小泉首相の北朝鮮訪問と日朝
昨日はとても憂鬱でした
小泉首相の北朝鮮訪問と日朝会談で、北に拉致された方の消息が明らかとなり、 それが、きわめて悲惨な最悪の結果に終わったことは、本当に心が痛かった、 また、北朝鮮という国に対する、何ともいえない憤りは私だけではなかったのでは ないでしょうか? 問題は、この結末のプロセスがまったく解明されていないにもかかわらず 安易に国交正常化交渉再開に合意してしまったことで、 新たな問題を先送りしていることだ、それは、この死亡したとされる 拉致被害者の北への経緯、生活、さらに死亡にいたる詳細な報告が何一つないことであり、遺族を納得させられる回答を北が提示してからこそ、国交正常化うんぬん とすべきであったであろう。 確かに、北の代侮メは遺憾の意を浮オたとされるが、結局自身のしらないところで 特殊機関がかってにしたことと、しっかりと責任転嫁、自己防衛を忘れていないあたりは、この交渉の中で死亡経緯を解明するとしても、とうていその言葉は信用に値しないのではなかと考える。 今まで、何年もの間この問題を訴え続けた拉致被害者の会の協力要請にたいし、 まったく誠意ある姿勢を見せなかった、外務省、社会民主党、さらには 「たった11人ぐらいのことで、国交正常化が止まるのは問題」などと 発言した槙田邦彦シンガポール大使などは、さらに赦しがたい。