小泉総理の靖国神社参拝について、中国、韓国から猛烈な反対がでていて、今後の動向が注目されている昨今、ふと思いました。
はたして、「政治」と「宗教」は分離できるのだろうか?
結論は「できない」だと思います。
政治家も一個の人間であり、当然、なんらかの宗教を信じるはずです。とすれば、その首相が、その信仰、信条に基づいて政策を決定したとしても、宗教は本来、世の中のありかた、人間の生き方を示すものですから、当然のことです。
だから、万一、首相が靖国神社を参拝して、世界からの非難を受けた場合、そういう人が総理になるように自民党に投票した日本人の選択の結果なのです。
ここで日本人というものを見るのに2つの見方があります。
ひとつは、「日本人は靖国神社を参拝する首相を支持している」と一般化する見方。もうひとつは「日本人全部がそんな首相を支持しているわけではない」という見方。私は一人でも多くの韓国人が後者の立場をとってくれることを期待します。
日本人すべてが首相の靖国神社参拝に賛成しているわけてないのはあたりまえなのですが、人間というのはやたら色眼鏡で見る癖があってなかなか、眼鏡をはずして見ることがむずかしいみたいです。「日本人はこうだ」「韓国人はこうだ」という一般化論は確かに話していて面白いですが、お互いを傷つけ会うような悪い偏見を打破していくことが、民間交流を進める私たちの務めなのではないかと思います。
たとえば「韓国人なんかみんないい加減だ」という人がいたら、「日本人だっていい加減なやつはいる」と反論すべきでしょう。
今、「日本人は結局、帝国主義者だ」という人に「日本の右傾化を望んでいない日本人も多い」といってくれる韓国人が一人でも多くなることを望みます。
ここまで書いきて、「小泉総理を支持する日本人は悪い」と取れそうな内容ではありますが、支持する人を非難するつもりは毛頭ありません。景気が悪くてほかによりどころがない昨今なのですから。。。
それと掲示板でタブーであるはずの「政治」「宗教」の二大テーマを取り上げてしまいすみません。しかし、あくまで論点は「日韓民間交流の現場にたつ私たちがどうあるべきか」ということで書いたつもりです。
小泉