バドミントンSSファイナルで日本ペアが初優勝
http://www.asahi.com/articles/ASGDP1SHJGDPUHBI005.html朝日新聞 2014.12.22
年間上位8人と8組が参加するバドミントンの国際大会スーパーシリーズ(SS)ファイナルの最終日は21日、アラブ首長国連邦のドバイで各種目の決勝があり、女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)はロンドン五輪金メダルの田卿、趙●(くさかんむりに雲)蕾組(中国)と対戦。2―0(21―17、21―14)のストレートで勝ち、2008年に始まったこの大会で全種目を通じて日本勢初めてとなる優勝を決めた。
20日の準決勝では男子ダブルスの早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)が中国ペアに1―2(21―18、15―21、12―21)で逆転負けした。
初Vの高橋・松友組、揺さぶりスキ突き五輪金ペアを圧倒
相手は、今年の世界選手権を制した世界ランク1位。ロンドン五輪決勝で藤井瑞希、垣岩令佳組を破って金メダルに輝いたペアだ。世界ランク2位の高橋、松友はスーパーシリーズ(SS)で3連敗中だった。「10回やって3回勝てるかどうか。挑戦者の気持ちで戦う」と臨んだ。
試合開始早々にリズムに乗った。相手のミスも重なる中で、第1ゲームの立ち上がりにいきなり5得点を連取した。自分たちよりも一回り大きい体格のペアから繰り出されるスマッシュの力強さに対し、前後左右へと揺さぶりをかけて、第1ゲームを奪った。
迎えた第2ゲーム。勝ちが見え、少し力んだ。いったんはリードを許したが、「やばい。自分たちのプレーをしなきゃ」と気持ちを入れ替え直した。強気にスマッシュを連続して放ち、10―11から5連続得点で逆転。相手のペースが乱れたスキを見逃さずに、一気に勝負を決めた。
その年のSSの上位8組が集うファイナルで、男女を通じて初めての優勝。「ずっと中国を意識して練習をしてきて、やっと大きな舞台で成果を出せた」と高橋が言えば、松友は「トロフィーは重かった」。五輪未経験の若い2人が、世界の頂点に立つ快挙を成し遂げた。(河野正樹)
バドミントンSSファイナルで日本ペアが初優勝
http://www.asahi.com/articles/ASGDP1SHJGDPUHBI005.html朝日新聞 2014.12.22
年間上位8人と8組が参加するバドミントンの国際大会スーパーシリーズ(SS)ファイナルの最終日は21日、アラブ首長国連邦のドバイで各種目の決勝があり、女子ダブルスの高橋礼華、松友美佐紀組(日本ユニシス)はロンドン五輪金メダルの田卿、趙●(くさかんむりに雲)蕾組(中国)と対戦。2―0(21―17、21―14)のストレートで勝ち、2008年に始まったこの大会で全種目を通じて日本勢初めてとなる優勝を決めた。
20日の準決勝では男子ダブルスの早川賢一、遠藤大由組(日本ユニシス)が中国ペアに1―2(21―18、15―21、12―21)で逆転負けした。
初Vの高橋・松友組、揺さぶりスキ突き五輪金ペアを圧倒
相手は、今年の世界選手権を制した世界ランク1位。ロンドン五輪決勝で藤井瑞希、垣岩令佳組を破って金メダルに輝いたペアだ。世界ランク2位の高橋、松友はスーパーシリーズ(SS)で3連敗中だった。「10回やって3回勝てるかどうか。挑戦者の気持ちで戦う」と臨んだ。
試合開始早々にリズムに乗った。相手のミスも重なる中で、第1ゲームの立ち上がりにいきなり5得点を連取した。自分たちよりも一回り大きい体格のペアから繰り出されるスマッシュの力強さに対し、前後左右へと揺さぶりをかけて、第1ゲームを奪った。
迎えた第2ゲーム。勝ちが見え、少し力んだ。いったんはリードを許したが、「やばい。自分たちのプレーをしなきゃ」と気持ちを入れ替え直した。強気にスマッシュを連続して放ち、10―11から5連続得点で逆転。相手のペースが乱れたスキを見逃さずに、一気に勝負を決めた。
その年のSSの上位8組が集うファイナルで、男女を通じて初めての優勝。「ずっと中国を意識して練習をしてきて、やっと大きな舞台で成果を出せた」と高橋が言えば、松友は「トロフィーは重かった」。五輪未経験の若い2人が、世界の頂点に立つ快挙を成し遂げた。(河野正樹)