フョードル・イワノヴィッチ・シャリアピン(Фёдор Ива́нович Шаля́пин、Fyodor Ivanovich Chaliapin、1873年2月13日(露暦2月1日)- 1938年4月12日)は、ロシア出身の20世紀前半における最も有名なオペラ歌手(バス)のひとり。力に満ち溢れ、柔らかな美声とともに、舞台人としての精神、心理的描写に卓越した表¥現法は観客を魅了し「歌う俳優」とも呼ばれた。シャリアピンは、オペラの歴史において偉大な名手のひとりと目され、オペラにおける自然な演技の伝統的様式を洗練させたと見做される。(wikipediaより)
このシャリアピンにちなんだのがシャリアピンステーキ。
ロシア人の名前がついていますが、れっきとした日本起源(さあ、青組は頑張れ:w)の肉料理です。
(wikipediaより)
当時歯痛(入れ歯の不具合という説もあり)に悩まされていたシャリアピンの、柔らかいステーキが食べたいという欲求に応えて、帝国ホテル「ニューグリル」の料理長であった筒井福夫により考案された。
肉を柔らかくするためによく叩いて薄くした牛肉をすりおろしたタマネギに漬け込む料理法が特徴である。タマネギに含まれるタンパク質分解酵素の作用で肉が柔らかくなるとされている。筒井福夫はすき焼きからタマネギを使用する調理法の発想を得たという説もある。
ぢつは、中学生の頃、シャリアピンが好きでレコードを集めていました(こまった中学生だ:w)。んで、そのレコードの解説の中にシャリアピンステーキのことが載っていて、見よう見まねで何度か作ったものでした。
当時レコードのリーフレットをあやふやな記憶をたどってみると、夏ばて気味だったシャリアピンが帝国ホテルのレストランで、肉と玉葱をもってこさせ、テーブルで刻んだ玉葱を肉にまぶして、ボーイに焼いてこいって命令したというエピソ¥ードが書かれていました。それをすぐそばでじっと見ていた帝国ホテル料理長の筒井福夫がまねして、次の日からメニューにシャリアピンステーキと載っていたとかなんとか。
まぁ、もとの資料を含むレコードは実家で手元に無いからあやふやですが、そのほかに小林信彦がオヨヨ大統領シリーズでシャリアピンステーキの誕生の経緯を書いていたりしますが、それはwikipediaのエピソ¥ードに近いものだったと記憶しています。
というわけで、シャリアピンステーキ、老舗というか、発祥のお店は帝国ホテルにあった「ニューグリル」なんで、そこに食べに行くのが正しいんでしょうが、いかんせん遠すぎます。
しかし、今では帝国ホテルのレシピもネットワークで検索できますので、てげてげに(宮崎方言で、てきとうに)作ってみました。
シャリアピンステーキ
ポテトとラディッシュ添え
玉葱のジュース(すり下ろしただけですが)にマリネージュした(つけ込んだだけですが:w)サーロインですが、玉葱が柔らかくしてくれたのか、もともと柔らかかったのかが不明です。
でも、
玉葱の甘さがソ¥ースの代替りで美味しかったです。
あ、お酒は(曹洞宗大本山永平寺のある)福井県のお酒 梵の「艶」です。
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