サムスンとアップルの特許紛争拡大、主力事業にも影響
サムスン電子
　米IT専門メディアのシーネットによると、米アップルは19日までに、欧州の裁判所に対し、サムスン電子が自社製品を販売している欧州地域にすべての販売店から14日以内にタブレット型パソコン「ギャラクシータブ」と携帯電話端末を撤去することを求める新たな訴えを起こした。アップルとサムスン電子の知的財産権紛争はさらにエスカレートした格好だ。

　両社の特許紛争が激しさを増すや、影響がサムスン電子の主力事業である半導体、液晶パネル分野にも及びかねないという分析が出始めている。

　ロイター通信は19日、アップルがサムスン電子と競合関係にあるシャープの液晶パネル工場設置に10億ドル（約7600億円）を投資する可能性があると報じた。液晶パネル市場のシェア（第2四半期）は、サムスン電子が27.6％で首位、シャープが5.9％で6位となっている。しかし、アップルがシャープの液晶パネル工場に投資すれば、シャープのシェアが短期間に急上昇する可能性がある。

　アップルとの対立は、サムスン電子を代表する半導体分野にも影響を与える見通しだ。アップルは世界のフラッシュメモリー生産量の半分を購入する大口顧客だ。フラッシュメモリーでシェア首位のサムスン電子にとっては、アップルとの対立が足かせとなる。

白剛寧（ペク・カンニョン）記者

http://www.chosunonline.com/news/20110820000003




ついにiPad3キター！ 10月に試験生産開始で発売は2012年前半か

「2011年10月にiPhone5のが発売される」という噂があるなか、アップル社に関する新たな情報が入ってきた。アメリカのIT系情報を報じる「TNW」によると、同社は10月にiPad3の試験生産を開始するというのだ。

当初iPad3は2011年中に発売されると言われてきたが、10月からの試験生産となると正式に発売されるのは2012年になるとみられている。同社の仕入先会社の関係者によると、生産台数150万台分のパーツの発注をすでに受けているという。

同紙はこのことについて、アメリカの大手日刊紙「ウォールストリートジャーナル」のウェブ版の内容を引用し、こう伝えている。
　
「アップルの仕入先会社は9.7インチのスクリーンデバイスをすでに発注済みだ。関係者の話では、同社は2011年第4四半期（10月1日～12月31日）までの間に、生産予定のiPad3、150万台分のパーツのオーダーを受けているという」
　
このことから試験生産は10月から開始されるものとみられているのだ。どうやら今年の終盤で試験的に生産を行い、手応えをみながら2012年初旬に本格的な生産体制に入るものと思われる。ちなみにパーツの発注先は中国と台湾の各企業とのこと。

なお、iPad3には「A6チップ」を搭載する予定である。従来のA5チップはモバイル市場でライバルの韓国企業「サムスン電子」が製造していたのだが、新たなチップの搭載により本格的に距離を置く体制を整えているようだ。いずれにしても試験生産の結果次第で、今後の発売予定が決まることになるだろう。

参照元：TNW（英語）

http://rocketnews24.com/2011/08/19/123363/