TOYOTA、PSAからOEM調達etc...
TOYOTA、PSAから商用車OEM調達へ
TOYOTAは23日(現地時間)、フランスのPSA Peugeot CitroënとOEM契約で合意したと発表した。2013年から2020年までPSAが商用車をTOYOTAに供給する。なお、資本提携や共同開発は行わない。
TOYOTAは2011年まで、「HIACE」(日本では絶版となった「GRAND HIACE」のヨーロッパ向けモデル)を日本から輸出していたが、円高・ユーロ安が進行、安全基準や排出ガス規制が強化されることから、改良モデルを開発せず、販売を停止した。
TOYOTAはシェアが伸び悩むヨーロッパで、現地メーカーとの連携を加速している。既にドイツのBMWとディーゼルエンジンや車体軽量化技術、ハイブリッドシステムや燃料電池システムを相互に供給する契約を締結している。しかし、BMWには商用車が無いため、商用車では他の提携先を模索していた。そこに浮上したのが、チェコで小型車の合弁生産しているPSAだった。
ヨーロッパ向けの商用車をPSAからの調達に切り替え、開発費を減らす一方、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)、燃料電池車の開発に経営資源を集中し、競争力を高める狙いがある。
フランス経済にとっても、TOYOTAは救世主のような存在だ。今回、TOYOTA向けの商用車を生産するフランス北部のSevelnord工場は、現在イタリアのFIATと合弁で生産。しかし、FIATは今回の契約をもって資本撤退を決定。FIATとPSAの生産協力は2016年まで続けられるが、その先をどうするかがPSAの課題だった。
PSAは業績悪化で8000人のリストラを決めている。「Sebelnord工場も閉鎖対象になるのではないか」という推測もあったが、4月にSarközy前大統領が「TOYOTAとの協議案件があるから大丈夫だろう」と発言。当初の閉鎖観測が後退していた。
PSAはGMから7%の出資を受け入れ、共同開発を予定しているが、TOYOTAは、「PSA本体への出資や共同生産はない」と明言。OME調達にPSA救済の意図はないとしているが、「瀕死のPSAに酸素を吹き込んだ」(フランスの経済新聞、"La Tribune")のは間違いない。雇用を守りたいフランス政府にとって、TOYOTAがサポート役となった可能性はある。
TOYOTAは2011年まで、「HIACE」(日本では絶版となった「GRAND HIACE」のヨーロッパ向けモデル)を日本から輸出していたが、円高・ユーロ安が進行、安全基準や排出ガス規制が強化されることから、改良モデルを開発せず、販売を停止した。
TOYOTAはシェアが伸び悩むヨーロッパで、現地メーカーとの連携を加速している。既にドイツのBMWとディーゼルエンジンや車体軽量化技術、ハイブリッドシステムや燃料電池システムを相互に供給する契約を締結している。しかし、BMWには商用車が無いため、商用車では他の提携先を模索していた。そこに浮上したのが、チェコで小型車の合弁生産しているPSAだった。
ヨーロッパ向けの商用車をPSAからの調達に切り替え、開発費を減らす一方、ハイブリッド車(HV)や電気自動車(EV)、燃料電池車の開発に経営資源を集中し、競争力を高める狙いがある。
フランス経済にとっても、TOYOTAは救世主のような存在だ。今回、TOYOTA向けの商用車を生産するフランス北部のSevelnord工場は、現在イタリアのFIATと合弁で生産。しかし、FIATは今回の契約をもって資本撤退を決定。FIATとPSAの生産協力は2016年まで続けられるが、その先をどうするかがPSAの課題だった。
PSAは業績悪化で8000人のリストラを決めている。「Sebelnord工場も閉鎖対象になるのではないか」という推測もあったが、4月にSarközy前大統領が「TOYOTAとの協議案件があるから大丈夫だろう」と発言。当初の閉鎖観測が後退していた。
PSAはGMから7%の出資を受け入れ、共同開発を予定しているが、TOYOTAは、「PSA本体への出資や共同生産はない」と明言。OME調達にPSA救済の意図はないとしているが、「瀕死のPSAに酸素を吹き込んだ」(フランスの経済新聞、"La Tribune")のは間違いない。雇用を守りたいフランス政府にとって、TOYOTAがサポート役となった可能性はある。
今月中旬には、Aulnay工場の閉鎖に抗議するデモが行われたばかり。この工場はCharles de Gaulle International AirportとParisの中心部を結ぶRER B線の沿線にある。
奇しくも同じ時期、ヨーロッパでシェアを伸ばすHYUNDAIやKIAの工場でも、ストライキと抗議活動が行われていた。理由は「夜間操業を廃止しろ」というものだった。
「FIT EV」、日本最高の電費実現、アメリカでは一般向け納車も開始
Hondaは日本で2012年夏発売予定の「FIT EV」について、国土交通省からJC08モードの交流電力量消費率(電費)で106Wh/km、一充電走行距離で225kmという、EVとしては日本最高の電費性能の認可を取得したと発表した。
「FIT EV」は、日本では当面、自治体・企業向けのリース販売に限定するが、アメリカではCaliforniaとOregonで一般向けにもリース販売も開始した。
一般向け第1号車のオーナーになったのは、CaliforniaのMatt and Becky Walton夫妻。夫のMatt氏は、「第1号車が納車されたのは、大変光栄。FIT EVはどんなEVよりも電費性能に優れ、運転しても楽しい車」とコメントしている。
「FIT EV」はモーターにギアボックス同軸モーターを採用、バッテリーにTOSHIBA製20kWhLi-ionバッテリーを搭載し、最高速度は144km/h、最高出力92kW、最大トルク256N・m(26.1kgf・m)のスペックを有する。充電時間は、急速充電で約20分(80%充電)、200Vで約6時間(満充電)となっている。乗車定員は5名。
「FIT EV」は、日本では当面、自治体・企業向けのリース販売に限定するが、アメリカではCaliforniaとOregonで一般向けにもリース販売も開始した。
一般向け第1号車のオーナーになったのは、CaliforniaのMatt and Becky Walton夫妻。夫のMatt氏は、「第1号車が納車されたのは、大変光栄。FIT EVはどんなEVよりも電費性能に優れ、運転しても楽しい車」とコメントしている。
「FIT EV」はモーターにギアボックス同軸モーターを採用、バッテリーにTOSHIBA製20kWhLi-ionバッテリーを搭載し、最高速度は144km/h、最高出力92kW、最大トルク256N・m(26.1kgf・m)のスペックを有する。充電時間は、急速充電で約20分(80%充電)、200Vで約6時間(満充電)となっている。乗車定員は5名。
http://www.asahi.com/car/newcar/TKY201207240171.html
BMWのEV、日本でカーシェアリングに導入
ドイツの自動車メーカーBMWと日本の駐車場・カーシェアリング大手Times24はBMWのEV「Active E」を使用したカーシェアリングの合同実験を行うことで同意した。Times24が展開するカーシェアリングサービス、Times+の車両として導入する。
Times+には既にEVのMITSUBISHI「i-MiEV」とNISSAN「LEAF」、BMWの「1 Series」と「MINI ONE」が導入されている。BMW「Activ E」は「1 Series Coupe」をベースにしたEVで、1回の充電で160km走行できる。BMWのEVとしては、既に「MINI E」があるが、「Activ E」はBMW本社が開発した点が異なる。
今回、Times+に導入されるのは4台で、Times Station有楽町ITOCIAに2台、Times Station池袋およびTimes Station横浜山下町に各1台配備される。
Times+には既にEVのMITSUBISHI「i-MiEV」とNISSAN「LEAF」、BMWの「1 Series」と「MINI ONE」が導入されている。BMW「Activ E」は「1 Series Coupe」をベースにしたEVで、1回の充電で160km走行できる。BMWのEVとしては、既に「MINI E」があるが、「Activ E」はBMW本社が開発した点が異なる。
今回、Times+に導入されるのは4台で、Times Station有楽町ITOCIAに2台、Times Station池袋およびTimes Station横浜山下町に各1台配備される。
http://www.sankeibiz.jp/business/news/120721/bsa1207210500000-n1.htm
TOYOTA「SPADE」、CM撮影で2,500m上空から落下
Toyota Marketing Japanは、23日に発売されたTOYOTA「SPADE」のTVCM 「空中ダンス」篇を制作した。7月中に放送を始める。
CMでは「SPADE」が落下していく様子が映し出されるが、CGではなく実写だ。撮影はアメリカのCaliforniaで実施され、現地当局の許可を得て、実際に地上2500mの大空から車両を投下した。
撮影では、空中ダンサーがスライドドアを開けて車内から空中へ飛び出して、空中ダンスを披露した。そして、「SPADE」を300km/h近い速度で自由落下させた。
現地上空は車両が1回転するほどの強風で、危険を伴う撮影だったことは間違いない。プロだからできたCMであり、TVで放送される映像には念のため、「CM上の演出です。絶対にやらないで下さい。」とテロップを入れている。
CMでは「SPADE」が落下していく様子が映し出されるが、CGではなく実写だ。撮影はアメリカのCaliforniaで実施され、現地当局の許可を得て、実際に地上2500mの大空から車両を投下した。
撮影では、空中ダンサーがスライドドアを開けて車内から空中へ飛び出して、空中ダンスを披露した。そして、「SPADE」を300km/h近い速度で自由落下させた。
現地上空は車両が1回転するほどの強風で、危険を伴う撮影だったことは間違いない。プロだからできたCMであり、TVで放送される映像には念のため、「CM上の演出です。絶対にやらないで下さい。」とテロップを入れている。
実車を見ましたが、見たところ使い勝手のよさそうな車でしたよ。
完成したCMがこれだそうです。