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ブラジルに歴史的勝利を挙げた’96年アトランタ五輪の「マイアミの奇跡」から28年間、7大会連続で日本代表は五輪出場権を獲得してきた。’12年のロンドン、’21年の東京大会では4位に入り、メダルまであと一歩に迫った。


だが、その輝かしい歴史が今年、途絶えるかもしれない。今夏の’24年パリ五輪を目指して、U-23日本代表が4月15日開幕のアジア最終予選(AFC・U23アジアカップ)に挑んでいるが、団長を務める山本昌邦・JFAナショナルチームダイレクター(66)が「正直、危機感しかない」と発言した通り、大舞台に立てるかどうか未知数なのである。


指揮を執る大岩剛監督(51)は、鹿島アントラーズを率いた’18年にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇を達成している名将。その手腕は高く評価されているのだが、指揮官の力だけでは、如何ともしがたいのがサッカーだ。’01年生まれ以降のパリ五輪世代はそもそも「タレント不足」が叫ばれていて、森保一監督(55)率いるA代表に上り詰める選手がなかなか出てきていない。


U-23代表でA代表でも主軸になっているのは、FWの久保建英(22・レアル・ソシエダ)とGKの鈴木彩艶(21・シントトロイデン)の2人だけ。今回の五輪最終予選メンバーにA代表招集経験のある選手は5人いるが、1~2月のアジアカップ(カタール)に参戦したFWの細谷真大(22・柏)も、GKの野澤大志ブランドン(21・FC東京)もA代表に定着するまでには至っていない。


その久保と鈴木も最終予選に招集できておらず、欧州で実績を積み上げている鈴木唯人(22・ブロンビー=デンマーク)、オランダのスパルタ・ロッテルダム所属の斉藤光毅(22)と三戸舜介(21)、小田裕太郎(22・ハーツ=スコットランド)も呼べなかった。最終予選が開催されるのがインターナショナルマッチデー(IMD)ではないからだ。


IMDは各国サッカー協会に優先権があり、クラブ側には選手派遣の義務がある。1~2月のアジアカップが開催された日はIMD扱いとなっていたため、日本は遠藤航(31・リバプール)や冨安健洋(25・アーセナル)といった主力級を揃えることができた。


ところが、五輪予選ではそれが叶わない。目下、欧州はシーズン終盤。どのクラブにとっても重要ゲームが目白押しで、貴重な戦力を欠くわけにはいかない。JFAはそんな事情は重々承知のうえで、再三にわたってクラブ側に協力を要請。大岩監督も欧州に飛んでお願いしたが、呼べたのは日本企業「DMM.com」が経営権を持つシントトロイデンの山本理仁(22)、藤田譲瑠チマ(22)ら数人。そのシントトロイデンも鈴木に関しては「アジアカップに派遣したから今回は出せない」と断りを入れている。「パリ五輪世代のベストメンバーを揃えられなかった」という重い現実が指揮官を悩ませているのである。


’12年ロンドン五輪の大津祐樹(34)、’16年リオデジャネイロ五輪の南野拓実(29・モナコ)と久保裕也(30・シンシナティ)と、過去の大会でも最終予選での欧州組の招集が課題になったが、JFAは何とか招集にこぎつけて、彼らが五輪切符獲得の切り札になった。だが、クラブ側の発言力も高まって、そうやすやすと派遣要請に応じてもらえなくなっている。


しかも、4月のカタールは最高気温が35℃、最低でも25℃と日本の真夏と同じ。スタジアムには冷房設備があるが、酷暑の中で練習や調整を余儀なくされる。そうなるとやはり、中東勢に地の利がある。試合は中2日が基本。ベストメンバーを揃えられない日本にとっては困難な戦いが続くのだ。


パリ五輪世代の極端な国際経験の少なさもネックとなる。今回の代表メンバー23人は’01~’04年生まれだが、この世代はコロナ禍に10代後半から20代前半を過ごし、海外遠征が制限されてしまった。さらに’01~’02年生まれの選手が主体となって挑むはずだった’21年U-20ワールドカップ(W杯=インドネシア)が中止になり、アジア最終予選もキャンセル。修羅場の経験が欠けているのだ。


中村俊輔(45・横浜FCコーチ)、小野伸二(44・Jリーグ特任理事)、本田圭佑(37)、香川真司(35)ら歴代のスターたちはみな、U-20W杯に参戦しており、「世界における自分の立ち位置を知った」と口を揃えている。その貴重な舞台に立てなかったマイナスは非常に大きい。


’03~’04年生まれの松木玖生(20・FC東京)、高井幸太(20・川崎)の2人は辛うじて’23年U-20W杯(アルゼンチン)に参戦しているが、同大会で日本はグループリーグ敗退。それもネガティブな要素というしかない。


山本NDは「私が『危機感しかない』と発言したのは、この世代のU-20W杯経験の少なさによるところも大だ」と説明していたが、最終予選でギリギリの勝負になった時、大岩ジャパンの選手たちが持てる力を出し切れるかどうか。不安が拭えないのだ。


グループリーグの組み合わせも厳しい。日本は16日の中国戦を皮切りに、19日のUAE戦、22日の韓国と戦うことになるが、2位以内確保も至難の業だと目されている。特に中韓のライバル意識は凄まじいものがあり、「日本にだけは負けられない」と目の色を変えて挑んでくるはずだ。


グループを突破できたとしても、準々決勝で待っているのはカタールかオーストラリア。カタールはアジアカップを連覇した強国であり、ホームアドバンテージもある。オーストラリアは高さや強さといったフィジカル面が秀でており、日本の苦手な空中戦やロングボールにも自信を持っている。難敵なのは間違いない。


難問を突破して準決勝に進出すると、サウジアラビアやイラクら中東勢との対戦が有力視される。サウジにとって隣国・カタールはホームのようなものだし、イラクもフル代表がアジアカップで苦杯を喫した相手。簡単に勝てるとは思えない。


ここで敗れると3位決定戦に挑むことになるが、4位になった場合はアフリカ勢とのプレーオフに回ることになる。日本サッカー界にとってプレーオフの経験値は皆無に等しく、まさに未知なる戦い。なんとか3位以内を死守したいところだ。


「重圧はあるけど、重圧を乗り越えてこそ、次のステージ、フェーズに行ける。選手たちもそういう意識でやっていると思いますけど、強国になっていくためには、そういう道を歩んでいかなきゃいけないんです」


3月末に就任したJFA・宮本恒靖新会長(47)はそう語気を強めたが、五輪出場を逃すようなことがあれば、’26年北中米W杯、その先の日本サッカー界にも大きなダメージになりかねない。大岩監督と選手たちには持てる力の全てを出し切ってほしい。とりわけ、エースの細谷、A代表経験のある藤田らにはチームを力強くけん引する大仕事が求められる。


大岩ジャパンには中村俊輔や小野、本田のように日本中に名前を知られるビッグスターはいない。ただ、ここで快進撃を見せれば世間の見る目は変わる。「低評価を覆してやる」というギラギラ感を前面に押し出す人間が何人出てくるか。若者の野心とエネルギーを今こそ、遺憾なく発揮してほしいものである。


「久保建英が呼べない!」サッカー日本代表のパリ五輪出場に立ちはだかる「4つの懸念」

ブラジルに歴史的勝利を挙げた’96年アトランタ五輪の「マイアミの奇跡」から28年間、7大会連続で日本代表は五輪出場権を獲得してきた。’12年のロンドン、’21年の東京大会では4位に入り、メダルまであと一歩に迫った。


だが、その輝かしい歴史が今年、途絶えるかもしれない。今夏の’24年パリ五輪を目指して、U-23日本代表が4月15日開幕のアジア最終予選(AFC・U23アジアカップ)に挑んでいるが、団長を務める山本昌邦・JFAナショナルチームダイレクター(66)が「正直、危機感しかない」と発言した通り、大舞台に立てるかどうか未知数なのである。


指揮を執る大岩剛監督(51)は、鹿島アントラーズを率いた’18年にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)制覇を達成している名将。その手腕は高く評価されているのだが、指揮官の力だけでは、如何ともしがたいのがサッカーだ。’01年生まれ以降のパリ五輪世代はそもそも「タレント不足」が叫ばれていて、森保一監督(55)率いるA代表に上り詰める選手がなかなか出てきていない。


U-23代表でA代表でも主軸になっているのは、FWの久保建英(22・レアル・ソシエダ)とGKの鈴木彩艶(21・シントトロイデン)の2人だけ。今回の五輪最終予選メンバーにA代表招集経験のある選手は5人いるが、1~2月のアジアカップ(カタール)に参戦したFWの細谷真大(22・柏)も、GKの野澤大志ブランドン(21・FC東京)もA代表に定着するまでには至っていない。


その久保と鈴木も最終予選に招集できておらず、欧州で実績を積み上げている鈴木唯人(22・ブロンビー=デンマーク)、オランダのスパルタ・ロッテルダム所属の斉藤光毅(22)と三戸舜介(21)、小田裕太郎(22・ハーツ=スコットランド)も呼べなかった。最終予選が開催されるのがインターナショナルマッチデー(IMD)ではないからだ。


IMDは各国サッカー協会に優先権があり、クラブ側には選手派遣の義務がある。1~2月のアジアカップが開催された日はIMD扱いとなっていたため、日本は遠藤航(31・リバプール)や冨安健洋(25・アーセナル)といった主力級を揃えることができた。


ところが、五輪予選ではそれが叶わない。目下、欧州はシーズン終盤。どのクラブにとっても重要ゲームが目白押しで、貴重な戦力を欠くわけにはいかない。JFAはそんな事情は重々承知のうえで、再三にわたってクラブ側に協力を要請。大岩監督も欧州に飛んでお願いしたが、呼べたのは日本企業「DMM.com」が経営権を持つシントトロイデンの山本理仁(22)、藤田譲瑠チマ(22)ら数人。そのシントトロイデンも鈴木に関しては「アジアカップに派遣したから今回は出せない」と断りを入れている。「パリ五輪世代のベストメンバーを揃えられなかった」という重い現実が指揮官を悩ませているのである。


’12年ロンドン五輪の大津祐樹(34)、’16年リオデジャネイロ五輪の南野拓実(29・モナコ)と久保裕也(30・シンシナティ)と、過去の大会でも最終予選での欧州組の招集が課題になったが、JFAは何とか招集にこぎつけて、彼らが五輪切符獲得の切り札になった。だが、クラブ側の発言力も高まって、そうやすやすと派遣要請に応じてもらえなくなっている。


しかも、4月のカタールは最高気温が35℃、最低でも25℃と日本の真夏と同じ。スタジアムには冷房設備があるが、酷暑の中で練習や調整を余儀なくされる。そうなるとやはり、中東勢に地の利がある。試合は中2日が基本。ベストメンバーを揃えられない日本にとっては困難な戦いが続くのだ。


パリ五輪世代の極端な国際経験の少なさもネックとなる。今回の代表メンバー23人は’01~’04年生まれだが、この世代はコロナ禍に10代後半から20代前半を過ごし、海外遠征が制限されてしまった。さらに’01~’02年生まれの選手が主体となって挑むはずだった’21年U-20ワールドカップ(W杯=インドネシア)が中止になり、アジア最終予選もキャンセル。修羅場の経験が欠けているのだ。


中村俊輔(45・横浜FCコーチ)、小野伸二(44・Jリーグ特任理事)、本田圭佑(37)、香川真司(35)ら歴代のスターたちはみな、U-20W杯に参戦しており、「世界における自分の立ち位置を知った」と口を揃えている。その貴重な舞台に立てなかったマイナスは非常に大きい。


’03~’04年生まれの松木玖生(20・FC東京)、高井幸太(20・川崎)の2人は辛うじて’23年U-20W杯(アルゼンチン)に参戦しているが、同大会で日本はグループリーグ敗退。それもネガティブな要素というしかない。


山本NDは「私が『危機感しかない』と発言したのは、この世代のU-20W杯経験の少なさによるところも大だ」と説明していたが、最終予選でギリギリの勝負になった時、大岩ジャパンの選手たちが持てる力を出し切れるかどうか。不安が拭えないのだ。


グループリーグの組み合わせも厳しい。日本は16日の中国戦を皮切りに、19日のUAE戦、22日の韓国と戦うことになるが、2位以内確保も至難の業だと目されている。特に中韓のライバル意識は凄まじいものがあり、「日本にだけは負けられない」と目の色を変えて挑んでくるはずだ。


グループを突破できたとしても、準々決勝で待っているのはカタールかオーストラリア。カタールはアジアカップを連覇した強国であり、ホームアドバンテージもある。オーストラリアは高さや強さといったフィジカル面が秀でており、日本の苦手な空中戦やロングボールにも自信を持っている。難敵なのは間違いない。


難問を突破して準決勝に進出すると、サウジアラビアやイラクら中東勢との対戦が有力視される。サウジにとって隣国・カタールはホームのようなものだし、イラクもフル代表がアジアカップで苦杯を喫した相手。簡単に勝てるとは思えない。


ここで敗れると3位決定戦に挑むことになるが、4位になった場合はアフリカ勢とのプレーオフに回ることになる。日本サッカー界にとってプレーオフの経験値は皆無に等しく、まさに未知なる戦い。なんとか3位以内を死守したいところだ。


「重圧はあるけど、重圧を乗り越えてこそ、次のステージ、フェーズに行ける。選手たちもそういう意識でやっていると思いますけど、強国になっていくためには、そういう道を歩んでいかなきゃいけないんです」


3月末に就任したJFA・宮本恒靖新会長(47)はそう語気を強めたが、五輪出場を逃すようなことがあれば、’26年北中米W杯、その先の日本サッカー界にも大きなダメージになりかねない。大岩監督と選手たちには持てる力の全てを出し切ってほしい。とりわけ、エースの細谷、A代表経験のある藤田らにはチームを力強くけん引する大仕事が求められる。


大岩ジャパンには中村俊輔や小野、本田のように日本中に名前を知られるビッグスターはいない。ただ、ここで快進撃を見せれば世間の見る目は変わる。「低評価を覆してやる」というギラギラ感を前面に押し出す人間が何人出てくるか。若者の野心とエネルギーを今こそ、遺憾なく発揮してほしいものである。



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