朝日新聞9月6日(水)朝刊13版文化
「tell me something」が「カル」になった訳
朝日新聞9月6日(水)朝刊13版文化総合27面記事より 11月公開の韓国映画「カル」は、本国で‘刃物’の意味だが 実は韓国の原題は英語で、「tell me something」。 「原題のままだと欧米の映画と間違われ、 主演二人の写真だけ見た人は邦画と思うかもしれない。 韓国映画と分かり、中身にふさわしい題を考えた」 と配給元クロックワークス。 バラバラ殺人を刑事が追う、なぞ解きスリラーなのだ。 「カル」と聞いて何だか分かる人は、多分ごく少ないが、 それも戦略だとか。 「『カル』ってなあに?」「『刃物だって』という会話がおこるのを期待します」 一方、宣伝では「カル」を浮キハングルも目立たせて韓国色をアピール。 今年の正月映画だった韓国アクション「シュリ」の大成功を意識してのことだ。「カル」の刑事役が「シュリ」で主演だったハン・ャbキュなだけに、 時流に乗せる作戦でもある。