今日も平和
★じゃー「新しいワクチン」について健康被害とか後遺症とか死亡例とか
ワクチンのせいじゃねーの!?って言われてる事に関して
不安が有ったりするけれど、その辺はどーなん?
と言う流れにて
2022-12-30 小児科医さんに拠るmRNAのお話
■mRNAとか言う耳慣れない単語を聞くと心配にもなるのは分かる。
■ここに車の設計図が有るとする。
■車は、エンジンやハンドル…様々な部品から作られている。
■当然その設計図は分厚い本になるだろうし、書き換わる等あってはならず保管も厳重。
■この車全体の設計図をDNAとする。
■その内、ハンドルだけを作りたいとする。
■ハンドルの設計図が有ればいいので全体は要らない。
■ハンドルの設計図だけコピーを取って、ハンドルと言う部品を作る。
■このコピーがmRNAになる。
■mRNAを使ったコロナワクチンは、「コロナウィルス」の一部の設計図を使ったもの。
■コロナウィルスは、ボールに沢山のブロッコリーが突き刺さったような形状をしている。
■このブロッコリーにあたるのが「スパイク蛋白」と言う。ウィルスが人間の細胞に侵入するのに重要な働きをする。
■mRNAはそのブロッコリー部に関する設計図。
■ハンドルだけで車を走らせることができると思う人は居ない。
■当然、一部のmRNAでコロナに感染する等ありえない。
■mRNA等と聞き慣れない単語が不安かもしれないが、内容が分かれば心配は減るだろう。
■問題のスパイク蛋白に対する抗体をあらかじめ人体に作らせようと言う話。
■原本(DNA)と、コピー(mRNA)の関係なのだから、コピーが原本を上書きする事なんか出来ない。
■mRNAを利用するワクチンは昔から研究されている。
・DNA(原本)全部作る訳でないので、カンタン。
・コピーなので原本を書き換える心配がない。
■等のが利点と考えられたのが理由。
■しかし、実用化には時間がかかった。mRNAは「すぐ消えてしまう」から。
■原本からコピーをとってハンドルを作ろうとしたら、コピーが白紙になっていたようなもの。
■すぐに消えないようにする方法が模索され、結果「大きな分子の化合物で覆う」方法が出来た。
■この「大きな分子」として選ばれたのが「ポリエチレングリコール」。
■「ポリエチレングリコール」は日常ケア用品に含まれている。
■歯磨き粉、シャンプー、化粧水等にもよく入っている。
■ごくまれにこの物質でアレルギーを起こすことが有るので注意は必要だが基本安全な物質。
■以上の説明で「実際にコロナに罹患する VS ☆mRNAワクチン」のリスク差は理解できると思う。
■そもそも、ウィルス自体が細胞内に侵入したら自分を増やすためにガンガン自分のmRNAをまき散らす。
■コロナウィルスはスパイク蛋白を使用して人間の細胞に融合し、細胞膜を突破する。
■そして、ウィルスの遺伝情報mRNAを細胞内に入れ込んでくる。
■ウィルスは自分で増える事が出来ないので、このmRNAで人間の細胞に自分の複製を作らせる。
■人間の細胞を利用するだけ利用して増殖、次のターゲットへと移動していく。
■この時、スパイク蛋白だけでなく、多様な、沢山のmRNAを作る事は容易に想像できだろう。
■mRNAを使用するワクチンで使用するmRNAは、スパイク蛋白の一部を計算して使用する。
■mRNAワクチンのリスクの一つが「心筋炎」。
■ワクチンに関連した心筋炎は100万人当たり10人程度と推測されている。
■なお、ワクチンに拠る心筋炎は「軽傷」で自然に改善した事が分かっている。
(Jama 2021;362:1210-2.)
■一方で、mRNAが原因であるなら、それをまき散らす新型コロナそのものでも心筋炎が起こる事も想像できるだろう。
■実際、新型コロナで起こった心筋炎ははるかに頻度が高く、軽症でない場合も多く、その後の心臓機能への心配等を残すケースが多い。
(N Engl J Med 2021;385:1078-90.)
■血栓症(肺塞栓と言って肺の血管が詰まる)のリスクはワクチンでは上がらず、コロナの感染で大きく上がる事も分かっている。
(JAMA Intern Med 2022;182:1063-70.)
■実際にワクチンでどれくらいのリスクを下げたかについて。
■日本での研究では、ワクチンにより感染リスクは33%、死者は67%減少させたとしている。
(Lancet Regional Health - Western Pacific 2022;28.)
■そもそも1億2千万人が住む日本では、毎日多くの人が亡くなっている。
■これは、ワクチン接種したとかしてないとかは関係ない。
■本来この辺りをはっきりさせる必要が有るが、日本におけるワクチン接種後の統計は不完全である。
■海外では制度の下で行っている地域も有る。
■それらからは、ワクチンによって重篤なリスクは上がらない事が示されている。
■よって、ワクチンの効果は認められると言えると考える。
実際、論文とか見る暇もない忙しい医者とかは、知人や地域の人の副反応とか見て反ワクに感化されちゃうことが多いって言うね…。
【続き】貼っとく【まとまったんで】
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