韓民族中心の文明史論『不咸文化論』が単行本に
六堂・崔南善 (チェ・ナムソ¥ン)が1927年に「朝鮮と朝鮮民族」第1集に日本語で発表¥した論文、『不咸文化論』が、韓国語で単行本として出版された。
「不咸」とは「明るさ」「光明」「天」「天上の神」を意味する古語で、天から下った桓雄と壇君に代表¥される「不咸文化」は朝鮮起源で、古代中国や日本で文化を形成し、さらにユーラシア全域に広まったという大がかりな仮説が「不咸文化論」だ。
六堂は当時としては最新の学問である比較宗教学・比較言語学や神話学・人類学などを集約し、韓民族中心の文明史論を提示した。日本語の原文も同時に収録される。この本は韓国歴史研究財団が編集した『わが国学叢書』シリーズの第1号となる。
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