悪意にまみれている韓国の対日外交、進む先は「悪意の相互主義」でしかない……まあ、それでもいいか
両国は略式会談不発の責任をめぐり激しく対抗した。果たして誰の言葉が真実かを復碁してみよう。ソウルと東京の複数の外交筋を通じて確認した前後の事情はこうだ。
両国は英国現地で略式会談を10分間ほどする方向で「暫定同意」(韓国は「暫定合意」と認識)した。ところが首脳会議の前日の11日(日本時間)、韓国国防部が在韓日本大使館の武官に「韓国海軍の東海(トンヘ、日本名・日本海)領土守護訓練が15日から実施される」と通知し、状況が急変した。日本は訓練が実施されることは知っていたが、正確な日時は初めて伝えられたという。すると日本側は「それなら会談を中止するのはどうか」と韓国側に要請した。論議の末、結局、会談は行われないことになった。メディアには中止の理由を「日程などの事情で…」と明らかにすることで合意した。ただ、G7首脳会議現場の雰囲気に合わせて「アドリブ(即席)会談」をするかしないかは両首脳に任せることにした。文大統領は数回アドリブ会談を図ったが、菅首相は予想通りこれをすべて避けた。外交的な瞬発力が落ちるうえ、2019年11月にタイで開催された「ASEANプラス3」首脳会議当時に文大統領-安倍首相の即席非公開略式会談場面を当時の鄭義溶(チョ~ン・ウィヨン)国家安保室長が撮影して青瓦台(チョ~ンワデ、韓国大統領府)のホームページに載せた『痛い記憶」もあったという話だ。当時官房長官だった菅首相は事態が浮上すると、「韓国の対応一つ一つに言及しない」と強い不快感を表した。
それで結論。韓国と日本の言葉は、共に間違っていない。韓国側から見ると、日本が東海守護訓練を理由に取り消しを建議し、アドリブ会談も避けたので「問題は日本」というのが合う。一方、日本側から見ると、「中止、そしてその理由まで両国が事前に合意したが、どうしてこれが一方的な中止なのか」と反論するのが合う。韓国は結果、日本は手続きだけを見るためにそうだ。それぞれ別のところを見ていたのだ。意図的であっても、意図的でなかったとしても、相手の思考・スタイルに対する無知としか解釈できない。問題はそこで終わらないという点だ。菅首相は帰国後、「(現地で)最も警戒したのは韓国だった」と述べた(朝日新聞)。北朝鮮や中国を警戒するという言葉は聞いたが、日本の首相の口からこうした言葉は初めて聞く。韓国も同じだ。青瓦台と政府の関係者が総出動して「意地が悪い」「誘致燦爛」など日本を嘲弄する言葉を次々と出した。これほどになると相手に対する悪意だ。
無知と悪意の韓日外交がまともに進むはずがない。
(引用ここまで)
「韓国側は『キャンセルしたのは日本』という」
「日本側は『中止したことの合意があった』としている」
すなわち、どちらの言い分もそれなりに正しい。
まあ、この中央日報の話が実際であったとしても。
「会談中止になった」ことをわざわざ悪し様に外交部高官が話している。
おまけに「ムン・ジェインの腹心のひとり」とされている国会議員が日本に対して「小児病的」「この際、(日本の)クセを直してやる」だの発言している。
それを見た日本がどう思うのか、っていう話ですわ。
どうも韓国……というか、特にムン・ジェイン政権に「外交には相手がおり、相手の意向も利益もある」ということを理解していない部分がありますよね。
2018年のハノイでの米朝会談は決裂に終わりましたが、決裂が伝わる寸前まで大統領府では「バラ色の未来が明日から開けている」みたいな記者会見をしていたなんてこともありました。
アメリカにはアメリカの意向があり、北朝鮮には北朝鮮のそれがある。
それを無視して「韓国(ムン・ジェイン政権)の考える最高の未来」だけを設定している。
「我々の言うこと(だけ)が正しいのに、誰も従おうとしない!」っていう。
GSOMIA破棄宣言でもまったく同様でしたね。
あ、ちなみに日米韓の対北朝鮮の担当者が韓国に集まって局長級会議を行ったのですが。
アメリカのソン・キム北朝鮮特別代表はムン・ジェイン大統領に面会して、日本の船越健裕アジア大洋州局長は大統領府への訪問すらしなかったとのこと。
文大統領に会った米国特別代表、韓国外交部長官も会えなかった日本外務省局長(中央日報)
「一人には白飯だけを与えて、もう一人には豪華な食事を振る舞った」
21日、韓日米の北核首席代表協議のために訪韓した米国務省のソン・キム北朝鮮特別代表と日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長の訪韓を巡り、出てきた言葉だ。米国は歓待して日本は冷遇する任期5年目の文在寅(ムン・ジェイン)政府外交の現住所という評価だ。
(中略)
船越局長は訪韓期間、特別な動きは捉えられなかった。大統領との会談はもちろん、青瓦台(チョ~ンワデ、大統領府)参謀陣との面談や鄭長官の表敬訪問日程もなかった。幅広い人々と面談を重ねたソン・キム代表と比較すると冷遇されたと感じてもおかしくない状況だった。
外交部はこの日、船越局長が鄭長官と会わなかった理由に対して「相互の日程が合わなかった」と説明した。日本側で会談を望んだのであれば時間を割いてでも場を設けたかもしれないが、当初から要請そのものがなかったという説明も付け加えた。
(引用ここまで)
韓国から「いくらなんでももうちょっとスケジュールをどうにかすべきだ」との非難も上がっているとのことですが。
よいんじゃないでしょうかね。
「日韓関係の現住所」であるわけです。
韓国がそうするのであれば、日本もそうして当然ということです。
相互主義というヤツですわな。
もちろん、相互主義ですから韓国側から日本企業・政府の資産について現金化するなんてことがあれば、「国連も認めている」方法で韓国政府に対して報復するということでもあるわけです。
悪意にまみれている韓国の対日外交、進む先は「悪意の相互主義」でしかない……まあ、それでもいいか
両国は略式会談不発の責任をめぐり激しく対抗した。果たして誰の言葉が真実かを復碁してみよう。ソウルと東京の複数の外交筋を通じて確認した前後の事情はこうだ。
両国は英国現地で略式会談を10分間ほどする方向で「暫定同意」(韓国は「暫定合意」と認識)した。ところが首脳会議の前日の11日(日本時間)、韓国国防部が在韓日本大使館の武官に「韓国海軍の東海(トンヘ、日本名・日本海)領土守護訓練が15日から実施される」と通知し、状況が急変した。日本は訓練が実施されることは知っていたが、正確な日時は初めて伝えられたという。すると日本側は「それなら会談を中止するのはどうか」と韓国側に要請した。論議の末、結局、会談は行われないことになった。メディアには中止の理由を「日程などの事情で…」と明らかにすることで合意した。ただ、G7首脳会議現場の雰囲気に合わせて「アドリブ(即席)会談」をするかしないかは両首脳に任せることにした。文大統領は数回アドリブ会談を図ったが、菅首相は予想通りこれをすべて避けた。外交的な瞬発力が落ちるうえ、2019年11月にタイで開催された「ASEANプラス3」首脳会議当時に文大統領-安倍首相の即席非公開略式会談場面を当時の鄭義溶(チョ~ン・ウィヨン)国家安保室長が撮影して青瓦台(チョ~ンワデ、韓国大統領府)のホームページに載せた『痛い記憶」もあったという話だ。当時官房長官だった菅首相は事態が浮上すると、「韓国の対応一つ一つに言及しない」と強い不快感を表した。
それで結論。韓国と日本の言葉は、共に間違っていない。韓国側から見ると、日本が東海守護訓練を理由に取り消しを建議し、アドリブ会談も避けたので「問題は日本」というのが合う。一方、日本側から見ると、「中止、そしてその理由まで両国が事前に合意したが、どうしてこれが一方的な中止なのか」と反論するのが合う。韓国は結果、日本は手続きだけを見るためにそうだ。それぞれ別のところを見ていたのだ。意図的であっても、意図的でなかったとしても、相手の思考・スタイルに対する無知としか解釈できない。問題はそこで終わらないという点だ。菅首相は帰国後、「(現地で)最も警戒したのは韓国だった」と述べた(朝日新聞)。北朝鮮や中国を警戒するという言葉は聞いたが、日本の首相の口からこうした言葉は初めて聞く。韓国も同じだ。青瓦台と政府の関係者が総出動して「意地が悪い」「誘致燦爛」など日本を嘲弄する言葉を次々と出した。これほどになると相手に対する悪意だ。
無知と悪意の韓日外交がまともに進むはずがない。
(引用ここまで)
「韓国側は『キャンセルしたのは日本』という」
「日本側は『中止したことの合意があった』としている」
すなわち、どちらの言い分もそれなりに正しい。
まあ、この中央日報の話が実際であったとしても。
「会談中止になった」ことをわざわざ悪し様に外交部高官が話している。
おまけに「ムン・ジェインの腹心のひとり」とされている国会議員が日本に対して「小児病的」「この際、(日本の)クセを直してやる」だの発言している。
それを見た日本がどう思うのか、っていう話ですわ。
どうも韓国……というか、特にムン・ジェイン政権に「外交には相手がおり、相手の意向も利益もある」ということを理解していない部分がありますよね。
2018年のハノイでの米朝会談は決裂に終わりましたが、決裂が伝わる寸前まで大統領府では「バラ色の未来が明日から開けている」みたいな記者会見をしていたなんてこともありました。
アメリカにはアメリカの意向があり、北朝鮮には北朝鮮のそれがある。
それを無視して「韓国(ムン・ジェイン政権)の考える最高の未来」だけを設定している。
「我々の言うこと(だけ)が正しいのに、誰も従おうとしない!」っていう。
GSOMIA破棄宣言でもまったく同様でしたね。
あ、ちなみに日米韓の対北朝鮮の担当者が韓国に集まって局長級会議を行ったのですが。
アメリカのソン・キム北朝鮮特別代表はムン・ジェイン大統領に面会して、日本の船越健裕アジア大洋州局長は大統領府への訪問すらしなかったとのこと。
文大統領に会った米国特別代表、韓国外交部長官も会えなかった日本外務省局長(中央日報)
「一人には白飯だけを与えて、もう一人には豪華な食事を振る舞った」
21日、韓日米の北核首席代表協議のために訪韓した米国務省のソン・キム北朝鮮特別代表と日本外務省の船越健裕アジア大洋州局長の訪韓を巡り、出てきた言葉だ。米国は歓待して日本は冷遇する任期5年目の文在寅(ムン・ジェイン)政府外交の現住所という評価だ。 (中略)
船越局長は訪韓期間、特別な動きは捉えられなかった。大統領との会談はもちろん、青瓦台(チョ~ンワデ、大統領府)参謀陣との面談や鄭長官の表敬訪問日程もなかった。幅広い人々と面談を重ねたソン・キム代表と比較すると冷遇されたと感じてもおかしくない状況だった。
外交部はこの日、船越局長が鄭長官と会わなかった理由に対して「相互の日程が合わなかった」と説明した。日本側で会談を望んだのであれば時間を割いてでも場を設けたかもしれないが、当初から要請そのものがなかったという説明も付け加えた。
(引用ここまで)
韓国から「いくらなんでももうちょっとスケジュールをどうにかすべきだ」との非難も上がっているとのことですが。
よいんじゃないでしょうかね。
「日韓関係の現住所」であるわけです。
韓国がそうするのであれば、日本もそうして当然ということです。
相互主義というヤツですわな。
もちろん、相互主義ですから韓国側から日本企業・政府の資産について現金化するなんてことがあれば、「国連も認めている」方法で韓国政府に対して報復するということでもあるわけです。