エコタイヤも進化してるらしい。
ECOPIA EP001S。
ブリヂストンは11月29日、ラベリング制度で最高グレード（転がり抵抗性能：AAA、ウェットグリップ性能：a）を達成する技術を開発したと発表した。同技術は、2012年7月の発売を予定する「ECOPIA EP001S（エコピア イーピーゼロゼロワンエス）」での採用が決定している。
ラベリング制度は、低燃費タイヤの普及促進とともに、空気圧管理の重要性の啓発、さらなる温室効果ガス（CO2）の削減を目標とし、JATMA（日本自動車タイヤ協会）が制定した制度。転がり抵抗性能をAAA、AA、A、B、Cの5等級に、ウェットグリップ性能をa、b、c、dの4等級に分けて評価するが、EP001Sは転がり抵抗性能：AAA、ウェットグリップ性能：aという最高グレードを達成している。
そのEP001Sでは、独自の材料技術「NanoPro-Tech（ナノプロ･テック）」と、モータースポーツ用タイヤの開発で培ったグリップ向上技術を融合。これに新開発のグリップ向上パターンを組み合わせることで、転がり抵抗とウェットグリップ性能という相反する性能を、極めて高いレベルで両立させたとしている。
なお、EP001Sは「第42回東京モーターショー」（一般公開日：12月3日～11日）の同社ブースで展示される。
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以上引用終了
さて。
この「ラベリング制度の詳細」を求め、JATMAのサイトに行って調べてみる。
urlは。これ。
http://www.jatma.or.jp/
んで。
出てきたもののコアとなる資料は、このpdf。
http://www.jatma.or.jp/labeling/pdf/labelingseido.pdf
引用文、そして上記のファイルにある指標２つ(転がり抵抗のランク＋ウェットグリップ性能のランク)において、上記pdfファイルにある計測方法で調査した結果が、
・ 転がり抵抗はＡランク以上（ひたすら少ない)
・ ウェットグリップ性能は評価範囲内(制動力の伝達率がよい)
となるものについて、省燃費タイヤ、というラベルを使用することを許容する、ということのようだ、と。
で、今回、ECOPIA EP001Sは、ラベリングに必要な試験において、AAA／aというトップグレードを取りましたよ、ということ。
－－－－－
ところで....
私がエコタイヤを「パス」する理由は、最終的にはグリップ性能が理由だったりします。
「ウェット制動距離と転がり抵抗値」の相関図は、以下の通り。
これは、JATMAのサイトから引用したものであり、JATMAも認めるところのもの。
グラフでは、ウェット制動距離なんて書いているけど、別にウェットでない状況でも、状況は変わりません。
「転がり抵抗と、制動距離は、原則として反比例の関係性を持つ」これは、真理。
判りやすい例を挙げれば、性格上、両極に相当する位置にある「スポーツ系タイヤ」と「エコタイヤ」。
「グリップ力は図抜けているが、転がり抵抗が大きく、燃費はよくないスポーツ系タイヤ」
「グリップ力は微妙すぎるものの、転がり抵抗は小さく、燃費はよいエコタイヤ」
どちらがより「制動力」を発揮できるかといえば、スポーツ系タイヤであることは自明の理でしょう。
さて。
誰しもそうだと思うけれど、「自分が安全運転」していても、貰い事故は防げません。
"安全運転"が"攻め"の姿勢の安全確保であるとすれば、"何かあった際、結果を緩和する可能性のあるもの"を用意しておく、というのも、受動的な安全確保としてはありなわけでw
「より手前で制動が完了する」事を目的として、エコタイヤでは無いタイヤを使う。 これも、選択基準としてはありでしょう。 結果、エコタイヤではないタイヤを使うことで燃費が多少悪くなるとすれば、それは「保険料」として、諦めるというのも、あり。
もちろん、空気圧管理とかに気を遣うのは当然ですけどね。
そういう考え方を持つ人をも、積極的に選択できるような性能を、ECOPIA EP001S は持っているのかな？
(余談ながら、ＢＳのタイヤって、「空気圧の変化」に対して、性能変化は大きくないのよね。ある意味"無精なユーザ向き"という言い方はありだったりするけど、これはこれで凄いことだと思う)
まぁ、今までの「低燃費タイヤ」と呼ばれるものよりは、多少期待できるのかなぁ、と思ってみたり。
えー。
ぶっちゃけ、エコタイヤってあまり信用してなかったりする私が通りますよw
過去においては努めてコンフォート系タイヤを避け、現在においてはエコタイヤを避け、10月にはわざわざ"変態サイズ"とタイヤ屋さんに言われるものを、連休を挟んで５日もかけて取り寄せたわけですがw
んで。
過去においては"グリップ性能をある程度の部分で諦め、その諦めた分を燃費性能に回す"という方向性を持っていたエコタイヤ。
そのエコタイヤも順調に「普通のグリップが得られて、且つ燃費はよい」という、あるべき方向に進化を遂げているようで....
以下引用開始
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ブリヂストン、ラベリング制度最高グレードを達成した「ECOPIA EP001S」
転がり抵抗性能：AAA、ウェットグリップ性能：a。2012年7月発売予定
ECOPIA EP001S。
でかいサイズの図版を張ってあります。
大きくしてみると判るのですが、非対称デザインで、
ローテート指定はないけれど、
サイド部分に「内側／外側」指定だけがされている、
最近のタイヤではよくあるパターン。
大きくしてみると判るのですが、非対称デザインで、
ローテート指定はないけれど、
サイド部分に「内側／外側」指定だけがされている、
最近のタイヤではよくあるパターン。
ブリヂストンは11月29日、ラベリング制度で最高グレード（転がり抵抗性能：AAA、ウェットグリップ性能：a）を達成する技術を開発したと発表した。同技術は、2012年7月の発売を予定する「ECOPIA EP001S（エコピア イーピーゼロゼロワンエス）」での採用が決定している。
ラベリング制度は、低燃費タイヤの普及促進とともに、空気圧管理の重要性の啓発、さらなる温室効果ガス（CO2）の削減を目標とし、JATMA（日本自動車タイヤ協会）が制定した制度。転がり抵抗性能をAAA、AA、A、B、Cの5等級に、ウェットグリップ性能をa、b、c、dの4等級に分けて評価するが、EP001Sは転がり抵抗性能：AAA、ウェットグリップ性能：aという最高グレードを達成している。
そのEP001Sでは、独自の材料技術「NanoPro-Tech（ナノプロ･テック）」と、モータースポーツ用タイヤの開発で培ったグリップ向上技術を融合。これに新開発のグリップ向上パターンを組み合わせることで、転がり抵抗とウェットグリップ性能という相反する性能を、極めて高いレベルで両立させたとしている。
なお、EP001Sは「第42回東京モーターショー」（一般公開日：12月3日～11日）の同社ブースで展示される。
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以上引用終了
さて。
この「ラベリング制度の詳細」を求め、JATMAのサイトに行って調べてみる。
urlは。これ。
http://www.jatma.or.jp/
んで。
出てきたもののコアとなる資料は、このpdf。
http://www.jatma.or.jp/labeling/pdf/labelingseido.pdf
引用文、そして上記のファイルにある指標２つ(転がり抵抗のランク＋ウェットグリップ性能のランク)において、上記pdfファイルにある計測方法で調査した結果が、
・ 転がり抵抗はＡランク以上（ひたすら少ない)
・ ウェットグリップ性能は評価範囲内(制動力の伝達率がよい)
となるものについて、省燃費タイヤ、というラベルを使用することを許容する、ということのようだ、と。
で、今回、ECOPIA EP001Sは、ラベリングに必要な試験において、AAA／aというトップグレードを取りましたよ、ということ。
－－－－－
ところで....
私がエコタイヤを「パス」する理由は、最終的にはグリップ性能が理由だったりします。
「ウェット制動距離と転がり抵抗値」の相関図は、以下の通り。
これは、JATMAのサイトから引用したものであり、JATMAも認めるところのもの。
グラフでは、ウェット制動距離なんて書いているけど、別にウェットでない状況でも、状況は変わりません。
「転がり抵抗と、制動距離は、原則として反比例の関係性を持つ」これは、真理。
判りやすい例を挙げれば、性格上、両極に相当する位置にある「スポーツ系タイヤ」と「エコタイヤ」。
「グリップ力は図抜けているが、転がり抵抗が大きく、燃費はよくないスポーツ系タイヤ」
「グリップ力は微妙すぎるものの、転がり抵抗は小さく、燃費はよいエコタイヤ」
どちらがより「制動力」を発揮できるかといえば、スポーツ系タイヤであることは自明の理でしょう。
さて。
誰しもそうだと思うけれど、「自分が安全運転」していても、貰い事故は防げません。
"安全運転"が"攻め"の姿勢の安全確保であるとすれば、"何かあった際、結果を緩和する可能性のあるもの"を用意しておく、というのも、受動的な安全確保としてはありなわけでw
「より手前で制動が完了する」事を目的として、エコタイヤでは無いタイヤを使う。 これも、選択基準としてはありでしょう。 結果、エコタイヤではないタイヤを使うことで燃費が多少悪くなるとすれば、それは「保険料」として、諦めるというのも、あり。
もちろん、空気圧管理とかに気を遣うのは当然ですけどね。
そういう考え方を持つ人をも、積極的に選択できるような性能を、ECOPIA EP001S は持っているのかな？
(余談ながら、ＢＳのタイヤって、「空気圧の変化」に対して、性能変化は大きくないのよね。ある意味"無精なユーザ向き"という言い方はありだったりするけど、これはこれで凄いことだと思う)
まぁ、今までの「低燃費タイヤ」と呼ばれるものよりは、多少期待できるのかなぁ、と思ってみたり。
誰か周りで人柱、立たないかなぁ(^^;(ｦｨ