三菱自動車 新車保証 を 国内最長 10年 10万キロ に 延長
【 日刊自動車新聞 : 2010-05-24 】
三菱自動車 は エンジン や ステアリングなど
「 走る ・ 曲がる ・ 止まる 」 に かかわる 重要部品 の 新車保証 ( 特別保証 ) を
国内最長 の 「 10年 または 10万キロメートル 」 に 延長 する。
現行 は 5年 または 10万キロメートル。
自動車 の 保有 が 長期化 する 中 「 丈夫 な 三菱車 」 を アピール する 狙い。
まず 6月 に 「 ミツビシ コルト 」 ・ 「 ミツビシ デリカ 」 に 適用 し
発売 から 日 が 浅い 「 ミツビシ i-MiEV ( アイ ・ ミーブ ) 」 と
「 ミツビシ RVR 」 も 新保証期間 に 切り替える。
但し ミツビシ i-MiEV ( アイ ・ ミーブ ) の 駆動用バッテリー は
5年 または 10万キロ に 据え置く。
秋 までに 全車種 の 移行 を 完了 する 計画 だ。
新車保証 は 品質 に 対する 消費者ニーズ の 高まり と ともに 拡充 され
1989年 には 国内 の 全メーカー が
特別保証 を 5年 または 10万キロメートル に 延長。
その後 は 横並び が 続いている。
三菱自動車 の 保証期間 の 見直し は 国内メーカー と しては 21年ぶり で
他社 は 顧客 の 反応 など を 見て 追随 するか 決める こと に なりそうだ。
三菱自動車 は 経営悪化 を 招いた 2000年代 初め の 品質問題 を きっかけに
品質保証体制 の 強化 に 集中 して 取り組んできた。
年数延長 にも 品質 ・ ワランティコスト ( 製品保証費用 ) 面 で
十分 耐えられる と 判断 し 特別保証 の 拡充 に 踏み切った。
新車保証 には 重要保安部品 を 対象 と する 特別保証 と
それ 以外 の 部品 が 対象 の 一般保証 が あり
一般保証 は 3年 または 6万キロメートル に 据え置く。
三菱自動車 は 6月 から 「 愛着プロジェクト 」 の 名称 で
三菱車 を 長く 愛用 してもらう ため の 営業施策 を 開始 する。
2010年 10万キロメートル保証 は その 中核 に 位置付け
他社 に ない 特色 と して 前面 に 打ち出す。
クーポン券 に よる 割安 な 用品 ・ サービス提供 など も 用意 する。
保証延長 を 打ち出す 背景 には
経営資源 の 関係 から 新型投入 が 限られ 保有台数減 を 招いている と いう
苦しい 事情 が ある。
2月 に 発売 した ミツビシ RVR は
フリート向け から 発売 した ミツビシ i-MiEV ( アイ ・ ミーブ ) を 別 に すれば
2008年 12月 の 「 ミツビシ ギャラン フォルティス スポーツバック 」 以来
14ヶ月 ぶり の 新車 だった。
今後 も 投入間隔 が 開くのは 避けられない。
ラインアップ の 鮮度 が 薄れる 状況 では
新型車 が 途切れない トヨタ自動車 ・ ホンダ や
今年 新型車 攻勢 を かける 日産自動車 などに 顧客 を 奪われる 恐れ が ある。
新車市場 が 伸びない中 で 保有規模 の 維持 は
サービス ・ 中古車 ・ 保険 など バリューチェーン収益 の 生命線 と いえる。
品質問題 で 存亡 の 危機 に 瀕した 三菱自動車 は
品質回復活動 の 成果 を 保証延長 の 形 で 消費者 に 示し
顧客 の 増加 に つなげたい 考えだ。
10年 10万キロメートル の 特別保証 は
日本市場 から 2009年 に 撤退 した
現代自動車 が 2007年 に 導入 した こと が ある。
現代自動車 は 米国 での 10万マイル ( 約 16万キロメートル ) 保証 の 実績 を もとに
日本 で 起死回生 を 狙ったが 販売増 には 結びつかず
国産メーカー は 追随 しなかった。
思い起こせば、現代に車作りを教えたのがミチュビシのつまずく原因だった。
法則からは逃れられない。
미츠비시 자동차 신차보증을 국내 최장 10년 10만 킬로로 연장
【 일간 자동차 신문 : 2010