もうすぐ９月になって蝦夷の沿岸でサケの定置網漁が始まってイクラのシーズンだぬ。てなことで、今年もイクラ造りに励むお姉さんだよ。

今回は、秋サケがまだ出回っていないので、サケより少し遡上の早いカラフトマスの卵を使ってイクラ－。

カラフトマスは、サケより二回りくらい小さいので、卵の直径もサケの半分くらいだぬ。味的にはあまり変わらないけれど、少し水っぽいか。

イクラの醤油漬けの作り方
①　魚から卵巣を取り出したら、海水くらいの濃度のぬるま湯につけて、卵を潰さないように注意しながら卵巣の膜と血管を取り除く。

②　軽い流水で何度も洗い、血や脂、卵巣の膜の切れ端、潰れたイクラの外皮などを綺麗に取り除く。洗っている水から濁りや生臭さがなくなって、水道の水と変わらないくらいまで洗う。

③　卵をざるに上げて水を良く切り、濃口醤油、白醤油、昆布出汁、日本酒を合わせた調味液に漬けて、１昼夜おいてできあがり。



カラフトマスの胡瓜酢あえ




ミンククジラの竜田揚げ

鯨肉は、ミンククジラの他、イワシクジラあたりが国産として出回っているけれど、調査捕鯨の漁場は２つあって、一つはご存じ南氷洋。もう一つは「北西太平洋」という場所。
北西太平洋とは、実は北海道の釧路沖８０ｋｍ付近のことで、北西太平洋産の鯨は、南氷洋産と違って、捕獲から流通までの時間が短いので、冷凍じゃない生の鯨肉として売られているの。

鯨肉というと、ブロック状にカチカチに凍ったどす黒い肉で、解凍すると血が大量に流れ出るのが多いけど、生の鯨肉はそういうドリップもなくて、ピンクがかった赤色の綺麗な肉なんだぬ。食感も相当違うから、スーパーなどで見かけたら、試してみるといいよ。