「政治を共にしてきた人々、全ての重荷を私に背負わせた」…朴槿恵前大統領が獄中出版
獄中からの手紙などをまとめて本を出版
韓国の朴槿恵(パク・クンへ)前大統領の法律代理人を務める柳栄夏(ユ・ヨンハ)弁護士は17日、「朴・前大統領が支持者からもらった手紙やそれに対する返書などをまとめた本が、今月末に出版される」と明かした。朴・前大統領は「恋しさは誰にでも生じるものではありません」という、この本の序文も書いた。序文で朴・前大統領は「ソウル拘置所での生活はもう4年9カ月に差しかかっている」とし、「振り返ってみると、大統領としての私の時間は常に緊張の連続だった」とつづった。
朴・前大統領は「信じていた周囲の人々の逸脱により、渾身の力を尽くした全てが積弊と烙印を押され、黙々と自分の職分を忠実に履行してきた公職者らが苦難に直面する様子を見守るのは耐えがたい苦痛だった」とし、「初めて政治に携わったころから共にいた人々が、全ての重荷を私に背負わせるのを見て、人生の無常さも感じた」と記した。さらに朴・前大統領は「しかし、誰かのせいにしたり非難して恨んだりする気持ちは捨てて、全てのくびきは私が負わねばならないと考える」とし、「いつになるかは分からないが、国民の皆さんと再び会える日が来るだろう」「困難な時期だが、国民の皆さんががんばってくださることを、そしていつも元気で、幸せでおられることを願っている」とつづった。
支持者らが送った手紙に対して朴・前大統領が書いた返信の一部も、同書に収められたという。朴・前大統領は、弾劾の不当性を主張する支持者の手紙に「うそは一時的に人の目を覆い、耳を塞ぎ、世の中をだますことはできるが、時間がたてば真実はその姿を必ず現すだろうと信じている」と返信したと伝えられている。また「扇動は一時的に人々をだますことができ、それによって自分たちが望む結果をもたらしもするだろうが、その命は長くないだろう」とも記した。自分に対する弾劾の不当性を遠回しに表現したものと解釈されている。さらに朴・前大統領は「形式的には合法な姿を有していても実質的に正当性ががなければ、これを法治主義とはいえない」とも主張した。
朴・前大統領は「国政介入」などの罪で懲役22年を言い渡され、ソウル拘置所に収監されている。韓国政界からは朴・前大統領に対する赦免要求が出ているが、青瓦台(韓国大統領府)は否定的立場だという。
「정치를 같이 해 온 사람들, 모든 무거운 짐을 나에게 짊어지게 했다」 박근혜전대통령이 옥중 출판
옥중으로부터의 편지등을 정리해 책을 출판
한국의 박근혜(박·쿠에) 전대통령의 법률 대리인을 맡는 유영하(유·욘 하) 변호사는 17일, 「박·전대통령이 지지자로부터 받은 편지나 그에 대한 답장등을 정리한 책이, 이달 말에 출판된다」라고 밝혔다.박·전대통령은 「그리움은 누구라도 생기는 것이 아닙니다」라고 하는, 이 책의 서문도 썼다.서문으로 박·전대통령은 「서울 구치소에서의 생활은 이제(벌써) 4년 9개월에 접어들고 있다」라고 해, 「되돌아 보면, 대통령으로서의 나의 시간은 항상 긴장의 연속이었다」라고 엮었다.
박·전대통령은 「국정 개입」등의 죄로 징역 22년을 선고받아 서울 구치소에 수감되고 있다.한국 정계에서는 박·전대통령에 대한 사면 요구가 나와 있지만, 청와대(한국 대통령부)는 부정적 입장이라고 한다.