시사/경제 PositiveNegativeFreeStyleArguments



中国に対する

韓国政府の卑屈な対応


 4日に行われた北京オリンピック開会式で、韓国の伝統衣装である韓服を着た女性が中国56の民族の代表の1人として出演したことに対し、韓国のメディアが「中国が韓国を少数民族扱いした」との批判を強めている。


 東京オリンピックでトラブルメーカーに徹した韓国の姿勢を、中国に対する姿勢と対比してみるとその違いは一目瞭然である。東京オリンピックで韓国は、日本に対する「言いがかり」と言っても過言でない姿勢を取り続けてきたが、中国に対する卑屈な行動を見ていると韓国は「情けない国」だと感じざるを得ない。


 韓国の東アジア研究院(EAI)によれば、中国に対する韓国人の敵対感は過去5年間で16.1%から40%に増加した。また、米シンクタンクの調査では「韓国人は日本より中国が嫌い」ということが確認されている。韓国政府はそれでも中国に対しては低姿勢を続けている。こうした政府の姿勢は、韓国国民をさらに中国嫌いに追いやっていくだろう。




東京オリンピックでの

韓国の行動は正当化できない


 東京オリンピックにおける韓国の反日姿勢は、国際的な常識から逸脱している。それは反日韓国人が主導する、異常な行動と言わざるを得ない状況であった。


 東京オリンピックの際には、聖火リレーの地図に、竹島が虫眼鏡でないと認識できないほど小さく記載していたのを取り上げ、「オリンピックの政治利用」と批判、大統領候補までがオリンピックボイコットを叫んだ。


 しかし、竹島が領土問題である以上、日本地図に記載しないこと自体が不自然であり、むしろその地図が日本領と宣伝するのを目的としていなかったことを韓国は理解すべきであろう。韓国人はむしろ自身の行動によって、思いに反し、竹島が領土問題であることを国際的に認知させたのではないか。


 また、韓国政府や大韓体育会は福島第一原発の処理水放出に対し「放射能オリンピック」と非難していたが、IAEAや韓国の専門家も韓国への影響を否定しており、正当な批判とは言い難い。


 福島県の食材を使った選手村の料理にケチをつけたのも韓国くらいだったのではないか。


 韓国選手団は選手村に横断幕を掲げ、かつて朝鮮の水軍を率いて日本軍と戦い活躍したとされる「抗日の英雄」李舜臣(イ・スンシン)将軍の言葉で韓国選手団を鼓舞した。しかし、東京オリンピックは戦争でもなければ、日韓だけの競技会でもない。ここで李舜臣将軍を持ち出すのは、まことに場所柄をわきまえない不適切な行動と言わざるを得ない。


 さらに、日本のゴルフ代表のユニホームの旭日旗疑惑を持ち出し、ケチをつけたが、実際には旭日旗という意識で見るからそう見えるだけであり、批判は客観的妥当性のないものである。


 日本で開催されるオリンピックにここまで「いちゃもん」をつけられたことで、日本人は韓国との関係を改善しようという意欲を一層失ったことは否定できないだろう。


 文在寅大統領が東京オリンピックに出席し、菅義偉首相(当時)との中身のある会談を求めてきたにも拘わらず、日本政府の反応が冷淡であったのは、こうした韓国の姿勢が原因の一端である。さらに、韓国政府関係者以外でも、反日に悪乗りしている人が多くいたことは遺憾と言わざるを得ない(韓国の東京オリンピックでの言動の詳細は拙書『さまよえる韓国人』に詳述した)。




少数民族に韓服を着せた

中国の文化帝国主義


 そのように、東京オリンピックで反日姿勢をあらわにした韓国であるが、北京オリンピックでは、中国にバッシングされていることを痛感しているであろう。日本に対して取った行動を中国によって思い知らされているのが、冒頭で触れた北京オリンピック開会式における韓服論争である。


 北京オリンピックの開会式では、中国に暮らす56の民族が、中国国旗「五星紅旗」を手渡しで掲揚台までつないだが、その中にピンク色のチマと白いチョゴリを着て髪を三つ編みにした女性がいた。韓国では韓服を中国文化と誤解しかねない場面だったとの見方が広がった。


 韓国のソーシャルメディアとオンラインコミュニティには中国が自分の歴史を作ろうとする「東北工程」(中国東北部の歴史研究を目的とする中国の国家プロジェクトで、中国は高句麗、百済と渤海を中国の地方政権との扱いにした。これに対し韓国内で激しい抗議が発生したが、韓国政府は「学術討議で解決していき、政治問題とはしない」とあいまいな決着をした)に例え、「文化東北工程、韓服工程(韓国の文化や韓服までも中国を起源にしようとしているとの意味)」という批判があふれた。


 一方、中国のネットユーザーは「(中国に暮らす)朝鮮族が伝統衣装を着て出たことの何が問題なのか」「(中国に暮らす)少数民族の文化を見せようとするものにすぎない」と反論している。


 中国は2020年に韓服やキムチは中国由来だとする主張を強め、そこから「韓服工程」「キムチ工程」という言葉が生まれていた。


 韓国SBS放送の時代劇『紅天機(ホンチョんギ)』に登場する女優が着た韓服などをめぐり、中国文化を盗作したと主張している。中国が韓国のエンターテインメント産業に投資した際、ドラマなどに過度に介入したことも拒否感を呼んだ。こうした動きを見れば韓国国民が、中国の今回の行為に意図を感じないわけにはいかないだろう。


 また、中国が公式行事で少数民族を登場させるのは、さまざまな民族で成り立っているという「統一的多民族国家論」が根底にあるという説も聞かれる。しかし、これは多様な民族を包容する姿勢というよりも、「皆が自分たちの下に入れ」という帝国主義的発想が原点にあることは、ウイグル族に対する非人道的行為から明白であろう。


 韓京大学のユン・フィタク教授(中国現代史)は「中国は習近平政権の発足以降、愛国主義を過度に強調し、過去の中国の全盛期に存在していた文化や歴史は今もすべて中国のものだという立場を取っている」と分析している。


 こうして見ると、オリンピックに登場した韓服に対する韓国の国民の反発は若干過剰とはいえ、もっともな部分が多い。中国が行ったことは文化帝国主義的な行為であり、中国の文化歴史の宣伝行為である。


韓国政府の傍観姿勢を

次期大統領候補者たちが非難


 韓服論争にたいしては、ロイターが「キムチや韓服と呼ばれる韓国の伝統衣装など、韓国文化の一面の起源が中国にあるという最近の中国人の主張に韓国が激怒した」と報じ、CNNも「韓国人はこうしたことに長い間イライラを感じてきた」と伝えている。外信のこうした報道は、興味本位の部分があるとはいえ、中国による周辺国への侮辱的姿勢を懸念したものであろう。


 こうした中国の姿勢に対し、韓国の次期大統領選の候補者たちも一斉に批判している。


 与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏は「文化を欲しがるな。文化工程反対」とSNSに投稿した。


 最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)氏は「いったい大韓民国をどれだけ軽く見れば、全世界の人々が見守るオリンピック開会式で、文化工程をこれ見よがしに広げて見せられるのか」として政府の対応を促した。


 また、野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)氏は「韓服は大韓民国の文化。中国当局に話す。漢服でなく韓服だ」と述べた。


 しかし、韓国政府の反応は鈍い。


 外交部当局者は6日、韓服問題に関連し「韓服が世界に認められている韓国の代表的な文化の一つという点に再論の余地はない。中国側に固有の文化に対する尊重と文化的多様性に基づいた理解増進が必要だとの立場を持続的に伝えており、こうした努力を継続していく予定」と述べたが、中国への直接的抗議には言及しなかった。


 青瓦台の反応はもっと鈍い。


 開会式から3日がたって「韓服が韓国の伝統服飾文化ということは全世界が認める」「関連官庁で動向を注視している」と述べただけである。


 仮定の話はあまりするべきではないが、仮に文在寅大統領が北京オリンピックに参加し、韓服を目撃していたなら、国内からいかに大きな反発を受けたか、今は胸をなで下ろしていることだろう。


 韓国政府のこうした弱腰姿勢が、中国の「東北工程」「文化工程」を一層露骨にさせていることを文政権は理解しているのであろうか。国内におけるネロナンブル(自分がやればロマンス、他人がすれば不倫という二重基準)と、国際的には日中に対する露骨な対応の違い、それが韓国の国際的評価を低下させていることに気付かないのだろうか。


北京オリンピックでの経験を

精神的な成長の糧にすべき


 北京オリンピックの韓国選手団は8日、スピードスケート・ショートトラック男子1000メートル準決勝で、不公正な判定により韓国選手が失格になったと激怒し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴することを明らかにした。また、ハンガリー代表チームも中国に有利な不公正判定に異議を提起した。


 韓国男子チームの看板選手である黄大憲(ファン・デホン)と李俊瑞(イ・ジュンソ)の二人がそろって男子1000メートル準決勝に進出したが、準決勝1組では黄大憲が1位でゴールしたものの失格となり、2、3位の任子威、李文竜(ともに中国)が決勝に進んだ。また、2組でも2位でゴールした李俊瑞が失格となり、韓国勢は決勝進出を逃した。


 ショートトラックの混合リレー2000メートルにおいても、中国中央テレビの解説をしていた中国の元代表選手が、韓国選手の転倒を見て「一人で転倒した、仕方ない。何をどのように同情してあげたらいいのか分からない」と言ってうれしそうに手をたたいたそうである。


 なお、この種目で中国は金メダルを獲得したが、準決勝では選手間のタッチがなかったのに失格とはならなかった。


 韓国は、中国における不公正判定や相手の失敗を喜ぶ解説など、スポーツマンシップに欠ける行為に激怒している。しかし、これを見て、韓国の反日家は日韓間の競技で、日本がヘマをし、韓国が優位となるのを喜ぶ姿を見せてきたことへの反省はどうなっているのであろうか。


 韓国は北京オリンピックでの経験を踏まえて、自分たちの日本への行動について、しっかりと反省してもらいたい。自らが日本に行っていることを、中国にやられてどう思うのか、思わないのか。韓国が精神的に成長する上で、今回の経験は非常に良い機会となることを期待したいものである。


北京五輪で「中国の属国扱いされる韓国」が、東京五輪から反省すべきこととは



中国に対する

韓国政府の卑屈な対応


 4日に行われた北京オリンピック開会式で、韓国の伝統衣装である韓服を着た女性が中国56の民族の代表の1人として出演したことに対し、韓国のメディアが「中国が韓国を少数民族扱いした」との批判を強めている。


 東京オリンピックでトラブルメーカーに徹した韓国の姿勢を、中国に対する姿勢と対比してみるとその違いは一目瞭然である。東京オリンピックで韓国は、日本に対する「言いがかり」と言っても過言でない姿勢を取り続けてきたが、中国に対する卑屈な行動を見ていると韓国は「情けない国」だと感じざるを得ない。


 韓国の東アジア研究院(EAI)によれば、中国に対する韓国人の敵対感は過去5年間で16.1%から40%に増加した。また、米シンクタンクの調査では「韓国人は日本より中国が嫌い」ということが確認されている。韓国政府はそれでも中国に対しては低姿勢を続けている。こうした政府の姿勢は、韓国国民をさらに中国嫌いに追いやっていくだろう。




東京オリンピックでの

韓国の行動は正当化できない


 東京オリンピックにおける韓国の反日姿勢は、国際的な常識から逸脱している。それは反日韓国人が主導する、異常な行動と言わざるを得ない状況であった。


 東京オリンピックの際には、聖火リレーの地図に、竹島が虫眼鏡でないと認識できないほど小さく記載していたのを取り上げ、「オリンピックの政治利用」と批判、大統領候補までがオリンピックボイコットを叫んだ。


 しかし、竹島が領土問題である以上、日本地図に記載しないこと自体が不自然であり、むしろその地図が日本領と宣伝するのを目的としていなかったことを韓国は理解すべきであろう。韓国人はむしろ自身の行動によって、思いに反し、竹島が領土問題であることを国際的に認知させたのではないか。


 また、韓国政府や大韓体育会は福島第一原発の処理水放出に対し「放射能オリンピック」と非難していたが、IAEAや韓国の専門家も韓国への影響を否定しており、正当な批判とは言い難い。


 福島県の食材を使った選手村の料理にケチをつけたのも韓国くらいだったのではないか。


 韓国選手団は選手村に横断幕を掲げ、かつて朝鮮の水軍を率いて日本軍と戦い活躍したとされる「抗日の英雄」李舜臣(イ・スンシン)将軍の言葉で韓国選手団を鼓舞した。しかし、東京オリンピックは戦争でもなければ、日韓だけの競技会でもない。ここで李舜臣将軍を持ち出すのは、まことに場所柄をわきまえない不適切な行動と言わざるを得ない。


 さらに、日本のゴルフ代表のユニホームの旭日旗疑惑を持ち出し、ケチをつけたが、実際には旭日旗という意識で見るからそう見えるだけであり、批判は客観的妥当性のないものである。


 日本で開催されるオリンピックにここまで「いちゃもん」をつけられたことで、日本人は韓国との関係を改善しようという意欲を一層失ったことは否定できないだろう。


 文在寅大統領が東京オリンピックに出席し、菅義偉首相(当時)との中身のある会談を求めてきたにも拘わらず、日本政府の反応が冷淡であったのは、こうした韓国の姿勢が原因の一端である。さらに、韓国政府関係者以外でも、反日に悪乗りしている人が多くいたことは遺憾と言わざるを得ない(韓国の東京オリンピックでの言動の詳細は拙書『さまよえる韓国人』に詳述した)。




少数民族に韓服を着せた

中国の文化帝国主義


 そのように、東京オリンピックで反日姿勢をあらわにした韓国であるが、北京オリンピックでは、中国にバッシングされていることを痛感しているであろう。日本に対して取った行動を中国によって思い知らされているのが、冒頭で触れた北京オリンピック開会式における韓服論争である。


 北京オリンピックの開会式では、中国に暮らす56の民族が、中国国旗「五星紅旗」を手渡しで掲揚台までつないだが、その中にピンク色のチマと白いチョゴリを着て髪を三つ編みにした女性がいた。韓国では韓服を中国文化と誤解しかねない場面だったとの見方が広がった。


 韓国のソーシャルメディアとオンラインコミュニティには中国が自分の歴史を作ろうとする「東北工程」(中国東北部の歴史研究を目的とする中国の国家プロジェクトで、中国は高句麗、百済と渤海を中国の地方政権との扱いにした。これに対し韓国内で激しい抗議が発生したが、韓国政府は「学術討議で解決していき、政治問題とはしない」とあいまいな決着をした)に例え、「文化東北工程、韓服工程(韓国の文化や韓服までも中国を起源にしようとしているとの意味)」という批判があふれた。


 一方、中国のネットユーザーは「(中国に暮らす)朝鮮族が伝統衣装を着て出たことの何が問題なのか」「(中国に暮らす)少数民族の文化を見せようとするものにすぎない」と反論している。


 中国は2020年に韓服やキムチは中国由来だとする主張を強め、そこから「韓服工程」「キムチ工程」という言葉が生まれていた。


 韓国SBS放送の時代劇『紅天機(ホンチョんギ)』に登場する女優が着た韓服などをめぐり、中国文化を盗作したと主張している。中国が韓国のエンターテインメント産業に投資した際、ドラマなどに過度に介入したことも拒否感を呼んだ。こうした動きを見れば韓国国民が、中国の今回の行為に意図を感じないわけにはいかないだろう。


 また、中国が公式行事で少数民族を登場させるのは、さまざまな民族で成り立っているという「統一的多民族国家論」が根底にあるという説も聞かれる。しかし、これは多様な民族を包容する姿勢というよりも、「皆が自分たちの下に入れ」という帝国主義的発想が原点にあることは、ウイグル族に対する非人道的行為から明白であろう。


 韓京大学のユン・フィタク教授(中国現代史)は「中国は習近平政権の発足以降、愛国主義を過度に強調し、過去の中国の全盛期に存在していた文化や歴史は今もすべて中国のものだという立場を取っている」と分析している。


 こうして見ると、オリンピックに登場した韓服に対する韓国の国民の反発は若干過剰とはいえ、もっともな部分が多い。中国が行ったことは文化帝国主義的な行為であり、中国の文化歴史の宣伝行為である。


韓国政府の傍観姿勢を

次期大統領候補者たちが非難


 韓服論争にたいしては、ロイターが「キムチや韓服と呼ばれる韓国の伝統衣装など、韓国文化の一面の起源が中国にあるという最近の中国人の主張に韓国が激怒した」と報じ、CNNも「韓国人はこうしたことに長い間イライラを感じてきた」と伝えている。外信のこうした報道は、興味本位の部分があるとはいえ、中国による周辺国への侮辱的姿勢を懸念したものであろう。


 こうした中国の姿勢に対し、韓国の次期大統領選の候補者たちも一斉に批判している。


 与党「共に民主党」の李在明(イ・ジェミョン)氏は「文化を欲しがるな。文化工程反対」とSNSに投稿した。


 最大野党「国民の力」の尹錫悦(ユン・ソギョル)氏は「いったい大韓民国をどれだけ軽く見れば、全世界の人々が見守るオリンピック開会式で、文化工程をこれ見よがしに広げて見せられるのか」として政府の対応を促した。


 また、野党「国民の党」の安哲秀(アン・チョルス)氏は「韓服は大韓民国の文化。中国当局に話す。漢服でなく韓服だ」と述べた。


 しかし、韓国政府の反応は鈍い。


 外交部当局者は6日、韓服問題に関連し「韓服が世界に認められている韓国の代表的な文化の一つという点に再論の余地はない。中国側に固有の文化に対する尊重と文化的多様性に基づいた理解増進が必要だとの立場を持続的に伝えており、こうした努力を継続していく予定」と述べたが、中国への直接的抗議には言及しなかった。


 青瓦台の反応はもっと鈍い。


 開会式から3日がたって「韓服が韓国の伝統服飾文化ということは全世界が認める」「関連官庁で動向を注視している」と述べただけである。


 仮定の話はあまりするべきではないが、仮に文在寅大統領が北京オリンピックに参加し、韓服を目撃していたなら、国内からいかに大きな反発を受けたか、今は胸をなで下ろしていることだろう。


 韓国政府のこうした弱腰姿勢が、中国の「東北工程」「文化工程」を一層露骨にさせていることを文政権は理解しているのであろうか。国内におけるネロナンブル(自分がやればロマンス、他人がすれば不倫という二重基準)と、国際的には日中に対する露骨な対応の違い、それが韓国の国際的評価を低下させていることに気付かないのだろうか。


北京オリンピックでの経験を

精神的な成長の糧にすべき


 北京オリンピックの韓国選手団は8日、スピードスケート・ショートトラック男子1000メートル準決勝で、不公正な判定により韓国選手が失格になったと激怒し、スポーツ仲裁裁判所(CAS)に提訴することを明らかにした。また、ハンガリー代表チームも中国に有利な不公正判定に異議を提起した。


 韓国男子チームの看板選手である黄大憲(ファン・デホン)と李俊瑞(イ・ジュンソ)の二人がそろって男子1000メートル準決勝に進出したが、準決勝1組では黄大憲が1位でゴールしたものの失格となり、2、3位の任子威、李文竜(ともに中国)が決勝に進んだ。また、2組でも2位でゴールした李俊瑞が失格となり、韓国勢は決勝進出を逃した。


 ショートトラックの混合リレー2000メートルにおいても、中国中央テレビの解説をしていた中国の元代表選手が、韓国選手の転倒を見て「一人で転倒した、仕方ない。何をどのように同情してあげたらいいのか分からない」と言ってうれしそうに手をたたいたそうである。


 なお、この種目で中国は金メダルを獲得したが、準決勝では選手間のタッチがなかったのに失格とはならなかった。


 韓国は、中国における不公正判定や相手の失敗を喜ぶ解説など、スポーツマンシップに欠ける行為に激怒している。しかし、これを見て、韓国の反日家は日韓間の競技で、日本がヘマをし、韓国が優位となるのを喜ぶ姿を見せてきたことへの反省はどうなっているのであろうか。


 韓国は北京オリンピックでの経験を踏まえて、自分たちの日本への行動について、しっかりと反省してもらいたい。自らが日本に行っていることを、中国にやられてどう思うのか、思わないのか。韓国が精神的に成長する上で、今回の経験は非常に良い機会となることを期待したいものである。



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