6日、韓国・JTBCによると、韓国で開催中の「世界スカウトジャンボリー」からの早期撤収を決めた英国と米国で、子どもを参加させた両親らから怒りの声が続々と上がっている。写真は韓国。
2023年8月6日、韓国・JTBCによると、韓国・全羅北道で開催中の世界ボーイズスカウト・ガールスカウトの祭典「世界スカウトジャンボリー」からの早期撤収を決めた英国と米国で、子どもを参加させた両親らから怒りの声が続々と上がっている。
記事によると、14歳の息子を参加させた米コロラド州在住のジャスティンさんは、息子がひどい脱水により嘔吐(おうと)の症状を訴えるも診療所が閉まっていたため治療が受けられなかったと訴え、「息子が無事に帰ってくることだけを願っている」「韓国政府は世界に謝罪しなければならない」と主張した。
バージニア州在住のクリスティンさんは主催者側がどこにお金を使ったのか分からないと主張し、「参加費は6500ドル(約92万円)だった。この大きなお金を集めるために家族がどれだけ苦労したか子どもも分かっている」「期待と違った。100%悪夢だ」などと話した。
18歳の息子を参加させた英国人男性は「そもそも開催場所の選定が間違っていた」とし、「現場は災害地域だ」と指摘した。16歳の娘を参加させた英国人女性も「良い人生経験になると考えていたが、生存ミッションになった」と話したという。
現場から撤収した隊員らは、健康を脅かす不衛生なトイレや不十分な食料を問題視した。「夜になると大量の虫に刺される」ことも共通の不満だったという。
この記事を見た韓国のネットユーザーからも「こう言われる前に謝罪するべきだったのに。まあでも、何でも他人のせいにする韓国政府が頭を下げるわけないか…。本当に恥ずかしいよ」「高額な参加費をもらって参加者の子どもたちを瀕死(ひんし)状態にした。全額を返金するべきだ」「西欧で巻き起こる韓流ブームを一気に消沈させる尹錫悦(ユン・ソンニョル)政権」「梨泰院(イテウォン)雑踏事故で156人が死んでも誰も責任を取らない国だ。このくらいは何でもない」「いくら無能な政権とはいえ、世界を相手にこんなことをしでかすとは思わなかった。たった1年で国をここまで後退させるとは」など、尹政権への怒りの声が続出している。