자동차

「遠い昔の忘れ物」と表現されるもの。

 高層ビルは、「今」建設しようと思えば、出来ます。
しかし、「歴史のある建造物」は、すぐに建てることは出来ません。
「歴史のある建造物」になるためには、「時間の経過」という洗礼が必要だから。


 では、「歴史のあるイベント」はどうでしょう?
建造物は、「物理的に形のある物」であり、運がよければ人間の介助を必要とすることなく、存在し続けられます。
しかし、形を持たないイベントに、「歴史のある」という表現が冠せられるようになるためには、人の「絶えざる努力」が必要です。

どんなイベントでも、最初は「生まれたばかり」のものであり、最初から「歴史がある」というキャプションがつくことは、ありません。
そして「歴史ある」というイベントの底辺には、そのキャプションを支えるだけの、有名、無名を問わず、人の努力というものが、確実にあります。

逆に言えば、「努力を重ね、毎年、コンスタントに開催する」という事を重ねていけば、「歴史あるイベント」は、どの国の、どの人たちでも作ることが出来る、といえるわけで、その部分では「貧富の別なく、平等」といえるかもしれません。
韓国でも、そういうイベントは作る事は出来るはずなんですけどね。
もちろん、「長い」と表現されるにふさわしいだけの回数と年月は、必要とされますが。




んで。
 コンスタントに毎年開催し、「ガチンコの真剣勝負」を繰り返すことで多くのドラマを作り続け、それによって「歴史があり、世界的にも価値がある」という地位を得たレースが、日本にあります。
今年は、7月25日~28日に三重県・鈴鹿サーキットで開催される、「鈴鹿8時間耐久ロードレース」がそれです。
 左腕が不自由になって以降、二輪のメジャーレースにはあまり興味がなくなった(割に、草の原チャのレースには、左腕が不自由になった後に参加したんですけどねw)んですが、今年は久々に興味を持ってみようか、という話題が出てきました。


スレッドのサムネールを見て「おおっw」と思った人は、絶対にいるはずなんだわ。
つーかそう思ったのは間違いなく40才以上の「おやぢ」が殆どだと思うけれどw
なにせ「癖」のある乗り方するにーちゃんだったからね、現役の頃も。
というか....読んで驚け、というか、泣け。




以下引用開始
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ケビン・シュワンツ49歳 灼熱の鈴鹿8耐に忘れ物を取りに戻る
http://www.asahi.com/and_M/interest/OSK201307100017.html?ref=com_fbox_u

 「コカ・コーラ ゼロ 鈴鹿8時間耐久ロードレース 第36回大会」が7月25日~28日に三重県・鈴鹿サーキットで開催される。

 7月3日、4日に第二回公式テストが、9日、10日に第三回公式テストが開かれた。「8耐」の愛称で、オートバイ好きに支持され続ける夏を代表するモータースポーツ・イベントとなったこのレースに、ロードレース世界選手権(WGP)でチャンピオンを獲得した経歴を持つ49歳のアメリカ人ライダー、ケビン・シュワンツが21年ぶりに参戦する。

しかも、イベントに参加するために鈴鹿サーキットを訪れるのでも、話題作りのために参戦するのでもない、「勝つために」エントリーするという。いまやレジェンドライダーと呼ばれる存在となったケビン・シュワンツが真夏の鈴鹿に忘れ物を取りにやってくる。


 ケビン・シュワンツってだれ? オートバイレースが好きな人でも若い人からすれば、もしかしたらそんな言葉がもれているかもしれない。
ケビンは、80年代後半から90年代前半にロードレース世界選手権で活躍したライダーで、当時の最高峰WGP500CCクラスで93年にシリーズチャンピオンに輝いている。彼は6度「8耐」に参戦しているが、2位、3位と表彰台を獲得したことはあるものの優勝には届かなかった。どうしても自分のキャリアに「8耐」の優勝を加えたいと強く思い続けていたという。そして今年、加賀山就臣、芳賀紀行という二人の8耐優勝経験者とともに「Team KAGAYAMA」からの出場となる。


 7月3日と4日の公開テストで話を聞く機会を得た。8耐での勝利へのこだわりについて「勝つということは私にとってすべて、といっていい。よいチームで臨めていると思うし、二人の本当によいチームメートにも恵まれた。8時間の間、自分に勝てば勝利がついてきます。私は自分がレースに勝てるだけのパフォーマンスを維持できると思っています」と語った。


 この日、注目のケビン・シュワンツが鈴鹿を走るということもあり、平日にもかかわらずサーキットのパドックには熱心なファンが何人も詰めかけ、ケビンのガレージの裏には小さな人垣が絶えることはなかった。
ケビンは気さくにサインに応じ、まるで鈴鹿サーキットに戻ってきたことを楽しんでいるのかのようにも見えた。しかし、もしかしたらもっとも色めき立っていたのは、長年ロードレースの取材を続けていきた記者やフォトグラファーだったのかもしれない。ケビンの周りは時に笑顔であふれ、時に真剣なまなざしで彼の一挙一動を追い続けていた。若手のフォトグラファーには、それは不思議な光景に見えたようで「どうしてみんなニコニコしてるんでしょうね」と首をひねった。彼も21年の時を経たときに、こんなシーンに出会うことがあるかもしれない。


 1978年に第一回大会が開催された真夏の耐久レースは、今年で36回を数える。1980年代から90年代には、世界中で活躍するライダーがたちが参戦、メーカーもライダーも「鈴鹿を征するものは世界を制する」を合言葉にして、勝利を目指し力を注いで参戦していた。 また、全国のオートバイに乗るライダーたちにとっては、8耐に出かけることがお伊勢参りと呼ばれ、鈴鹿市内がオートバイで渋滞して身動きがとれなくなった開催年もあった。いつしか「鈴鹿」が参戦ライダー、メーカー、観客から「聖地」と呼ばれるようにまでになっていた。


 では、そもそも「8耐」とはどんなレースなのだろう。
簡単に言えば「2人または3人のライダーが一台のオートバイを8時間でどれだけ遠くまで運べるか」という競技。鈴鹿サーキット(二輪用コース・5.821Km)を8時間で何周できるのか。レースにはアクシデントがつきものであり、レース中にセーフティーカーが入ったり、雨が降り路面が濡れてしまうと、平均速度がさがり周回数は伸びない。1982年には台風の影響で6時間に短縮されたこともある。過去最高周回数は2002年の219周(1978年の第1回大会は194周)、今年は、どれだけのドラマが周回数ごとにコースに刻まれるのだろう。

 今年も鈴鹿に暑い夏が訪れるとともに、「8耐」もやってくる。夕暮れに包まれるころには灼熱のアスファルトで繰り広げられた戦いの幕が下り、勝者が美酒に酔うと夜空を花火が彩る。まるで、過酷な戦いなど無かったかのように、そこにいる何万人もの人が空を見上げて余韻に浸ったあと、「また、来年」と言葉を交わしてそれぞれの家路につく。36回目の夏もきっと同じようなシーンが繰り返されるに違いない。「そう言えば、そうだった」と思い出の中で花火を見上げているあなたも、今年は久しぶりに出かけてみませんか「鈴鹿8時間耐久ロードレース」へ。

 ■ケビン・シュワンツ 1964年6月19日生れ、アメリカ・テキサス州出身。1988年スズキのエースライダーとして、最高峰のロードレース世界選手権GP500クラスに参戦。この年の開幕戦、鈴鹿サーキットで行われた日本グランプリでいきなり優勝。Hondaのワイン・ガードナー、マイケル・ドゥーハン、ヤマハのエディ・ローソン、ウェイン・レイニーらと死闘を繰り広げ、93年にはシリーズチャンピオンに輝いた。翌1994年に3度目の日本グランプリ優勝を飾るなど鈴鹿サーキットでは強さを見せた。鈴鹿8時間耐久ロードレースには6大会に出場。1985年、86年にヨシムラ・スズキで3位表彰台を獲得すると、88年にはダグ・ポーレンと組んで2位表彰台に上がった。


このおっさん....まだこんな降り方しとるんかいorz


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以上引用終了


 21年前に取れなかった、「優勝トロフィー」を取りに、50間近のじいさんが、本気で「勝ち」を取りにやってくる。

ケビン・シュワンツのが現役だった頃を知らない人がかなり多いと思うんですが、本気ですげーライダーだったんよ。
器用にでかい体を納めて走る一方、「あーちーさくなってるのって疲れるわ」といわんばかりに時にはみ出す。
引用記事中にある他のライダーたちも半端なく強く、文字通り「外連味無し」の名勝負を繰り返してきた、「すばらしいライダーでした」。....と、過去形で語られるのが普通だと思うのよ、年齢的に。


ワールドチャンプも取っている。
優勝トロフィーなんか掃いて捨てるほど持ってるはずなんだわ。

そのじいさんが、21年前に取れなかった、
たった一本の優勝トロフィーを欲しがり、
本気になって勝ちを取りに、今年日本にやってくる。


 もちろん、話題作りを目的としてシュワンツに話を持っていった人は、いると思うのよ。
それを前提として考えても、普通この年でその話を受けるか?
しかも、"ガチで勝ちに行こう"とするか?
どれだけ八耐の優勝って、「価値があるものだ」と思ってくれてるのよ(T.T)

 鈴鹿の八耐は、36回という回数を経て、そんなイベントになっている。
そんなイベントに育てた鈴鹿サーキットや、あまたの二輪のライダー、そして二輪のモータースポーツ関係者に、お礼を言いたい。

ありがとう。 こんなすばらしいイベントに育ててくれて。
そして、継続して開催するための努力を、続けてくれて。



 歴史のあるイベントは、確実に「関わる人たちの努力」という名前の山の上に存在します。
そしてその山は、どんな国でも「継続して努力を重ねる」事で、作り出せる山です。

その山が、日本には存在する。そして、韓国には、ない。

 日本に生まれて、本当に、よかった。
そして、「名だたるライダーが優勝トロフィーを欲しがる」イベントを作り出す努力をしてくれた人たちがいたことに、心から感謝したい。

今年の八耐。
 シュワンツに優勝して欲しいなと思う一方、「8時間のスプリントレース」と化している昨今の八耐で、勝つ見込みがあるかといえば、正直微妙....
でも、今年は、例年のように結果を知るだけでなく、ライブの情報も、ちょっと気にしてみようかな、と思います。

がんばれ、みんな。
スタートから8時間、オンコースで、
サーキットの空に打ち上げられる花火を見上げるために。



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