全日本ろうあ連盟の手話
全日本ろうあ連盟の手話研究所による調査で
60代のろうの韓国人の手話で8割の手話が日本人に通じる手話なのに対し、
20代のろうの韓国人の手話は6割に下がりました。
日本が韓国を併合する以前、韓国手話があったのかどうかは定かではないです。
1910年から、1913年、日本が出資して、ャEルに済生院盲唖部を建設。
これが現在の、ャ塔q学校です。
日本からろう学校の先生を派遣し、教えていました。
当然、日本の手話になります。
戦争が終わり、韓国は開放されました。
音声の韓国語が復活し、日本関係のものは、排除されましたが、
日本手話だけは、そのまま残りました。
日本で使われなくなった古い手話が、
現在、韓国で韓国手話として使われています。
何故、両国の手話が元は同じなのに違ってきたか。
韓国は、ろう学校で手話教育を導入。先生もろう者を起用。
これによって、日本で消えた手話が現在も生きている。
この点では、韓国は日本より進んでる国です。素晴らしい!^^
一方、日本は手話教育を否定し、口話教育で、
先生も聞こえる人で、しかも聴覚障害者について学んでいない先生が
派遣されるため、手話を伝える人がいなくて、
古い手話はどんどん消えていきました。
よって、将来的には通じなくなるかもしれません。
せっかく、通じるのにもったいないです。
今のうちに、「韓日共通手話」として、残しておきたいものです。
両国手話の相違
たくさん、分けられるのですが、時間の関係で今回は2つだけでした。
*手話の阜サは同じだが、前後、上下、左右、結ぶ開く、人差し指の方向、指の数といった細かいところが違う。
「ありがとう」という手話は、手をまっすぐに相手に向けてやるのですが、
韓国では、斜めに向いててもいいし、角度にはこだわらないそうです。
「でも」という手話は、手の平を下から上に動かしますが、
韓国では、反対で上から下に動かして阜サします。
「学校」もそうです。
日本の手話で片手で浮キ手話が韓国では両手です。
昔は日本も両手でしたが、だんだん簡略化されて、片手になりました。
しかし、何故か韓国はそのまま両手で浮オます。
*手話は同じでも意味が違う手話。
「違う」
韓国では「違う」という意味だけでなく、
「いえいえ」という意味にも使われます。
「同じ」
韓国では「同じ」「思う」
日本の「ちょうど、ぴったり」
韓国では「ほど、ぐらい、ごろ」
韓国人が「3時ごろ来て下さい。」と手話で浮オて、
日本人は「3時ぴったり」だと思い込み、3時ちょうどに来て、
「あれ、誰もいない」という失敗談があったそうです。
これで講座を終わります。^^;