ゼネラル・エレクトリック GEnx (General Electric Next-generation)とはGE・アビエーションがボーイング787、747-8用に開発中の次世代型高バイパス比ターボファンエンジンである。
GEnxはGEの製品群において既存のCF6を置き換える事を予定している。
最新型のGEnx-2Bは2008年2月29日に最初の運転試験が行われた。
GEnx計画において、GEは64%のリスクを負担している。他にはIHIが15%、アビオ S.p.A.が12%、ボルボ・エアロ、三菱重工業、サムスンテックウィンが9%を負担する。
航空エンジンにおいてGEの最大のパートナーであるスネクマは、部品供給の可能性はあるが、GEnxよりもパワージェット事業に深く関わっている。
その結果w
アメリカ連邦航空局、GE製エンジン搭載のボーイング787型機に対空性改善命令
アメリカ連邦航空局(FAA)は、ボーイング787−8型機と787-9型機に搭載している、ゼネラル・エレクトリック(GE)社製のGEnx-1Bエンジンに対し、対空性改善命令を行った。
FAAの資料によると、エンジンのファンブレード付着した氷によって、エンジンが損傷する可能性があるというもの。
最悪の場合、両方のエンジンを損傷し、飛行中に電力を消失する可能性があるとしている。少なくとも1つのエンジンの交換や改修が必要となる。
アメリカのメディアは、同エンジンを搭載している、日本航空(JAL)のバンクーバー発東京/成田行きJL17便で、1月29日、東京/成田の東140キロを飛行中に同トラブルが発生し、
第2エンジンを停止していたとしている。
全日空(ANA)のボーイング787型機のエンジンはロールス・ロイス製で対象外。