イ・ジェミョンの断食が18日目、医師からは「水もまともに飲めない状態」とされる……この断食の本当の狙いとは?
「消化器が水もまともに吸収できない状態だ」
断食18日目である共に民主党のイ·ジェミョン代表の健康状態に対するある側近の伝言だ。この人は「危険な状態だが、病院行きを拒否する医師が頑強だ」と付け加えた。
李代表の健康状態は拘束令状を請求し、約2年にわたる李代表に対する捜査を最終局面に持ち込もうとする検察の最後の変数として浮上した。検察はひとまず「イ代表が病院に行くかどうかは拘束令状請求日程とは関係ない」という立場だ。検察が逮捕した令状請求デー(D-Day)は18日だ。ソウル中央地検反腐敗捜査1部(厳喜俊部長)は14日、水原地検刑事6部(金永南部長)から渡されたサンバンウルグループの対北朝鮮送金疑惑事件とベクヒョン洞開発特恵事件関連容疑を一つにまとめ、最終令状請求書の作成作業を進めている。
18日に拘束令状を請求すれば、逮捕同意案が19日に受け付けられ、20日の国会本会議報告-21日の表決につながるシナリオが有力だ。 (中略)
問題は、李代表の断食が続けば、民主党内の気流が変化しているという点だ。親明系再選議員は「1週間前までは不逮捕特権放棄の約束を守らなければならないという声が少なくなかったが、今はそのような主張は姿を消した状態」と話した。非ミョン系再選議員は「極端な断食で防弾国会論難が割り込む空間が消えたわけ」とし「議員間の気流が『生かしてみよう』という方向に傾く可能性がある」と話した。
逮捕同意案が否決されれば、検察は李代表に対する在宅起訴が避けられない状況だ。
(引用ここまで)
ああ、なるほど。
今回のイ・ジェミョンの断食がどこに向けてのものなのか、いまひとつ理解できていなかったのですよ。
与党やユン・ソンニョル政権に向けてやっているにしてはなんの訴求力もないなって。
「このままでは韓国は検察が牛耳る国家になる」っていう話もなんかこう、いまひとつピンとこないというか。
フォーカスがあっていない話だったので頭の上にはてなマークが浮いていたのですが。
共に民主党党内を引き締めて、非ミョン派(非イ・ジェミョン派)の発言力を失わせるためにやっていたと考えると整合しますね。
「断食でここまで苦しい姿を見せているイ・ジェミョンを守らなければならない」という統一意識を生むためとするのならば、なるほどなと。
先日、共に民主党は「国会議員の不逮捕特権は使わない」と宣言したのですが。
「身体を張ってなにかを守っている」イ・ジェミョンへ不逮捕特権を使わずしてどうするのだ、とする意見を通すためのものだったとするならよく理解できます。
まあ……イ・ジェミョンがなにを守っているのかはさっぱり分からないのですが。
「逮捕させろ」との声が挙げにくくなるは間違いない。
前回、
韓国国会での逮捕同意案は過半数に満たずに否決こそされたものの、賛成票が上回るという紙一重での否決でした。
共に民主党から大量の造反議員がいたわけですね。
そうした造反議員の熱を冷ますための断食であるとすればすべてのピースがすんなりとハマる感じ。
こういった深謀遠慮というか陰謀だけはうまいんだよな……。
イ・ジェミョンの断食が18日目、医師からは「水もまともに飲めない状態」とされる……この断食の本当の狙いとは?
「消化器が水もまともに吸収できない状態だ」
断食18日目である共に民主党のイ·ジェミョン代表の健康状態に対するある側近の伝言だ。この人は「危険な状態だが、病院行きを拒否する医師が頑強だ」と付け加えた。
李代表の健康状態は拘束令状を請求し、約2年にわたる李代表に対する捜査を最終局面に持ち込もうとする検察の最後の変数として浮上した。検察はひとまず「イ代表が病院に行くかどうかは拘束令状請求日程とは関係ない」という立場だ。検察が逮捕した令状請求デー(D-Day)は18日だ。ソウル中央地検反腐敗捜査1部(厳喜俊部長)は14日、水原地検刑事6部(金永南部長)から渡されたサンバンウルグループの対北朝鮮送金疑惑事件とベクヒョン洞開発特恵事件関連容疑を一つにまとめ、最終令状請求書の作成作業を進めている。
18日に拘束令状を請求すれば、逮捕同意案が19日に受け付けられ、20日の国会本会議報告-21日の表決につながるシナリオが有力だ。 (中略)
問題は、李代表の断食が続けば、民主党内の気流が変化しているという点だ。親明系再選議員は「1週間前までは不逮捕特権放棄の約束を守らなければならないという声が少なくなかったが、今はそのような主張は姿を消した状態」と話した。非ミョン系再選議員は「極端な断食で防弾国会論難が割り込む空間が消えたわけ」とし「議員間の気流が『生かしてみよう』という方向に傾く可能性がある」と話した。
逮捕同意案が否決されれば、検察は李代表に対する在宅起訴が避けられない状況だ。
(引用ここまで)
ああ、なるほど。
今回のイ・ジェミョンの断食がどこに向けてのものなのか、いまひとつ理解できていなかったのですよ。
与党やユン・ソンニョル政権に向けてやっているにしてはなんの訴求力もないなって。
「このままでは韓国は検察が牛耳る国家になる」っていう話もなんかこう、いまひとつピンとこないというか。
フォーカスがあっていない話だったので頭の上にはてなマークが浮いていたのですが。
共に民主党党内を引き締めて、非ミョン派(非イ・ジェミョン派)の発言力を失わせるためにやっていたと考えると整合しますね。
「断食でここまで苦しい姿を見せているイ・ジェミョンを守らなければならない」という統一意識を生むためとするのならば、なるほどなと。
先日、共に民主党は「国会議員の不逮捕特権は使わない」と宣言したのですが。
「身体を張ってなにかを守っている」イ・ジェミョンへ不逮捕特権を使わずしてどうするのだ、とする意見を通すためのものだったとするならよく理解できます。
まあ……イ・ジェミョンがなにを守っているのかはさっぱり分からないのですが。
「逮捕させろ」との声が挙げにくくなるは間違いない。
前回、韓国国会での逮捕同意案は過半数に満たずに否決こそされたものの、賛成票が上回るという紙一重での否決でした。
共に民主党から大量の造反議員がいたわけですね。
そうした造反議員の熱を冷ますための断食であるとすればすべてのピースがすんなりとハマる感じ。
こういった深謀遠慮というか陰謀だけはうまいんだよな……。