「韓国は金持ちじゃないか」計算機手にしたトランプ氏、最初にひっくり返す合意は[トランプ当選]
ⓒ 中央日報/中央日報日本語版2024.11.07 11:34
「韓国は富裕国なのに金を出さない。われわれはこれ以上利用されるわけにいかない」(先月16日、フォックスニュース)
トランプ前大統領の再選が6日に確実視され彼のこうした発言が現実につながる可能性も大きくなった。トランプ氏は当時「われわれは始めなければならない」と話したが、最近韓国がバイデン政権と妥結した防衛費分担金協定をひっくり返して再協議を要求しようとするだろうという見方が出てきた。これは1期目と同じように再演されるトランプ印の同盟軽視政策の予告編にすぎないかもしれない。
一方、トランプ氏は中国からのすべての輸入品に対して60%に達する高率関税を、残りの国から輸入される商品にも10~20%の普遍関税を課すと公約した。米中貿易戦争と供給網競争が激しくなり韓国の戦略的スペースも狭まることになるとの懸念が出ている理由だ。
対中牽制目的で2022年に発足したインド太平洋経済枠組み(IPEF)と、同年施行されたインフレ抑制法など、バイデン政権の対外政策も縮小・廃止される素地が多く、経済安全保障の側面で韓米同盟を再点検する必要性も大きくなったと指摘される。
梨花(イファ)女子大学国際学部の朴仁煇(パク・インフィ)教授は「第2次トランプ政権では1期目の時よりさらに強力にトランピズムを展開する可能性があり、韓国もこれによる影響を大きく受けることになるだろう」との見方を示した。
先月2日に妥結した韓米防衛費分担特別協定(SMA)は2026年から2030年までの5年分で初年度総額を前年に比べ8.3引き上げた後、毎年物価に連動して分担金を引き上げることにした。「合理的結果を導出した」というのが韓国政府の自評だが、分担協定は米国では行政協定に分類され国会の批准同意を受けない。理論的には大統領の意向によりひっくり返すことができる。
トランプ氏は先月15日の対談で、「韓国は『マネーマシン』だ」と裕福な国であると主張するとともに、「私が(ホワイトハウスに)いれば(韓国は)年間100億ドル(約1兆5456億円)を(在韓米軍駐留費用として)支出するだろう」と話した。韓米が最近妥結した年間防衛費分担金の約9倍(2026年基準)を出せという要求だ。非現実的な金額だがそれだけ圧力レベルを高めるという脅しと解釈される。
トランプ氏は防衛費のほかに米国が提供する「核の傘」をはじめとする拡大抑止の公約にも請求書を差し出してくる見通しだ。彼は在任時に在韓米軍の戦略資産展開費用まで分担協定に含めて韓国からお金を引き出そうとした。米軍の戦略資産が事実上韓半島(朝鮮半島)に常時配備されるのと同じ効果を出すために尹錫悦政権がバイデン政権と積み重ねてきた拡大抑止強化案のひとつひとつに「値札」を付けることになりかねないという懸念が出ている理由だ。
さあ嫌韓トランプが韓国批判を再開するぞ!
ビットコインが上がったから良いか?ww
「韓国は金持ちじゃないか」計算機手にしたトランプ氏、最初にひっくり返す合意は[トランプ当選]
トランプ前大統領の再選が6日に確実視され彼のこうした発言が現実につながる可能性も大きくなった。トランプ氏は当時「われわれは始めなければならない」と話したが、最近韓国がバイデン政権と妥結した防衛費分担金協定をひっくり返して再協議を要求しようとするだろうという見方が出てきた。これは1期目と同じように再演されるトランプ印の同盟軽視政策の予告編にすぎないかもしれない。
一方、トランプ氏は中国からのすべての輸入品に対して60%に達する高率関税を、残りの国から輸入される商品にも10~20%の普遍関税を課すと公約した。米中貿易戦争と供給網競争が激しくなり韓国の戦略的スペースも狭まることになるとの懸念が出ている理由だ。
対中牽制目的で2022年に発足したインド太平洋経済枠組み(IPEF)と、同年施行されたインフレ抑制法など、バイデン政権の対外政策も縮小・廃止される素地が多く、経済安全保障の側面で韓米同盟を再点検する必要性も大きくなったと指摘される。
梨花(イファ)女子大学国際学部の朴仁煇(パク・インフィ)教授は「第2次トランプ政権では1期目の時よりさらに強力にトランピズムを展開する可能性があり、韓国もこれによる影響を大きく受けることになるだろう」との見方を示した。
先月2日に妥結した韓米防衛費分担特別協定(SMA)は2026年から2030年までの5年分で初年度総額を前年に比べ8.3引き上げた後、毎年物価に連動して分担金を引き上げることにした。「合理的結果を導出した」というのが韓国政府の自評だが、分担協定は米国では行政協定に分類され国会の批准同意を受けない。理論的には大統領の意向によりひっくり返すことができる。
トランプ氏は先月15日の対談で、「韓国は『マネーマシン』だ」と裕福な国であると主張するとともに、「私が(ホワイトハウスに)いれば(韓国は)年間100億ドル(約1兆5456億円)を(在韓米軍駐留費用として)支出するだろう」と話した。韓米が最近妥結した年間防衛費分担金の約9倍(2026年基準)を出せという要求だ。非現実的な金額だがそれだけ圧力レベルを高めるという脅しと解釈される。
トランプ氏は防衛費のほかに米国が提供する「核の傘」をはじめとする拡大抑止の公約にも請求書を差し出してくる見通しだ。彼は在任時に在韓米軍の戦略資産展開費用まで分担協定に含めて韓国からお金を引き出そうとした。米軍の戦略資産が事実上韓半島(朝鮮半島)に常時配備されるのと同じ効果を出すために尹錫悦政権がバイデン政権と積み重ねてきた拡大抑止強化案のひとつひとつに「値札」を付けることになりかねないという懸念が出ている理由だ。