いつもどおり記事を全文転載なので、長文。
関連?スレ:【幽霊漁業】海洋環境【漁具回収】
下記の記事は、上記スレ内で書かれている、
韓国側が掃除を約束した浜田沖とは別の漁場?らしいので、引き続き傍観中。
なお、同じニュースソ¥ースだけど、表¥記が少々違うので、
日本海新聞と朝日新聞の記事両方とも記載。
+いつもの定期便もあったので合わせて記載。
「こんな馬鹿な話ない」 韓国側の違法操業に怒り
http://www.nnn.co.jp/news/090611/20090611053.html
日本海の水産資源保護のため、底引き網漁は6月から8月まで休漁期間に入ったが、日本の排他的経済水域(EEZ)内で韓国側とみられる漁船の違法操業が後を絶たない。違法操業者側はレーダーを改良するなど巧妙になっており、抜本的な解決策が見いだせていない状況だ。違法漁具を回収し、10日に香美町香住区若松の香住漁港西港に帰港した船員からは「回収してもきりがない」と憤りの声が聞かれた。
この日、同港に帰港したのは、但馬漁協香住本所所属の漁船5隻。山口県見島沖の水深250〜300メートルの日本海で違法漁具を回収してきた。船員らは、バイかごや刺し網などの違法漁具、ロープなどを降ろしながら「これはほんの一部。どんどん悪質に、巧妙になっていている」と指摘した。
但馬漁協によると、韓国漁船が日本の排他的経済水域(EEZ)に入って違法に漁具を設置するケースが常態化。水産庁は取締船や航空機を重点的に配備し、取り締まり体制を強化しているが、レーダー機器を改造し摘発を逃れるなど違法操業は巧妙化しており、違法漁具の設置が繰り返されているという。
回収作業は水産庁から事業委託を受けた全国底曳網漁業連合会が主体となり、底引き網の休漁期間(6〜8月)後半の8月に行っていたが、但馬漁協など一部の団体は今年から年2回に増やす。回収量は昨年度だけで約392トン(このうち約75%を兵庫県の漁業者が回収)に上っている。
但馬漁協の吉岡修一組合長(71)は「魚を取らずに他人が仕掛けた違法漁具の清掃をするなんて、こんな馬鹿な話はない。何年同じことを繰り返せばいいのか、残念でたまらない。このままでは資源が枯渇してしまう」と強い口調で訴えていた。
山口県沖で回収した違法漁具を陸揚げする船員たち=
10日、香美町香住区若松の香住漁港西港
違法操業ゴミ、怒りの回収/各漁協が苦慮
http://mytown.asahi.com/hyogo/news.php?k_id=29000000906110005
日本海で違法操業した漁船が日本の排他的経済水域(EEZ)に放置していった漁具の回収に、各地の漁協が苦慮している。香美町香住区の香住漁港には10日、放置漁具の回収に出動した但馬漁協の漁船5隻が帰港した。どの船にも回収した漁具が山積みで、漁師たちは「何度回収してもまた放置される。取り締まりを徹底してほしい」と怒りをあらわにしていた。
日本では資源保護のため6〜8月の底引き網漁を休漁しているが、韓国籍とみられる漁船がこの期間にも日本のEEZで違法に操業し、漁具を放置するケースが後を絶たない。このため水産庁から委託を受けた全国底曳網漁業連合会が主体になり、各地の漁協が放置漁具を回収している。但馬漁協ではこれまで年1回、底引き網漁の解禁前の8月ごろに回収作業をしていたが、「とても追いつかない」と今年から2回に増やした。
回収作業をする漁船は4日朝に香住漁港を出港。山口県沖のEEZ付近で作業していた。帰港した5隻の漁船にはバイガイ用の仕掛けかご、刺し網、ロープなどが山盛り。クレーンも使って次々にトラックに積み込んだ。
回収にあたった共進丸の福本吉彦船長(48)は「網だけでも3トンぐらいは回収した。今回は近年になくゴミの量が多い。松葉ガニの漁場で回収したが、これほど違法漁具が海底に放置されたら松葉ガニが逃げてしまう。徹底的な取り締まりが必要だ」と憤る。
同漁協の吉岡修一組合長も「この状況では海底の掃除を続けざるを得ないが、いつまで続くのか。残念でならない」と嘆いていた。
以下、定期便の拿¥捕情報。
韓国はえ縄漁船の拿¥捕について
平成21年6月12日、水産庁漁業取締船が韓国はえ縄漁船を漁業主権法違反(操業日誌不実記載罪)で拿¥捕しましたのでお知らせいたします。
なお、本年の水産庁による外国漁船の拿¥捕は5件目(うち本件を含め3件が韓国漁船)です。
事件の概要
6月12日、水産庁漁業取締船「白鷗丸」(499トン)が、長崎県五島市所在女島灯台南南西約165kmの我が国排他的経済水域(EEZ)で操業中の韓国はえ縄漁船「103ヨンソ¥ン」に対し、立入検査を実施したところ、操業日誌に6月7日から6月11日までのタチウオの漁獲量を232kg過少に記載(実際の漁獲量1,622kg、操業日誌記載量1,390kg)していたことが判明したため、同船を漁業主権法違反(操業日誌不実記載罪)で拿¥捕した。
日韓両国政府は、協議の上、相互のEEZに入漁する漁業種類毎に魚種別の漁獲割当量を決定し、個々の漁船に対して、漁獲量の魚種別上限を定めて入漁を許可しているが、韓国漁船による操業日誌不実記載は、漁獲量を過少に報告することにより、定められた上限を超えて漁獲を行うことを目的としたものであり、魚種別漁獲割当制度を通じた我が国EEZにおける資源管理の取組みを損なうものである。
水産庁としては、韓国はえ縄漁船について、一昨年以降、漁獲量超過を含む同様の違反が多発(一昨年7件、昨年11件、本年は2件目)していることから、警戒を強めていたところであり、今後とも立入検査等を通じて厳正な取締りを実施していく。
【私見というか感想】
朝日の文面だと、水産庁が取り締まりが徹底していないようにも取れるけども、実際問題として、何時何処に来るかも判らないうえに、違法操業が巧妙化している密漁船を日本側だけで全て取り締まるのは不可能¥にちかいよね。(韓国の水上警察が、ほとんど当てにならないのは、過去の行状からいっても明らかだしね。)そういう状況下でさえ、数隻とはいえ、違法操業している船を捕まえているんだから、頑張っている方だと思う。(欲を言えば、カニとかの漁具を遺棄してる奴らを、捕まえて欲しいものだが。)
まあ、自国(韓国)側のEEZ内で無茶するのはともかく、他国(日本)側のEEZ内で無茶な事をするのは、いい加減やめて欲しいけど、無理だろうな。こういう違法操業をするモノ達は、日本がなぜ休漁期を設けているのかさえ、理解しているかどうかも怪しいし・・・。
※補足:鳥取県の水産試験場のHPによると、
ズワイガニの産卵期は初産6〜7月(経産2〜4月)となっているので、6〜8月を休漁にするのは一応理にかなっている。