水没プラモデル10万点、定価の1割で販売
水没したプラモデルの山から商品を探す客ら(9日、倉敷市真備町で)=尾崎孝撮影
倉敷市真備町の模型販売店「エラヤ」は、西日本豪雨による浸水で、店内にあったプラモデルなど約10万点の商品が水没した。泥まみれになった品を処分するため定価の1割ほどでの販売を始め、多くの模型愛好家が訪れている。
西日本豪雨では、1階の天井まで浸水。紙製の箱は崩れ、団迫さんは「最初に見た時は頭が真っ白だった」と振り返る。被災後は知人らに手伝ってもらって商品を店外の駐車場に運び出す作業を続けた。
損失は1億円以上にのぼるとみられ、商品を処分するため今月6日から販売を再開。県内外から多くの人が訪れ、泥にまみれた商品の中から目当ての品を探し出し、連日、レジの前に長蛇の列をつくる。「買ってもらえるのはありがたい」と団迫さん。存続を願う声も多いが、今月末までに商品を売り切り、その後は閉店に向けた準備を進める予定だという。
2018年08月12日
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水没プラモデル10万点、定価の1割で販売
水没したプラモデルの山から商品を探す客ら(9日、倉敷市真備町で)=尾崎孝撮影
倉敷市真備町の模型販売店「エラヤ」は、西日本豪雨による浸水で、店内にあったプラモデルなど約10万点の商品が水没した。泥まみれになった品を処分するため定価の1割ほどでの販売を始め、多くの模型愛好家が訪れている。
西日本豪雨では、1階の天井まで浸水。紙製の箱は崩れ、団迫さんは「最初に見た時は頭が真っ白だった」と振り返る。被災後は知人らに手伝ってもらって商品を店外の駐車場に運び出す作業を続けた。
損失は1億円以上にのぼるとみられ、商品を処分するため今月6日から販売を再開。県内外から多くの人が訪れ、泥にまみれた商品の中から目当ての品を探し出し、連日、レジの前に長蛇の列をつくる。「買ってもらえるのはありがたい」と団迫さん。存続を願う声も多いが、今月末までに商品を売り切り、その後は閉店に向けた準備を進める予定だという。