米国が危機感。韓国が反日反米政権に変わる

米国側で韓米同盟危機を警告する声が相次いでいる。特に先月初め、民主党と祖国革新党など野党6カ所が作成したユン大統領の第一弾劾訴追案に「北朝鮮・中国・ロシアを敵対視して日本中心の奇妙な外交政策を広げた」という弾劾事由が記載された事実が知らされている地面で野党に対する米国内の否定的視線が目立つ様相だ。

ドナルド・トランプ1期行政府でホワイトハウス首席戦略家・顧問として活動したチェ・グングンスティーブ・バナン(72)は4日、自身のポッドキャスト(インターネット放送)「ウォールーム」で過去国防部でサイバー安保などを担当したジョン・ミルズ元陸軍大佐と韓国の状況について話した。バナンが「数十万人が街で反対デモを行っているのにどれほど危険なのか」と聞くと、ミルズはユン大統領と李在明とともに民主党代表の顔写真、大統領官邸のある漢南洞と国会議事堂がある汝矣島などが表示されたソウル地図まで見せながら状況を紹介した。彼はユン大統領弾劾主導勢力と中国が連携しているという一角の主張に積極的に同調した。彼は「中国の悪意的な影響力が韓国政府を崩すことができる」とし「韓国が中国に対する（アメリカの）防衛態勢を弱めることができる権力闘争の真ん中にある」と話した。

ミルズは「ユン大統領が退陣すれば中国が同盟を毀損するために利用できる空白ができる」と話した。ミルズはイ・ジェミョン代表に対して「左派・親中挨拶で米軍を占領軍と呼んだ人物」とし「彼の反米路線が中国の地政学的目標と一致し、左派政治家たちは極めて反日性向であり、状況をさらに複雑にしている」高度だった。ミルズは国防分野で活動してきた米国優先主義（ＭＡＧＡ・「米国を再び偉大に」というトランプ救援）陣営の挨拶だ。 2023年9月半、トランプ官僚組織に対する革派の必要性を提示した本「ディープステート（隠れた権力集団）との戦争」を出す時、トランプ1期の時に国家安保補佐官を務めたマイケル・フリンが推薦史を書いた。

現職連邦議員も弾劾主導勢力を公開批判している。共和党所属のヤング・キム(63) カリフォルニア州連邦下院議員は6日、政治専門媒体「ダヒル」寄稿で「韓国大統領弾劾主導勢力が米国で超党的支持を受ける米・韓同盟と米・韓・日3者パートナーシップを毀損するために努力している」と述べた。金議員は「中国共産党、北朝鮮政権のような韓国の敵は同盟の弱点を悪用する方法を探している」とし「韓国の政治的混乱と反米扇動の増加は敵に青信号を与える」とした。今回の寄稿は戒厳・弾劾政局以後、院内で弾劾政治勢力を公開批判した初の事例だ。金議員は次期トランプ２期政権に「自由で民主的な韓国に対する持続的な努力を保障するために注意を払わなければならない」と促した。

野党が当初作成した1次弾劾訴追の中に「価値外交という未明の下に北朝鮮・中国・ロシアを敵対視して日本中心の奇妙な外交政策にこだわった」という内容が入った事実が知られ、気流が変わっている。チョン・ヒョンジク外交官と朝鮮半島の専門家から「非常に衝撃的で野党の主張が間違っていた」「韓・米・日共助は正しい選択であり、弾劾の理由にはならない」などの批判が相次いでいた。該当内容は二次弾劾の中では抜けたが、憂慮の視線は乱れている。ジョン・ハムリー戦略国際研究所（ＣＳＩＳ）所長は先月、本紙に「戒厳令宣言は明らかに間違った決定だが、外交成果を弾劾事由にすることは決して正当化できない」とし、「野党政治家たちがまるで油をまいた底にマッチをつけようとする危険な」行動を見せている」とした。

このように、尹大統領弾劾主導勢力に対する米国内の懸念が高まる状況で、米議会内の超党的研究機関である議会調査局は先月２６日、「韓国の政治的危機：戒厳と弾劾」という報告書を出して１次弾劾案内容に言及しながら「ユン大統領が米国と協力してきた韓米日３国協力など外交政策が持続可能ではないある」と懸念を提起した。外交消息筋は「民主党の反日路線は米外交家でもよく知られている」とし「政権が変わって韓日関係が再び悪化すれば、ユン・ソクヨル政府に入り難く実現した韓米日協力まで時計が逆に戻ることができる」 「と言った。