駅まで乗り入れる。
東京~上野間を結ぶ上野東京ラインも運転を開始。東海道線と宇都宮線・高崎線の相互直通運転を行うほか、常磐線も品川駅まで乗り入れる。

上野発着で運転されている常磐線の特急列車は、上野東京ラインの運行開始に伴い大半が品川発着に。列車名は上野発着便も含め『ひたち』『ときわ』に統一される。
上野発着で運転されている常磐線の特急列車は、上野東京ラインの運行開始に伴い大半が品川発着に。列車名は上野発着便も含め『ひたち』『ときわ』に統一される。


鉄道
2014年12月17日(水) 12時50分
国交相、北陸新幹線延伸区間の特急料金を認可

国土交通大臣は12月17日、JR東日本とJR西日本の2社が申請していた北陸新幹線長野~金沢間の特急料金を認可した。あわせて鉄道事業法に基づく鉄道施設完成検査の合格書も交付した。

今回認可されたのは普通車自由席・立席特急料金の上限。主な区間の料金の上限は東京~上越妙高間(営業キロ281.9km)が3680円、東京~富山間(391.9km)が5730円、東京~金沢間(450.5km)が6260円、長野~金沢間(228.1km)が4440円になる。

特急料金以外の各種料金や運賃を加えた場合の合計額(大人・普通車指定席・通常期)は、東京~上越妙高間が9280円(運賃5080円・料金4200円)、東京~富山間が1万2730円(運賃6480円・料金6250円)、東京~金沢間が1万4120円(運賃7340円・料金6780円)。現在の上越新幹線と在来線特急『はくたか』(越後湯沢乗換え)のルートは東京~金沢間が1万3050円(運賃7770円・料金5280円)で、それより1070円高い。

北陸新幹線は1997年に高崎~長野間117.4kmが「長野新幹線」として開業し、長野~金沢間が2015年3月14日に延伸開業する。工事延長は231.1kmで、このうちトンネルが全体の約44%を占める103.1km。最も長いトンネルは飯山~上越妙高間の飯山トンネル(22.3km)になる。

延伸開業後の1日の運転本数は、速達タイプの『かがやき』が東京~金沢間10往復で、各駅タイプの『はくたか』は東京~金沢間で14往復、長野~金沢間で1往復が運転される。このほか、富山~金沢間を結ぶシャトルタイプの『つるぎ』も18往復運転される。

所要時間は東京~富山間が現在の上越新幹線~『はくたか』ルートより1時間3分短い2時間8分、東京~金沢間では1時間19分短い2時間28分になる。
《草町義和》


鉄道
2014年12月15日(月) 07時00分
幻の「京浜急行線」高架橋、解体工事始まる

JR線の田町~品川間では車両基地の集約に伴い創出された敷地を活用する再開発計画が進行中。幻の「京浜急行線」唯一の遺構だった高架橋の撤去工事が始まった。
JR線の田町~品川間では車両基地の集約に伴い創出された敷地を活用する再開発計画が進行中。幻の「京浜急行線」唯一の遺構だった高架橋の撤去工事が始まった。

戦前に計画されたものの実現しなかった「京浜急行線」の遺構として知られる、田町~品川間(東京都港区)の高架橋の解体工事が始まった。既に田町方の構造物が撤去されている。

京浜急行線は、現在の京浜東北線快速電車に相当する速達運行系統。東京~品川間は戦前に在来線の線路を6本敷くことが計画され、東側の2本を東海道線が使用。西側の4線は外側2線を山手線と京浜緩行線(現在の京浜東北線各駅停車)が共用し、内側2線は横須賀線と京浜急行線が共用する計画になっていた。しかし、戦時中の資材不足で工事は中断。戦後は山手線と京浜東北線の走行線路を分離するための計画に変更され、京浜急行線の計画は幻に終わった。

戦前に建設された京浜急行線用の施設のうち、浜松町~田町間に残っていたコンクリートボックス橋は東海道新幹線の建設時に撤去された。一方、田町~品川間に建設された高架橋は、鉄道線路として使われることなく放置されていたが、このほど同区間の再開発計画に伴い解体工事が始まった。12月14日の時点では、田町方が3分の1ほど撤去されている。
《草町義和》

2013年9月の高架橋。この頃は桁下の空間を仕切る壁が残っていた。
2013年9月の高架橋。この頃は桁下の空間を仕切る壁が残っていた。

今年6月の高架橋。桁下の空間を仕切る壁が撤去された。
今年6月の高架橋。桁下の空間を仕切る壁が撤去された。

12月14日時点の高架橋。田町方が3分の1ほど撤去されている。
12月14日時点の高架橋。田町方が3分の1ほど撤去されている。


プレスリリース
2014.12.19
「青春18きっぷ」の発売および北陸新幹線開業に伴う「フルムーン夫婦グリーンパス」などのおトクなきっぷのお取扱いについて

1 発売期間とご利用期間
 〔春季〕・発売期間:平成27年2月20日~平成27年3月31日
  ・利用期間:平成27年3月 1日~平成27年4月10日
 〔夏季〕・発売期間:平成27年7月 1日~平成27年8月31日
  ・利用期間:平成27年7月20日~平成27年9月10日
 〔冬季〕・発売期間:平成27年12月 1日~平成27年12月31日
  ・利用期間:平成27年12月10日~平成28年1月10日

2 おねだん
  11,850 円(おとな・こども同額)


別紙2

 平成27年3月14日北陸新幹線(長野~金沢間)の開業に伴い、信越本線の長野~直江津間、
北陸本線の直江津~金沢間が「しなの鉄道」「えちごトキめき鉄道」「あいの風とやま鉄道」
「IRいしかわ鉄道」に経営移管されます。これに伴い、「フルムーン夫婦グリーンパス」な
どJRグループで発売しているおトクなきっぷのお取扱いの一部が変更となりますのでご注意
ください。

1 「青春18きっぷ」
経営移管される長野~金沢間(「しなの鉄道」「えちごトキめき鉄道」「あいの風とやま
鉄道」「IRいしかわ鉄道」)はご利用になれません。各鉄道会社線をご利用の場合には別
途、ご利用になる区間に有効な乗車券類が必要となります。

➢ 氷見線・城端線・七尾線をご利用の場合、「あいの風とやま鉄道」「IRいしかわ鉄道」
の次の区間は、特例として、同区間を下車することなく普通・快速列車(普通車自由席)によ
り通過利用する場合に限り「青春18きっぷ」のみでご利用いただけます。

◆ 特例として、通過利用する場合に限りご利用いただける会社線および下車可能駅
 鉄道会社       通過利用可能区間  下車可能駅     利用可能列車
 あいの風とやま鉄道 富山~高岡間   富山駅・高岡駅   普通・快速列車(普通車自由席)
 IRいしかわ鉄道   金沢~津幡間   金沢駅・津幡駅
   普通・快速列車(普通車自由席)

※ 下車可能駅以外の駅で下車した場合は、別に乗車区間の運賃が必要です。
例 富山駅から高岡駅を経由して氷見線氷見駅へ向かう場合
 ① 富山駅から氷見駅まで下車せず旅行する場合
  「富山~高岡」間の「あいの風とやま鉄道」の運賃は不要です。
 ② 富山駅から小杉駅で一旦下車して、氷見駅まで旅行する場合
  「富山~小杉」間と「小杉~高岡」間の「あいの風とやま鉄道」の運賃が必要です。

http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/141219-2.pdf

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青春18きっぷの利用可能区間・・・どんどん虫食いになっていくなぁ。
( ´-д-)

これで北海道新幹線が開業したら、
三セクに移管される木古内~五稜郭間も対象外になるんだろうか。
となると、津軽海峡線の特例も、新幹線には引き継がれないのかな。
どんどん使いづらくなるねぇ。
もう廃止か?
( ´-д-)

~ 以上 ~

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(おまけ)
画像のバスにひしゃげたHマークが付いてるんだけど、
安全性は大丈夫なのか?
(;´・д・)p


自動車 ビジネス

2014年12月19日(金) 11時22分
東急、ベトナムで路線バスの運行を開始…愛称は「風」

ベカメックス東急バスが運行する「KAZE SHUTTLE」。ビンズン省の旧省都市街地と新都市を結ぶ。
ベカメックス東急バスが運行する「KAZE SHUTTLE」。ビンズン省の旧省都市街地と新都市を結ぶ。

ベカメックス東急バスは12月19日、ベトナムのビンズン省で路線バスを本格開業する。同社と東京急行電鉄(東急)、ベカメックス東急が12月18日、発表した。東急が多摩田園都市で蓄積してきた「交通インフラを含む街づくりのノウハウ」を活用する。
ビンズン省はベトナム南部の都市・ホーチミンの北に位置する省。ビンズン省の新たな中心地となるビンズン新都市では、東急とベトナムの開発業者の合弁により2012年3月に設立されたメガデックス東急が、住宅や商業・業務施設で構成される「TOKYU BINH DUONG GARDEN CITY」の開発を進めている。
今年2月には、ビンズン省の庁舎が旧省都のトゥーヤモットから新省都のビンズン新都市に移転した。これに伴いベカメックス東急は、全額出資子会社のベカメックス東急バスを4月に設立。新庁舎に勤務する公務員や来庁者、新都市内の住民の通勤・移動手段として路線バスを運行するにした。
運行区間はベカメックスタワー(トゥーヤモット)~新都市行政センター~新都市グエンクエン学校~東部国際大学間の22.1km。ベカメックスタワー~新都市行政センター間の所要時間は31分になる。運行本数はベカメックスタワー~東部国際大学系統が50本、ベカメックスタワー~新都市グエンクエン学校系統が10本で、朝夕は10~20分間隔、日中は30分間隔で運行する。
3社の発表では「バス停に掲出した時刻表に基づく定時運行や、安全・快適な車両の導入、お客さまへの丁寧な接客案内など、日本のノウハウを活用した新たな交通システムの整備」を図るとしている。また、12月18日にはトゥーヤモットとビンズン新都市を結ぶファン・ゴッグ・タ道路の拡幅工事が完成。約6.5kmに及ぶ同道路にはビンズン省初のバス優先レーンが設けられ、定時性や利便性の向上が図られるという。
路線愛称は「KAZE SHUTTLE」。「KAZE」は日本語の「風」をローマ字表記としたもので、「新都市に新たな価値を生み出す、風のように軽やかでどこまでも突き抜け、ベトナムの人々に愛される公共交通機関でありたいという願い」を込めた。
《編集部》

http://response.jp/article/2014/12/19/239980.html

来春のダイ改と18きっぷ。


鉄道
2014年12月19日(金) 15時23分
JR各社、来年3月14日ダイヤ改正の概要を発表…寝台特急『北斗星』は臨時化

JR各社は来年3月14日に実施するダイヤ改正の概要を発表。北陸新幹線長野~金沢間が延伸開業する。写真は北陸新幹線『かがやき』『はくたか』などに投入されるE7系。
JR各社は来年3月14日に実施するダイヤ改正の概要を発表。北陸新幹線長野~金沢間が延伸開業する。写真は北陸新幹線『かがやき』『はくたか』などに投入されるE7系。

 JR各社は12月19日、北陸新幹線の延伸開業や上野東京ラインの運行開始などに伴うダイヤ改正(2015年3月14日)の概要を正式に発表した。

 現在は高崎~長野間が「長野新幹線」として運行されている北陸新幹線は、ダイヤ改正にあわせて長野~金沢間が延伸開業する。これに伴い『かがやき』『はくたか』『つるぎ』が新たに運転を開始する。
 『かがやき』は停車駅を絞ったタイプで、朝夕を中心に1日10往復運行。上野・大宮・長野・富山各駅に停車するが、上野駅は一部通過する。所要時間は最短2時間28分で、現在の上越新幹線と在来線特急『はくたか』の乗継ぎルートに比べ、東京~富山間が1時間3分、東京~金沢間が1時間19分、それぞれ短縮される。
 初発は東京6時16分発~金沢8時46分着の『かがやき501号』と金沢6時00分発~東京8時32分着の『かがやき500号』で、終発は東京発21時04分発~金沢23時35分着の『かがやき519号』と金沢21時00分発~金沢23時32分着の『かがやき518号』になる。このほか、6月末まで臨時『かがやき』を3往復程度運転し、このうち1往復は新高岡駅にも停車する。
 停車駅が多い『はくたか』は毎時1本程度とし、東京~金沢間で14往復、長野~金沢間で1往復運転する。途中停車駅は熊谷駅と本庄早稲田駅を除く各駅だが、高崎・安中榛名・軽井沢・佐久平・上田・飯山各駅も一部通過する。最短所要時間は東京~金沢間で2時間50分、長野~金沢間で1時間27分になる。
 金沢駅で関西・中京方面からの在来線特急に接続するシャトルタイプの『つるぎ』は、富山~金沢間で1日18往復運転。所要時間は最短22分で、途中の新高岡駅には全ての列車が停車する。東京~長野間で現在運転されている『あさま』は16往復に。途中の各駅に停車するが、熊谷・本庄早稲田・安中榛名各駅は一部通過する。

 上越新幹線では、首都圏~北陸間の移動需要が同線(越後湯沢乗継ぎ)から北陸新幹線に移るため、東京~新潟間の『とき』を1往復減便。東京~越後湯沢間の『たにがわ』も7往復程度減らす。区間別の運行本数は、東京~高崎間が『とき』26往復と『たにがわ』12往復、高崎~越後湯沢間が『とき』26往復と『たにがわ』9往復、越後湯沢~新潟間が『とき』27往復になる。

 東海道新幹線では、N700AとN700系改造車の最高速度を現在の270km/hから285km/hに引き上げる。これに伴い、早朝・深夜の『のぞみ』の定期7本・臨時1本と、日中時間帯の上下毎時1本の『のぞみ』29本の所要時間を3分短縮。このうち早朝・深夜の定期3本・臨時1本は東京~新大阪間を最短2時間22分で運転する。

 都市間を結ぶ在来線の特急列車は、北信越地方を中心に運行体系を大幅に変更する。越後湯沢~金沢・福井・和倉温泉間を北越急行ほくほく線経由で結ぶ特急『はくたか』と、新潟~金沢間の特急『北越』などは、北陸新幹線の開業に伴い廃止する。

 関西圏と北陸方面を結ぶ特急『サンダーバード』は、金沢~富山・魚津間の運行を取りやめ、運転区間を大阪~金沢・和倉温泉間に変更する。中京圏と北陸方面を結ぶ特急『しらさぎ』の運転区間も名古屋・米原~金沢間に変更し、金沢以東への運転を取りやめる。特急『おはようエクスプレス』『おやすみエクスプレス』は、いずれも運転区間を福井~金沢間にする。

 一方、新潟~上越妙高・新井間では特急『しらゆき』5往復を新設。金沢~和倉温泉間を結ぶ特急『能登かがり火』5往復と、福井~金沢間を結ぶ特急『ダイナスター』3往復も新たに運転される。

 首都圏では、東京~上野間に増設した線路(東北縦貫線)を使用する上野東京ラインが運行を開始。宇都宮線・高崎線と東海道線が相互に乗り入れて直通し、常磐線も品川駅まで乗り入れる。朝ラッシュ時の7~10時頃は、宇都宮線南行の全20本中13本、高崎線南行の全21本中13本が東海道線に直通。平均所要時間は大宮~東京間が現在より9分短い36分、大宮~品川間が10分短い46分になる。

 また、上野発着の常磐線特急も全74本中44本が品川発着に変更され、列車名は速達タイプを現在の『スーパーひたち』から『ひたち』に、停車駅が多いタイプを『フレッシュひたち』から『ときわ』に変更する。平均所要時間は品川~水戸間が現在より13分短い1時間23分、東京~水戸間が11分短い1時間14分になる。

 夜行列車は、上野~札幌間を結ぶ寝台特急『北斗星』が北海道新幹線の部分開業(2015年度末)に向けた試験の実施や車両の老朽化などに伴い、定期列車としての運転を終了。8月下旬頃までは臨時列車として運転する。上野~札幌間の臨時寝台特急『カシオペア』と青森~札幌間の急行『はまなす』は引き続き運転されるが、大阪~札幌間の臨時寝台特急『トワイライトエクスプレス』はダイヤ改正と同時期の廃止が今年5月に発表されている。

 『北斗星』の臨時列車化により、「ブルートレイン」と呼ばれる青色の寝台客車を使用した特急列車の定期運転が消滅する。定期運転の夜行列車は『はまなす』のほか、東京~出雲市・高松間を結ぶ電車寝台特急『サンライズ出雲』『サンライズ瀬戸』のみとなる。
《草町義和》

施設がほぼ完成した北陸新幹線の高架橋。現在はJR東西2社による訓練運転が行われている。
施設がほぼ完成した北陸新幹線の高架橋。現在はJR東西2社による訓練運転が行われている。

東海道新幹線では最高速度を向上。N700AとN700系改造車の営業速度を現在より15km/h速い285km/hにする。
東海道新幹線では最高速度を向上。N700AとN700系改造車の営業速度を現在より15km/h速い285km/hにする。

現在の東京~北陸間は上越新幹線と在来線特急『はくたか』(写真)で結ばれている。北陸新幹線の開業により所要時間は1時間以上短縮され、在来線特急『はくたか』も廃止される。
現在の東京~北陸間は上越新幹線と在来線特急『はくたか』(写真)で結ばれている。北陸新幹線の開業により所要時間は1時間以上短縮され、在来線特急『はくたか』も廃止される。

新潟~金沢間で運転されている特急『北越』も廃止されるが、新潟~上越妙高間を結ぶ特急『しらゆき』などが新たに設定される。
新潟~金沢間で運転されている特急『北越』も廃止されるが、新潟~上越妙高間を結ぶ特急『しらゆき』などが新たに設定される。

新潟地区の在来線でも運行体系を大幅に変更する。画像は新潟~上越妙高・新井間で運転を開始する特急『しらゆき』(E653系1100番台)のイメージ。
新潟地区の在来線でも運行体系を大幅に変更する。画像は新潟~上越妙高・新井間で運転を開始する特急『しらゆき』(E653系1100番台)のイメージ。

関西・中京方面と北陸方面を結ぶ在来線特急は原則として金沢以東への運転を取りやめる。写真は金沢駅で発車を待つ名古屋行きの特急『しらさぎ』。
関西・中京方面と北陸方面を結ぶ在来線特急は原則として金沢以東への運転を取りやめる。写真は金沢駅で発車を待つ名古屋行きの特急『しらさぎ』。

北陸新幹線延伸開業後の北陸地区の在来線特急列車運行体系。金沢駅で新幹線との接続を図る形に整理される。
北陸新幹線延伸開業後の北陸地区の在来線特急列車運行体系。金沢駅で新幹線との接続を図る形に整理される。

上野~札幌間を結ぶ寝台特急『北斗星』。来年3月のダイヤ改正で定期運転を終了することが決まった。
上野~札幌間を結ぶ寝台特急『北斗星』。来年3月のダイヤ改正で定期運転を終了することが決まった。

上野~札幌間の臨時寝台特急『カシオペア』は来年3月のダイヤ改正後も運転される。
上野~札幌間の臨時寝台特急『カシオペア』は来年3月のダイヤ改正後も運転される。

東京~上野間を結ぶ上野東京ラインも運転を開始。東海道線と宇都宮線・高崎線の相互直通運転を行うほか、常磐線も品川駅まで乗り入れる。
東京~上野間を結ぶ上野東京ラインも運転を開始。東海道線と宇都宮線・高崎線の相互直通運転を行うほか、常磐線も品川駅まで乗り入れる。

上野発着で運転されている常磐線の特急列車は、上野東京ラインの運行開始に伴い大半が品川発着に。列車名は上野発着便も含め『ひたち』『ときわ』に統一される。
上野発着で運転されている常磐線の特急列車は、上野東京ラインの運行開始に伴い大半が品川発着に。列車名は上野発着便も含め『ひたち』『ときわ』に統一される。

http://response.jp/article/2014/12/19/240008.html

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鉄道
2014年12月17日(水) 12時50分
国交相、北陸新幹線延伸区間の特急料金を認可

国土交通大臣は12月17日、JR東日本とJR西日本の2社が申請していた北陸新幹線長野~金沢間の特急料金を認可した。あわせて鉄道事業法に基づく鉄道施設完成検査の合格書も交付した。

今回認可されたのは普通車自由席・立席特急料金の上限。主な区間の料金の上限は東京~上越妙高間(営業キロ281.9km)が3680円、東京~富山間(391.9km)が5730円、東京~金沢間(450.5km)が6260円、長野~金沢間(228.1km)が4440円になる。

特急料金以外の各種料金や運賃を加えた場合の合計額(大人・普通車指定席・通常期)は、東京~上越妙高間が9280円(運賃5080円・料金4200円)、東京~富山間が1万2730円(運賃6480円・料金6250円)、東京~金沢間が1万4120円(運賃7340円・料金6780円)。現在の上越新幹線と在来線特急『はくたか』(越後湯沢乗換え)のルートは東京~金沢間が1万3050円(運賃7770円・料金5280円)で、それより1070円高い。

北陸新幹線は1997年に高崎~長野間117.4kmが「長野新幹線」として開業し、長野~金沢間が2015年3月14日に延伸開業する。工事延長は231.1kmで、このうちトンネルが全体の約44%を占める103.1km。最も長いトンネルは飯山~上越妙高間の飯山トンネル(22.3km)になる。

延伸開業後の1日の運転本数は、速達タイプの『かがやき』が東京~金沢間10往復で、各駅タイプの『はくたか』は東京~金沢間で14往復、長野~金沢間で1往復が運転される。このほか、富山~金沢間を結ぶシャトルタイプの『つるぎ』も18往復運転される。

所要時間は東京~富山間が現在の上越新幹線~『はくたか』ルートより1時間3分短い2時間8分、東京~金沢間では1時間19分短い2時間28分になる。
《草町義和》

http://response.jp/article/2014/12/17/239825.html

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鉄道
2014年12月15日(月) 07時00分
幻の「京浜急行線」高架橋、解体工事始まる

JR線の田町~品川間では車両基地の集約に伴い創出された敷地を活用する再開発計画が進行中。幻の「京浜急行線」唯一の遺構だった高架橋の撤去工事が始まった。
JR線の田町~品川間では車両基地の集約に伴い創出された敷地を活用する再開発計画が進行中。幻の「京浜急行線」唯一の遺構だった高架橋の撤去工事が始まった。

戦前に計画されたものの実現しなかった「京浜急行線」の遺構として知られる、田町~品川間(東京都港区)の高架橋の解体工事が始まった。既に田町方の構造物が撤去されている。

京浜急行線は、現在の京浜東北線快速電車に相当する速達運行系統。東京~品川間は戦前に在来線の線路を6本敷くことが計画され、東側の2本を東海道線が使用。西側の4線は外側2線を山手線と京浜緩行線(現在の京浜東北線各駅停車)が共用し、内側2線は横須賀線と京浜急行線が共用する計画になっていた。しかし、戦時中の資材不足で工事は中断。戦後は山手線と京浜東北線の走行線路を分離するための計画に変更され、京浜急行線の計画は幻に終わった。

戦前に建設された京浜急行線用の施設のうち、浜松町~田町間に残っていたコンクリートボックス橋は東海道新幹線の建設時に撤去された。一方、田町~品川間に建設された高架橋は、鉄道線路として使われることなく放置されていたが、このほど同区間の再開発計画に伴い解体工事が始まった。12月14日の時点では、田町方が3分の1ほど撤去されている。
《草町義和》

2013年9月の高架橋。この頃は桁下の空間を仕切る壁が残っていた。
2013年9月の高架橋。この頃は桁下の空間を仕切る壁が残っていた。

今年6月の高架橋。桁下の空間を仕切る壁が撤去された。
今年6月の高架橋。桁下の空間を仕切る壁が撤去された。

12月14日時点の高架橋。田町方が3分の1ほど撤去されている。
12月14日時点の高架橋。田町方が3分の1ほど撤去されている。

http://response.jp/article/2014/12/15/239630.html

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プレスリリース
2014.12.19
「青春18きっぷ」の発売および北陸新幹線開業に伴う「フルムーン夫婦グリーンパス」などのおトクなきっぷのお取扱いについて

1 発売期間とご利用期間
 〔春季〕・発売期間:平成27年2月20日~平成27年3月31日
  ・利用期間:平成27年3月 1日~平成27年4月10日
 〔夏季〕・発売期間:平成27年7月 1日~平成27年8月31日
  ・利用期間:平成27年7月20日~平成27年9月10日
 〔冬季〕・発売期間:平成27年12月 1日~平成27年12月31日
  ・利用期間:平成27年12月10日~平成28年1月10日

2 おねだん
  11,850 円(おとな・こども同額)


別紙2

 平成27年3月14日北陸新幹線(長野~金沢間)の開業に伴い、信越本線の長野~直江津間、
北陸本線の直江津~金沢間が「しなの鉄道」「えちごトキめき鉄道」「あいの風とやま鉄道」
「IRいしかわ鉄道」に経営移管されます。これに伴い、「フルムーン夫婦グリーンパス」な
どJRグループで発売しているおトクなきっぷのお取扱いの一部が変更となりますのでご注意
ください。

1 「青春18きっぷ」
経営移管される長野~金沢間(「しなの鉄道」「えちごトキめき鉄道」「あいの風とやま
鉄道」「IRいしかわ鉄道」)はご利用になれません。各鉄道会社線をご利用の場合には別
途、ご利用になる区間に有効な乗車券類が必要となります。

➢ 氷見線・城端線・七尾線をご利用の場合、「あいの風とやま鉄道」「IRいしかわ鉄道」
の次の区間は、特例として、同区間を下車することなく普通・快速列車(普通車自由席)によ
り通過利用する場合に限り「青春18きっぷ」のみでご利用いただけます。

◆ 特例として、通過利用する場合に限りご利用いただける会社線および下車可能駅
 鉄道会社       通過利用可能区間  下車可能駅     利用可能列車
 あいの風とやま鉄道 富山~高岡間   富山駅・高岡駅   普通・快速列車(普通車自由席)
 IRいしかわ鉄道   金沢~津幡間   金沢駅・津幡駅
   普通・快速列車(普通車自由席)

※ 下車可能駅以外の駅で下車した場合は、別に乗車区間の運賃が必要です。
例 富山駅から高岡駅を経由して氷見線氷見駅へ向かう場合
 ① 富山駅から氷見駅まで下車せず旅行する場合
  「富山~高岡」間の「あいの風とやま鉄道」の運賃は不要です。
 ② 富山駅から小杉駅で一旦下車して、氷見駅まで旅行する場合
  「富山~小杉」間と「小杉~高岡」間の「あいの風とやま鉄道」の運賃が必要です。

http://www.jrhokkaido.co.jp/press/2014/141219-2.pdf

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青春18きっぷの利用可能区間・・・どんどん虫食いになっていくなぁ。
( ´-д-)

これで北海道新幹線が開業したら、
三セクに移管される木古内~五稜郭間も対象外になるんだろうか。
となると、津軽海峡線の特例も、新幹線には引き継がれないのかな。
どんどん使いづらくなるねぇ。
もう廃止か?
( ´-д-)

~ 以上 ~

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(おまけ)
画像のバスにひしゃげたHマークが付いてるんだけど、
安全性は大丈夫なのか?
(;´・д・)p


自動車 ビジネス

2014年12月19日(金) 11時22分
東急、ベトナムで路線バスの運行を開始…愛称は「風」

ベカメックス東急バスが運行する「KAZE SHUTTLE」。ビンズン省の旧省都市街地と新都市を結ぶ。
ベカメックス東急バスが運行する「KAZE SHUTTLE」。ビンズン省の旧省都市街地と新都市を結ぶ。

ベカメックス東急バスは12月19日、ベトナムのビンズン省で路線バスを本格開業する。同社と東京急行電鉄(東急)、ベカメックス東急が12月18日、発表した。東急が多摩田園都市で蓄積してきた「交通インフラを含む街づくりのノウハウ」を活用する。
ビンズン省はベトナム南部の都市・ホーチミンの北に位置する省。ビンズン省の新たな中心地となるビンズン新都市では、東急とベトナムの開発業者の合弁により2012年3月に設立されたメガデックス東急が、住宅や商業・業務施設で構成される「TOKYU BINH DUONG GARDEN CITY」の開発を進めている。
今年2月には、ビンズン省の庁舎が旧省都のトゥーヤモットから新省都のビンズン新都市に移転した。これに伴いベカメックス東急は、全額出資子会社のベカメックス東急バスを4月に設立。新庁舎に勤務する公務員や来庁者、新都市内の住民の通勤・移動手段として路線バスを運行するにした。
運行区間はベカメックスタワー(トゥーヤモット)~新都市行政センター~新都市グエンクエン学校~東部国際大学間の22.1km。ベカメックスタワー~新都市行政センター間の所要時間は31分になる。運行本数はベカメックスタワー~東部国際大学系統が50本、ベカメックスタワー~新都市グエンクエン学校系統が10本で、朝夕は10~20分間隔、日中は30分間隔で運行する。
3社の発表では「バス停に掲出した時刻表に基づく定時運行や、安全・快適な車両の導入、お客さまへの丁寧な接客案内など、日本のノウハウを活用した新たな交通システムの整備」を図るとしている。また、12月18日にはトゥーヤモットとビンズン新都市を結ぶファン・ゴッグ・タ道路の拡幅工事が完成。約6.5kmに及ぶ同道路にはビンズン省初のバス優先レーンが設けられ、定時性や利便性の向上が図られるという。
路線愛称は「KAZE SHUTTLE」。「KAZE」は日本語の「風」をローマ字表記としたもので、「新都市に新たな価値を生み出す、風のように軽やかでどこまでも突き抜け、ベトナムの人々に愛される公共交通機関でありたいという願い」を込めた。
《編集部》

http://response.jp/article/2014/12/19/239980.html


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