日本と韓国の国会議員 どちらが「金持ち」? 日韓政治家の「待遇」比較
韓国の国会公職者倫理委員会が昨日(29日)4月の第22代国会議員選挙で初当選、あるいは返り咲きを果たした元議員の計147人の資産を公開した。
聯合ニュースによると、147人の資産平均は約26億8100万ウォン(日本円で約2億9000万円)。総選挙前の(定数300人)289人の平均申告額は27億7882万ウォンだったので約1億ウォン下回っていた。
一方、2021年10月に当選した日本の衆議院議員(465人)の資産平均は2924万円なので韓国の国会議員の資産は10倍も多いことがわかる。
また、日本で資産が1億円を超えた議員は26人だが、韓国国会議員の場合、50億ウォン(約5億4409万円)以上が17人(11.6%)、20億ウォン(約2億1764万円)~50億ウォンが43人(29.3%)、10億(約1億882万円)~20億ウォンが38人(25.9%)もいる。
ちなみに選挙前の289人のケースでは50億ウォン以上が31人(10.7%)、20億~50億ウォンが78人(26.8%)、10億~20億ウォンが99人(34.0%)に上った。
政党別で日韓を比較みると、自民党3739万円、立憲民主党2042万円、日本維新の会2041万円、国民民主党1849万円、公明党1583万円と、5党が1千万円台だが、韓国は与党「国民の力」の平均財産が42億1200万ウォン、与党から分離した「改革新党」が29億7600万ウォン、旋風を巻き起こした「タマネキ男」の曺 国(チョ・グック)代表が率いる第2野党の「祖国革新党」が22億3500万ウォン、そして議会第1党の最大野党「共に民主党」の18億3700万ウォンと、4番目である。
個人別で見ると、与党「国民の力」の議員の中で申告額が最も多かったのは高東真(コ・ドンジン)議員(63歳)で、所有する不動産や預金(108億8900万ウォン)含め申告額は333億100万ウォン(約36億円)。
「共に民主党」では釜山検事長から2020年に弁護士に転身し、法務法人「APRO」の代表弁護士を経て政界入りした楊富男(ヤン・ブナム)議員(63歳)の84億7100万ウォン(約9億6266万円)が最高。
「改革新党」では大学病院で約10年間、小児科医師として勤務していた李妵鍈(イ・ジュヨン)議員(42歳)が、「祖国革新党」ではグーグル本社シニアプロダクトマネージャの要職にあった李海珉(イ・ヘミン)議員(41歳)がそれぞれ68億7100万ウォン、56億3800万ウォンを申告していた。二人とも女性議員である。
なお、曺国議員(59歳)は本人所有のソウル市内にあるアパート(16億7400万ウォン)、夫婦名義の預金(20億9000万ウォン)、夫人所有の株(7億3900万ウォン)など総額で52億ウォンを、また「改革新党」を創設したニューリーダーの李俊錫(イ・ジュンソク)議員(39歳)は自身名義のソウル市内のアパート(7億2800万ウォン)と預金(4億6900万ウォン)など計12億4800万ウォンを申告していた。ちなみに最小申告額は脱北者の朴沖綣(パク・チュングォン),議員(38歳)で1700万ウォン(約185万円)だった。
日本の議員の最高申告額は自民党の麻生太郎副総裁の6億1417万円のようだが、韓国の国会議員の中には「国民の力」のコンピューターソフトウエアの開発で名を成した医師でもある安哲秀(アン・チョルス)議員(62歳)と建設業出身の朴德欽(パク・トクフム)議員(71歳)の2人が最高額の500億ウォン(約54億4000万円)以上を申告している。
歳費を比較すると、日本の国会議員の歳費は月額129万4千円。期末手当(ボーナス)は年間約637万円。この他に文書通信交通滞在費として月額100万円、立法事務費として月額65万円の計165万円が支給され、合計で年間4170万円を手にする。この他に新幹線グリーン車代と往復航空券(月3回)も支給される。
韓国の国会議員は月額1300万ウォン(約140万3759円)で日本の国会議員よりも10万9759円も多く貰っている。
韓国の国会議員は給料の他に事務室支援経費として年間1億ウォン(約1080万円)支給されている。さらに国(国庫)から毎年3億ウォン(約3240万円)の後援金が支給される。また、日本の国会議員の秘書は3人だが、韓国は3倍の9人で全員公務員として国から給料が支給されている。
政党補助金に限っては日本のほうが多く、自民党が約160億5300万円、野党第1党の立憲民主党が68億3500万円交付されているのに対して韓国は4月の選挙直前まで与党「国民の力」には50億2900万ウォン(約5億4737万円)、野党第1党の「共に民主党」には54億9900万ウォン(約6億6885万円)しか支給されておらず、れいわ新鮮組の6億2900万円とほとんど変わらない。
韓国の国会議員は国会内の理容室からジム、サウナーの他、薬局もタダ。議員会館では議員本人だけでなく、家族も内科、歯科を無料で利用することができる。リゾート色の強い江原道の草束の海岸近くにある国会研修院は家族も親族も無料で利用できる。
韓国の国会議員は公費による海外視察が年2回、認められている。韓国の国会議員も列車は特室(グリーン)、飛行機はビジネス、空港では駐車場から貴賓室まで無料である。
韓国の国会公職者倫理委員会が昨日(29日)4月の第22代国会議員選挙で初当選、あるいは返り咲きを果たした元議員の計147人の資産を公開した。 聯合ニュースによると、147人の資産平均は約26億8100万ウォン(日本円で約2億9000万円)。総選挙前の(定数300人)289人の平均申告額は27億7882万ウォンだったので約1億ウォン下回っていた。 一方、2021年10月に当選した日本の衆議院議員(465人)の資産平均は2924万円なので韓国の国会議員の資産は10倍も多いことがわかる。 また、日本で資産が1億円を超えた議員は26人だが、韓国国会議員の場合、50億ウォン(約5億4409万円)以上が17人(11.6%)、20億ウォン(約2億1764万円)~50億ウォンが43人(29.3%)、10億(約1億882万円)~20億ウォンが38人(25.9%)もいる。 ちなみに選挙前の289人のケースでは50億ウォン以上が31人(10.7%)、20億~50億ウォンが78人(26.8%)、10億~20億ウォンが99人(34.0%)に上った。 政党別で日韓を比較みると、自民党3739万円、立憲民主党2042万円、日本維新の会2041万円、国民民主党1849万円、公明党1583万円と、5党が1千万円台だが、韓国は与党「国民の力」の平均財産が42億1200万ウォン、与党から分離した「改革新党」が29億7600万ウォン、旋風を巻き起こした「タマネキ男」の曺 国(チョ・グック)代表が率いる第2野党の「祖国革新党」が22億3500万ウォン、そして議会第1党の最大野党「共に民主党」の18億3700万ウォンと、4番目である。 個人別で見ると、与党「国民の力」の議員の中で申告額が最も多かったのは高東真(コ・ドンジン)議員(63歳)で、所有する不動産や預金(108億8900万ウォン)含め申告額は333億100万ウォン(約36億円)。 「共に民主党」では釜山検事長から2020年に弁護士に転身し、法務法人「APRO」の代表弁護士を経て政界入りした楊富男(ヤン・ブナム)議員(63歳)の84億7100万ウォン(約9億6266万円)が最高。 「改革新党」では大学病院で約10年間、小児科医師として勤務していた李妵鍈(イ・ジュヨン)議員(42歳)が、「祖国革新党」ではグーグル本社シニアプロダクトマネージャの要職にあった李海珉(イ・ヘミン)議員(41歳)がそれぞれ68億7100万ウォン、56億3800万ウォンを申告していた。二人とも女性議員である。 なお、曺国議員(59歳)は本人所有のソウル市内にあるアパート(16億7400万ウォン)、夫婦名義の預金(20億9000万ウォン)、夫人所有の株(7億3900万ウォン)など総額で52億ウォンを、また「改革新党」を創設したニューリーダーの李俊錫(イ・ジュンソク)議員(39歳)は自身名義のソウル市内のアパート(7億2800万ウォン)と預金(4億6900万ウォン)など計12億4800万ウォンを申告していた。ちなみに最小申告額は脱北者の朴沖綣(パク・チュングォン),議員(38歳)で1700万ウォン(約185万円)だった。 日本の議員の最高申告額は自民党の麻生太郎副総裁の6億1417万円のようだが、韓国の国会議員の中には「国民の力」のコンピューターソフトウエアの開発で名を成した医師でもある安哲秀(アン・チョルス)議員(62歳)と建設業出身の朴德欽(パク・トクフム)議員(71歳)の2人が最高額の500億ウォン(約54億4000万円)以上を申告している。 歳費を比較すると、日本の国会議員の歳費は月額129万4千円。期末手当(ボーナス)は年間約637万円。この他に文書通信交通滞在費として月額100万円、立法事務費として月額65万円の計165万円が支給され、合計で年間4170万円を手にする。この他に新幹線グリーン車代と往復航空券(月3回)も支給される。 韓国の国会議員は月額1300万ウォン(約140万3759円)で日本の国会議員よりも10万9759円も多く貰っている。 韓国の国会議員は給料の他に事務室支援経費として年間1億ウォン(約1080万円)支給されている。さらに国(国庫)から毎年3億ウォン(約3240万円)の後援金が支給される。また、日本の国会議員の秘書は3人だが、韓国は3倍の9人で全員公務員として国から給料が支給されている。 政党補助金に限っては日本のほうが多く、自民党が約160億5300万円、野党第1党の立憲民主党が68億3500万円交付されているのに対して韓国は4月の選挙直前まで与党「国民の力」には50億2900万ウォン(約5億4737万円)、野党第1党の「共に民主党」には54億9900万ウォン(約6億6885万円)しか支給されておらず、れいわ新鮮組の6億2900万円とほとんど変わらない。 韓国の国会議員は国会内の理容室からジム、サウナーの他、薬局もタダ。議員会館では議員本人だけでなく、家族も内科、歯科を無料で利用することができる。リゾート色の強い江原道の草束の海岸近くにある国会研修院は家族も親族も無料で利用できる。 韓国の国会議員は公費による海外視察が年2回、認められている。韓国の国会議員も列車は特室(グリーン)、飛行機はビジネス、空港では駐車場から貴賓室まで無料である。日本と韓国の国会議員 どちらが「金持ち」? 日韓政治家の「待遇」比較