韓国大統領室前で「記者会見」した共に民主議員130人、強烈なやじに耐え続けた理由とは
パク・クァンオン氏、鄭清来氏ら130人、韓国大統領室前でデモ
その目の前でユーチューバーが拡声器通し「やじ」の洗礼
集会・デモの妨害は犯罪だが…
実は集会届出したのはユーチューバーだけ…共に民主党は出さず
韓国野党・共に民主党の議員たちが18日午後、ソウル市竜山区の韓国大統領室前で、「国政全面刷新」を要求してプラカードによるデモを行った。ところが、その目の前である保守系ユーチューバーがずっと拡声器で共に民主党議員たちを非難し続けた。
【写真】「どこで駄々をこねているんだ?」「全員逮捕される覚悟しておけ」 激しい口撃にため息をつく共に民主・兪訂炷議員
集会・デモ法上、デモ妨害は犯罪だ。だが、共に民主党議員たちは警察を恨むばかりで、「警察への保護要請」という正当な法的権利行使ができなかった。集会・デモ法に基づき事前に届け出をしたのはユーチューバー側で、共に民主党の集会は「記者会見」という名前の下で行われた未届け集会だったからだ。
パク・クァンオン院内代表や鄭清来(チョン・チョンレ)最高委員をはじめとする共に民主党議員約130人はこの日、韓国大統領室前で「首相解任・内閣総辞職」と書かれたプラカードを手に、約20分間にわたり一列に並んで「人間の鎖」を作った。議員たちは「尹錫悦検事独裁政権は内閣総辞職せよ!」「韓悳洙(ハン・ドクス)首相を直ちに解任せよ!」などのシュプレヒコールを上げた。
共に民主党議員らの「場外闘争」現場の近くでは、保守系ユーチューバーのキム・サンジン氏(新自由連帯代表)もデモを行った。拡声器が設置された車で来て、共に民主党議員約130人に向かって「やじ」を浴びせ始めた。「どこで駄々をこねているんだ?」「共に民主党のお前らはろくなことしてないじゃないか。全員逮捕される覚悟でもしておけ」と暴言を吐いた。
キム・サンジン氏の「拡声器攻撃」に一部の共に民主党議員は怒りをあらわにした。
両手でプラカードを持っていた李海植(イ・ヘシク)議員は、キム・サンジン氏に向かって「ああ、あいつ。あいつどうにかならないのか。ああ、ストレスだな」と言った。兪訂炷(ユ・ジョンジュ)議員もキム・サンジン氏の拡声器攻撃に目を閉じ、ため息をつく様子を見せた。
共に民主党の朴省俊(パク・ソンジュン)報道官は警察の対応を非難した。同報道官は「最も重要なのは集会の自由ではないのか。共に民主党の国会議員たちが糾弾発言をしているこの場に、あのように妨害し、拡声器を持っているのに、警察は何をしているのか。ほう助ではないのか」「これは国が亡びる前兆の一つだ。これは一体、どういうことなんだ」と言った。
共に民主党の支持者たちも、動画共有サイト「ユーチューブ」の同党のチャンネルで集会の生中継を見ながら、「警察はなぜキム・サンジン氏をやめさせないのか」「極右のスピーカー・マンを逮捕しろ」「尹熙根(ユンヒグン)警察庁長を告発せよ」などのコメントを寄せた。
集会・デモ法の第3条では「何人(なんぴと)たりとも暴行、脅迫、その他の方法で平和的な集会またはデモを妨害したり秩序を乱したりしてはならない」と規定されている。違反すれば3年以下の懲役または300万ウォン(約33万円)以下の罰金だ。また、集会・デモの主催者は妨害が懸念される場合、警察に保護を要請する権利がある。
だが、それにもかかわらず、共に民主党はそれができなかった。
それには、それなりの理由があった。警察が確認した結果、同日、この場所における共に民主党の集会・デモ届は出ていなかった。彼らは「記者会見・政党演説会」を開くとは言っていた。労働運動団体などが未届け集会を正当化するのによく使う手法だ。
その反面、ユーチューバーのキム・サンジン氏は正式な集会届を済ませていた。
キム・サンジン氏は警察に、同日午前10時から夜8時まで、この場所で「大統領応援集会」を開くと届け出していた。防音車3台、プラカード300枚、横断幕100枚などが動員されるとも届けており、約300人集まると言っていたが、実際には4人でデモ進行をしたという。
警察関係者は「共に民主党の集まりは警察が集会・デモ法で管理できる対象ではないので、仕方がなかった」「キム・サンジン氏は事前に届け出た物品を使い、正当な方式で集会を開いた。ただし、集会中に騒音が基準値を上回った時は『騒音維持命令書』を渡すなど、必要な制裁措置はした」と説明した。
韓国大統領室前で「記者会見」した共に民主議員130人、強烈なやじに耐え続けた理由とは
パク・クァンオン氏、鄭清来氏ら130人、韓国大統領室前でデモ
その目の前でユーチューバーが拡声器通し「やじ」の洗礼
集会・デモの妨害は犯罪だが…
実は集会届出したのはユーチューバーだけ…共に民主党は出さず
韓国野党・共に民主党の議員たちが18日午後、ソウル市竜山区の韓国大統領室前で、「国政全面刷新」を要求してプラカードによるデモを行った。ところが、その目の前である保守系ユーチューバーがずっと拡声器で共に民主党議員たちを非難し続けた。
【写真】「どこで駄々をこねているんだ?」「全員逮捕される覚悟しておけ」 激しい口撃にため息をつく共に民主・兪訂炷議員
集会・デモ法上、デモ妨害は犯罪だ。だが、共に民主党議員たちは警察を恨むばかりで、「警察への保護要請」という正当な法的権利行使ができなかった。集会・デモ法に基づき事前に届け出をしたのはユーチューバー側で、共に民主党の集会は「記者会見」という名前の下で行われた未届け集会だったからだ。
パク・クァンオン院内代表や鄭清来(チョン・チョンレ)最高委員をはじめとする共に民主党議員約130人はこの日、韓国大統領室前で「首相解任・内閣総辞職」と書かれたプラカードを手に、約20分間にわたり一列に並んで「人間の鎖」を作った。議員たちは「尹錫悦検事独裁政権は内閣総辞職せよ!」「韓悳洙(ハン・ドクス)首相を直ちに解任せよ!」などのシュプレヒコールを上げた。
共に民主党議員らの「場外闘争」現場の近くでは、保守系ユーチューバーのキム・サンジン氏(新自由連帯代表)もデモを行った。拡声器が設置された車で来て、共に民主党議員約130人に向かって「やじ」を浴びせ始めた。「どこで駄々をこねているんだ?」「共に民主党のお前らはろくなことしてないじゃないか。全員逮捕される覚悟でもしておけ」と暴言を吐いた。
キム・サンジン氏の「拡声器攻撃」に一部の共に民主党議員は怒りをあらわにした。
両手でプラカードを持っていた李海植(イ・ヘシク)議員は、キム・サンジン氏に向かって「ああ、あいつ。あいつどうにかならないのか。ああ、ストレスだな」と言った。兪訂炷(ユ・ジョンジュ)議員もキム・サンジン氏の拡声器攻撃に目を閉じ、ため息をつく様子を見せた。
共に民主党の朴省俊(パク・ソンジュン)報道官は警察の対応を非難した。同報道官は「最も重要なのは集会の自由ではないのか。共に民主党の国会議員たちが糾弾発言をしているこの場に、あのように妨害し、拡声器を持っているのに、警察は何をしているのか。ほう助ではないのか」「これは国が亡びる前兆の一つだ。これは一体、どういうことなんだ」と言った。
共に民主党の支持者たちも、動画共有サイト「ユーチューブ」の同党のチャンネルで集会の生中継を見ながら、「警察はなぜキム・サンジン氏をやめさせないのか」「極右のスピーカー・マンを逮捕しろ」「尹熙根(ユンヒグン)警察庁長を告発せよ」などのコメントを寄せた。
集会・デモ法の第3条では「何人(なんぴと)たりとも暴行、脅迫、その他の方法で平和的な集会またはデモを妨害したり秩序を乱したりしてはならない」と規定されている。違反すれば3年以下の懲役または300万ウォン(約33万円)以下の罰金だ。また、集会・デモの主催者は妨害が懸念される場合、警察に保護を要請する権利がある。
だが、それにもかかわらず、共に民主党はそれができなかった。
それには、それなりの理由があった。警察が確認した結果、同日、この場所における共に民主党の集会・デモ届は出ていなかった。彼らは「記者会見・政党演説会」を開くとは言っていた。労働運動団体などが未届け集会を正当化するのによく使う手法だ。
その反面、ユーチューバーのキム・サンジン氏は正式な集会届を済ませていた。
キム・サンジン氏は警察に、同日午前10時から夜8時まで、この場所で「大統領応援集会」を開くと届け出していた。防音車3台、プラカード300枚、横断幕100枚などが動員されるとも届けており、約300人集まると言っていたが、実際には4人でデモ進行をしたという。
警察関係者は「共に民主党の集まりは警察が集会・デモ法で管理できる対象ではないので、仕方がなかった」「キム・サンジン氏は事前に届け出た物品を使い、正当な方式で集会を開いた。ただし、集会中に騒音が基準値を上回った時は『騒音維持命令書』を渡すなど、必要な制裁措置はした」と説明した。