文と正恩の親書の交換。この中身を与正が示唆しました。
下の記事は朝鮮新報が発した共和国(北朝鮮の事)の与正の発した全文記事。
記事の中に
■現在のような重要な反転の時期に行われる軍事演習
これは与正や正恩が認識している文と正恩の親書の交換で獲得した北の認識。
つまり文と正恩は現在を「現在のような重要な反転の時期」として共通認識をしているわけだ。
全てが行き詰まった文としては反転の好機を探していたが、やっと正恩が文の要請に応えてくれた。その結果が「現在のような重要な反転の時期」という文と正恩の共通認識。
その親書の結果を与正が示唆したわけだ、
文と正恩は何を反転のきっかけにしたのか。
それは最近(文と正恩の親書の交換以降)の北の発言からそれが垣間見える。
北は最近になり、従来は控えめだった日本への批判を頻繁に発している。内容は韓国政府が従来から行っている国際社会への日本誹謗の数々。それを韓国の論調と基を同じにする日本攻撃の発言だ。日本の福島放射能、汚染水、竹島、・・・こんな発言だ。
北が文の要請(対日批判に同調を求める)に応えて実践したのがこれらの対日批判発言であろう。
この対日批判の南北共同作業は更迭された白髪の前外交部長官が国連機関で通訳として活動していたころの南北共同作戦を彷彿させる。あの時は南北が日本攻撃で完全に一致し、中国を巻き込んで日本攻撃が大成功した時代だ。
当然文もその時に第一線でこの南北共同作業をやってきたわけで、今回の文の親書はその成功事例を正恩に示した物と推察される。
これが正恩が文の要請に応じて「現在のような重要な反転の時期」と共通認識を得たのでしょう。
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“合同軍事演習を行うか注視する”/金与正党副部長が談話
2021.08.01 (21:41)
朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党中央委員会の金与正副部長が1日、談話を発表した。全文は次の通り。
既に数日前から周知の事実であるが、7月27日に北と南は1年以上断絶していたすべての通信連絡線を元通りに回復する措置を講じた。
しかし、これをめぐって今、南朝鮮の内外では自分なりにその意味を拡大して解釈しており、果ては北南首脳会談問題まで世論化しているが、私は時期尚早の軽率な判断だと思う。
通信連絡線の復元について、断絶していたものを物理的に再び連結しただけという、それ以上の意味を付与してはならないというのが私の考えである。
拙劣な憶測と根拠のない解釈は、かえって失望だけを招きかねない。
北南首脳が直接両手を取り合って共同宣言のような、画期的な合意を遂げて発表した後も、北南関係が願わない曲折と波動を経て危機へと突っ走ったこの3年間の過程を振り返ってみると、私の今日の見解が十分に理解できるであろう。
数日間、私は南朝鮮軍と米軍との合同軍事演習が予定通りに強行され得るという不快な声を引き続き聞いている。
われわれは、合同軍事演習の規模や形式について論じたことがない。
現在のような重要な反転の時期に行われる軍事演習…
私は確かに、信頼回復の歩みを再び踏み出すことを願う北南首脳の意志を甚だしく損なわせ、北南関係の前途をいっそう曇らす好ましくない前奏曲になると思う。
わが政府と軍隊は、南朝鮮側が8月に再び敵対的な戦争演習を行うか、または大勇断を下すかについて鋭く注視するであろう。
希望か、絶望か? 選択はわれわれがしない。
(参考連合ニュース社記事)
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韓米軍事演習は「南北関係の将来曇らす」 金与正氏が談話
2021.08.01 21:07
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は1日、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、「現在のような重要な時期に行われる軍事演習は北南(南北)関係の将来をさらに曇らす可能性がある」とした上で、8月に予定された韓米合同軍事演習に関する韓国側の決定を鋭意注視すると警告した。
金与正氏(資料写真)=(聯合ニュース)
金与正氏は「数日間、南朝鮮(韓国)軍と米軍の合同軍事演習が予定通り強行される可能性があるという、気分を害する知らせを聞き続けている」とし、「われわれは合同軍事演習の規模や形式について論じたことがない」と指摘した。その上で「わが政府と軍隊は南朝鮮側が8月に再び敵対的な戦争演習を繰り広げるのか、または大きな勇断を下すのかを鋭意注視する」と警告した。
また、1年余り断絶していた南北間の通信連絡線が先月27日に復旧されたのを機に、南北首脳会談開催の可能性が取り沙汰されていることについて「今、南朝鮮内外では(通信連絡線復旧の)意味を拡大して解釈しており、北南首脳会談問題まで世論化しているが、早すぎる軽率な判断だと思う」と指摘した。
通信連絡線の復旧は「断絶されていたものを物理的に再びつないだだけで、それ以上の意味を込めてはならない」とした。
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下の記事は朝鮮新報が発した共和国(北朝鮮の事)の与正の発した全文記事。
記事の中に
■現在のような重要な反転の時期に行われる軍事演習
これは与正や正恩が認識している文と正恩の親書の交換で獲得した北の認識。
つまり文と正恩は現在を「現在のような重要な反転の時期」として共通認識をしているわけだ。
全てが行き詰まった文としては反転の好機を探していたが、やっと正恩が文の要請に応えてくれた。その結果が「現在のような重要な反転の時期」という文と正恩の共通認識。
その親書の結果を与正が示唆したわけだ、
文と正恩は何を反転のきっかけにしたのか。
それは最近(文と正恩の親書の交換以降)の北の発言からそれが垣間見える。
北は最近になり、従来は控えめだった日本への批判を頻繁に発している。内容は韓国政府が従来から行っている国際社会への日本誹謗の数々。それを韓国の論調と基を同じにする日本攻撃の発言だ。日本の福島放射能、汚染水、竹島、・・・こんな発言だ。
北が文の要請(対日批判に同調を求める)に応えて実践したのがこれらの対日批判発言であろう。
この対日批判の南北共同作業は更迭された白髪の前外交部長官が国連機関で通訳として活動していたころの南北共同作戦を彷彿させる。あの時は南北が日本攻撃で完全に一致し、中国を巻き込んで日本攻撃が大成功した時代だ。
当然文もその時に第一線でこの南北共同作業をやってきたわけで、今回の文の親書はその成功事例を正恩に示した物と推察される。
これが正恩が文の要請に応じて「現在のような重要な反転の時期」と共通認識を得たのでしょう。
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“合同軍事演習を行うか注視する”/金与正党副部長が談話
2021.08.01 (21:41)
朝鮮中央通信によると、朝鮮労働党中央委員会の金与正副部長が1日、談話を発表した。全文は次の通り。
既に数日前から周知の事実であるが、7月27日に北と南は1年以上断絶していたすべての通信連絡線を元通りに回復する措置を講じた。
しかし、これをめぐって今、南朝鮮の内外では自分なりにその意味を拡大して解釈しており、果ては北南首脳会談問題まで世論化しているが、私は時期尚早の軽率な判断だと思う。
通信連絡線の復元について、断絶していたものを物理的に再び連結しただけという、それ以上の意味を付与してはならないというのが私の考えである。
拙劣な憶測と根拠のない解釈は、かえって失望だけを招きかねない。
北南首脳が直接両手を取り合って共同宣言のような、画期的な合意を遂げて発表した後も、北南関係が願わない曲折と波動を経て危機へと突っ走ったこの3年間の過程を振り返ってみると、私の今日の見解が十分に理解できるであろう。
数日間、私は南朝鮮軍と米軍との合同軍事演習が予定通りに強行され得るという不快な声を引き続き聞いている。
われわれは、合同軍事演習の規模や形式について論じたことがない。
現在のような重要な反転の時期に行われる軍事演習…
私は確かに、信頼回復の歩みを再び踏み出すことを願う北南首脳の意志を甚だしく損なわせ、北南関係の前途をいっそう曇らす好ましくない前奏曲になると思う。
わが政府と軍隊は、南朝鮮側が8月に再び敵対的な戦争演習を行うか、または大勇断を下すかについて鋭く注視するであろう。
希望か、絶望か? 選択はわれわれがしない。
(参考連合ニュース社記事)
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韓米軍事演習は「南北関係の将来曇らす」 金与正氏が談話
2021.08.01 21:07
【ソウル聯合ニュース】北朝鮮の金正恩(キム・ジョンウン)国務委員長(朝鮮労働党総書記)の妹、金与正(キム・ヨジョン)党副部長は1日、朝鮮中央通信を通じて談話を発表し、「現在のような重要な時期に行われる軍事演習は北南(南北)関係の将来をさらに曇らす可能性がある」とした上で、8月に予定された韓米合同軍事演習に関する韓国側の決定を鋭意注視すると警告した。
金与正氏(資料写真)=(聯合ニュース)
金与正氏は「数日間、南朝鮮(韓国)軍と米軍の合同軍事演習が予定通り強行される可能性があるという、気分を害する知らせを聞き続けている」とし、「われわれは合同軍事演習の規模や形式について論じたことがない」と指摘した。その上で「わが政府と軍隊は南朝鮮側が8月に再び敵対的な戦争演習を繰り広げるのか、または大きな勇断を下すのかを鋭意注視する」と警告した。
また、1年余り断絶していた南北間の通信連絡線が先月27日に復旧されたのを機に、南北首脳会談開催の可能性が取り沙汰されていることについて「今、南朝鮮内外では(通信連絡線復旧の)意味を拡大して解釈しており、北南首脳会談問題まで世論化しているが、早すぎる軽率な判断だと思う」と指摘した。
通信連絡線の復旧は「断絶されていたものを物理的に再びつないだだけで、それ以上の意味を込めてはならない」とした。
hjc@yna.co.kr
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