2.0L車設定、ITS実用化-新型CROWN
TOYOTAは1日、「CROWN」の"Athlete"シリーズ、"Royal"シリーズをマイナーチェンジし、全国のTOYOTA店と東京地区のTOYOPET店を通じて発売した。"Majesta"シリーズについても、一部改良を加えた。
全シリーズ共通の変更では、760MHzのITS専用周波数を活用した世界初の｢ITS Connect｣を採用した。ミリ波レーダー方式プリクラッシュセーフティシステムに加え、ITS Connectを使うことで、他の自動車や歩行者を察知し、衝突事故を未然回避する。ITS Connectは、自動車同士や道路上に設置されたセンサーと通信することで、ミリ波レーダー方式プリクラッシュセーフティシステムではカバーできない死角にいる相手との接近による事故を防止する。
全シリーズ共通の変更では、760MHzのITS専用周波数を活用した世界初の｢ITS Connect｣を採用した。ミリ波レーダー方式プリクラッシュセーフティシステムに加え、ITS Connectを使うことで、他の自動車や歩行者を察知し、衝突事故を未然回避する。ITS Connectは、自動車同士や道路上に設置されたセンサーと通信することで、ミリ波レーダー方式プリクラッシュセーフティシステムではカバーできない死角にいる相手との接近による事故を防止する。
Athleteシリーズは、よりスポーティなデザインのエクステリアに変更された。フロントグリルに、見る角度で表情を変える立体メッシュ形状を採用するほか、グリル枠をフロントバンパー下端まで伸ばした。グリル両側のバンパーはコーナーへの張り出しと、後方へ向かう立体的な造形に仕上げ、ワイド&ローのスタイリングを強調した。
また、｢ジャパンカラーセレクションパッケージ｣を設定。日本ならではの繊細な色域の12色をボディカラーに設定した。専用の内装色3色との組み合わせにより、ユーザーの好みで色が選べるシステムとなる。
Royalシリーズは、エクステリアの美しさを進化させた。従来よりフロントバンパーに厚みを持たせ、グリル横の立体感を際立たせることで、押し出し感が強いだけでなく、高級感も表現した。また、ロアグリルを一層低く設定し、中央部より両サイドに伸びたクローム加飾でフォグランプを囲むように配置し、低重心を強調している。
また、1つの光源でロービームとハイビームの切り替えが可能なBi-Beam LEDヘッドランプを装備するほか、デイライト機能付の面発光LEDクリアランスランプを採用した(Athleteシリーズにも搭載)。
また、1つの光源でロービームとハイビームの切り替えが可能なBi-Beam LEDヘッドランプを装備するほか、デイライト機能付の面発光LEDクリアランスランプを採用した(Athleteシリーズにも搭載)。
ボディカラーは、定番の6色を設定している。
インテリアも多種多様なバリエーションを設定している。
今回のマイナーチェンジでは、異例のライン変更を実施した。スポット増打と構造用接着剤の採用で、ボディ剛性を高めている。
走りに関しては、ボディ剛性の強化のほか、新たに2.0L 8AR-FTSエンジンを設定した。このエンジンは、直列4気筒直噴ターボエンジンで、最高出力173kW(235ps)、最大トルク350Nmを発生する。トランスミッションは、8AT｢8 Super ECT｣が組み合わされる。
従来通りハイブリッドも設定し、FRモデルで23.2km/L(JC08モード)の低燃費を実現している。
ITS Connectのイメージ。交差点進入時にドライバーから見えない歩行者や対向車があると、モニターに通知される。車地間通信では、死角検知のほか赤信号の待ち時間などを知らせる。車車間通信では、レーダークルーズ機能や緊急車両接近を知らせる機能などがある。
車地間通信に対応した交差点は、東京都と愛知県の一部で整備済み。神奈川県や大阪府などでも整備が進められる予定だ。また、車車間通信に対応した救急車は、東京消防庁で導入が始まっている。
車地間通信に対応した交差点は、東京都と愛知県の一部で整備済み。神奈川県や大阪府などでも整備が進められる予定だ。また、車車間通信に対応した救急車は、東京消防庁で導入が始まっている。
ITS Connectに関しては、近日TOYOTAが発売するLEXUS「RX」にも登載されている。HondaやNISSANなど、他のメーカーからも1年以内に対応車種が登場する予定で、ITSは研究段階から実用段階へ移行する。
