ＤＡＴＳＵＮブランド復活

っちゅーか、「ふざけんな」とすら、主観的には思う。


以下引用開始
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日産「ダットサン」復活、新興国向け低価格車で





　日産自動車は２０日、約３０年ぶりに「ダットサン」ブランドを新興国向けの低価格車として復活させると発表した。

　カルロス・ゴーン社長がジャカルタで記者会見し表明した。日産は今後、「ニッサン」と高級車「インフィニティ」を合わせた３ブランドを使い分けて国内外での販売を強化する。

　ダットサン車は低価格で燃費性能の良い小型車となる見通し。２０１４年からインドネシア、インド、ロシアで生産と販売を始める。部品の現地調達比率を高め、価格も５０万円程度に抑える。

　ダットサンは、１９３０年代の日産の創業期から８０年代まで、国内外で販売する小型車や商用車に使われていたブランドで、「手頃な価格でよく走る頑丈な車」として知られた。

ブランドの復活で、主に新興国で初めて車を買う顧客層の開拓を目指す。また、日産はインドネシア工場の生産能力を現在の年１０万台から１４年までに年２５万台に増強する計画も発表した。投資額は約３３０億円で、ダットサン車も生産する。
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以上引用終了

　えーと、誤解を恐れずに書いちゃうと。
ダットサンブランドは、１９８０年代、バブルの際に、あちこちの企業で流行した「ＣＩ」統一化の一環として、日産が使用をやめたブランド。

　その際には「なぜ米国で浸透しているDATSUNブランドまでやめてしまうのか」という話も出たし、実際に反対運動も好事家の中ではあった。
やめる強い理由は、なかった筈なんだよね。
そしてその使用を止める理由には、米国でDATSUNブランド(特にＺ Ｃａｒ)を浸透させた、功労者とも言えるミスターＫこと、片山豊氏個人に対する嫌がらせではないかという話すらあった。

　少なくともDATSUNブランドは、こと米国においては、初期においては「安価」、そしてＺ、そしてピックアップトラックを通して「タフで高性能」というイメージに変わっていった。
にもかかわらず、そのブランドは、ある意味使用を禁じられることになった。
その意味では、この記事中にある「手頃な値段でよく走る頑丈な車」というイメージ説明は、ブランドに対するイメージの一面しか捉えていない。
少なくとも、全米のＤＡＴＳＵＮ乗り、とりわけてＺ Ｃａｒの愛好者は、このブランドの車に乗っていることについて、プライドを持っている。


　で、復活？
しかも、復活させる意図が"新興国向けの低価格車ブランド"として使う？


日産というブランドは、「高級イメージ」で、売りたい、と言いたいのかな。
"新興国向けの低価格車"については、日産ブランドでは売りたくない、と言いたいのかな。
「インフィニティ」ブランドをトップに持ってきて、高級イメージで売りたいんです、かな？


....ふざけんな。
　新興国向けの低価格車であっても、日産ブランドで売ればいいだろう。
それとも、「自社ブランド」をつけて売るには、「内容がお粗末すぎる」ので、使いたくないと言いたいのか？
隠蔽のために、日産ブランドを使う代わりに、DATSUNブランドを復活させる？

　全米のＺ Ｃａｒマニアに、言ってこい。


烈火のごとく怒ることは、俺が保証するわ。

そもそも、復活させたいのなら、このマークごと復活させてみろってーの。



　DATSUNブランドの復活。
喜ぶ人は、いるのかもしれない。
けれど、その意図や使い方は、少なくとも私には、片山氏が尽力して作ったブランドイメージに対して、泥を塗る行為としか、思えない。

他の人はともかく、俺は許容しない。
復活させるのはいいとしても、動機が不純すぎる。