マーリンズは5月31日（日本時間）、「40人ロースターからコ・ウソクをDFAとする」と発表した。

これはマーリンズが最近、テキサス・レンジャーズから獲得した投手ショーン・アンダーソン（29）を登録するために断行した措置だ。

DFA入りしたコ・ウソクには“運命の5日”が与えられる。

今後、5日以内に他球団がコ・ウソク獲得の意思を示せば、コ・ウソクは再び新天地に移ることができる。

しかし、獲得のオファーがない場合はマーリンズを去るか、マイナーリーグ所属でマーリンズに残らなければならない。 （中略）

母国で行われたロサンゼルス・ドジャースとのMLBソウル開幕戦では、当日にマイナー降格の憂き目に。結局メジャー昇格のないまま、今月に若手選手らとともにマーリンズにトレード移籍した。

所属先をマーリンズに移し、傘下マイナーAAAのジャクソンビル・ジャンボシュリンプ合流したコ・ウソクは、7試合に登板して防御率3.00を記録した。
（引用ここまで）

　WBCで「大谷にぶつけようかな」って軽口を叩いていた韓国プロ野球の去年のセーブ王（42Sv）、コ・ウソクがマイアミ・マーリンズからDFAを受けました。
　アクティブロースターの40人枠からの解雇で、実質的には戦力外通告。

　去年、サンディエゴ・パドレスと2年450万ドルで契約したものの、スプリングトレーニングで結果を残せずに2Aに落とされました。
それも韓国でのソウルシリーズ開幕当日に（笑）。

「WBCで大谷にはぶつけようかな」発言の韓国投手、メジャーに挑戦するもマイナー落ち。しかも、3Aではなく2Aに……（楽韓Web過去エントリ）

　で、さらに5月には22年に首位打者を取ったルイス・アラエス獲得のために4対1のトレード要員としてマイアミ・マーリンズに放出。


　いまのところ、アメリカではマイナーででしか投げていませんね。
　成績は2Aでは10試合に投げて2敗1セーブ。防御率4.38。
　3Aでは7試合に投げて1勝。防御率3.00。
　……微妙。

　記事にもあるように選手にDFAが申し渡されると、5日間のウェーバー掲載中に手を挙げる球団があればメジャー契約継続。
　でなければマイナー契約を結び直す（年俸は変わらず）か、解雇のどれかを辿ります。
　5日間のウェーバーを抜けると他球団は最低年俸の74万ドル（を日割りにした金額）で雇えるので、それを狙ってくる球団もあるかもしれませんね。ちなみに契約年俸から最低年俸を引いた額はマーリンズの負担。
　このパターンで中指キムことキム・ビョンヒョンがなんとかメジャーで生きのこってた記憶があります。

　2年で6億円は韓国では得られない年俸ですから2年がまんするか。25歳という投手として伸び盛りをマイナーで暮らすか。
　まあ、どちらにしても望ましい未来はやってこない気がしますね。

　あ、それと「大谷にぶつけよう」って話はマスコミに「もう少し面白い話をしてほしい」って乗せられて言ったって言いわけをしています（引用外）。
　でも、自分の口から出した言葉なんだからどうしようもないわな。