韓
ある人の涙
韓国の文化を紹介するという名目で、豊栄市に 国際交流員の方を招いて講演会が行われたのは数ヶ月前です。 新潟大学に留学していたこともあるその男性は、 手作りの(!)チヂミとチャプチェを持って来られました。 なごやかな雰囲気の中、最後の質問コーナーで事件は起こりました。 参加者のほとんどは年配の方でしたが、その方々が次々と泣いているのです。 「過去に日本は韓国に対して酷いことをした、本当に垂オ訳ないと思っている」 そんな姿を目にして交流員の方は感動していたようですが、 どこか厳しい顔をしていたのを覚えています。 自分のお母さん、御祖母さんくらいの歳の日本人からの謝罪の言葉を、 色んな思いで聞いていたんでしょうか。 その講演会の時期は、東京の大久保駅で韓国人留学生が線路に落ちた男性を助けようとして事故死した事件が起きた頃だったので、その涙には色んな意味が込められているのかも知れません。 今日のニュースで、日本の歴史教科書が少し訂正されたと聞きました。 それは多分、最悪な教科書が最低な教科書になったくらいで、大して変わりは無いと思います。 将来、自分の子供には、教科書が教えてくれなくても、 私が歴史の真実を教えてやれるようになりたいと思う今日この頃です。