CTAは弾頭内蔵型弾薬(Cased Telescoped Ammunition)の略で、既存の弾薬構造とは違って、空間の制約を克服するために

薬莢外部に突出されていた弾頭を円筒型の薬莢の内部に内蔵させた円筒形に作って弾薬の長さと規模を縮小したのです。

1974年、米国で25mm口径で最初のCTA砲に対する研究および開発が完了したが、温度変化による鋼内弾道特性の問題があり、

1991年に45mmの試験兵火器である45M911によって押して入れること(push-through)給弾方式では初めて発射試験された以降

米国、フランス、スウェーデン、日本など全世界の軍事先進国で先を争って回転式薬室方式のCTA自動砲を開発しています。

(画像の解説:”弾薬比較及びCTA形相”)(上”弾頭内蔵型翼安定徹甲弾(APFSDS)の概念図”下”弾頭内蔵型練習弾概念図”)

一般的な弾薬体系と比較すると、同じ口径の弾薬よりはるかに体積が減るということを知ることができます。

CTAは既存の弾薬より直径は大きいが、長さが短いため、既存の弾薬比30%程度体積を減らしながらも

砲口エネルギーは約40%増加するという長所があります。

従来の同一口径の火砲システムと比較して重量を30%以上、部品50%以上減少させることができ、整備性と信頼性が大幅に向上されるというメリットがあり、

従来のK40や40mmボフォース体系の問題点だった弾薬の大きさが小さくなってもっと多くの弾薬を積載することができ、回転式薬室を適用して

砲弾の大きな面積のために採択するしかなかったクリップ型給弾装置の発射速度の問題を解決することができます。

(左から”砲列組立体”“駐退復座装置”“砲尾装置組立体”“送弾装置”右上段”回転薬室の作動図”)

回転式薬室は薬室が回転しながら90˚回転ごとに弾薬を装塡するとともに薬莢を排出する構造になっています。

装填と同時に薬きょうが排出されれば、薬室が砲身と一直線に置かれように90˚回転しながら、停止した瞬間、弾が発射されれば

また薬室が90˚回転して弾薬を送弾受けて、薬きょうが排出されます。

国内では2012年から国防科学研究所とS&T重工業で2015年3四半期までAPFSDS弾や練習弾やCTA砲の試作品を製作して

次期装甲車(上陸装甲車など)に搭載することを目標にしています。

出典:http://blog.naver.com/jhst3103