旅客船沈没:僚船オハマナ号も「海上の時限爆弾」だった
船会社の清海鎮海運が、セウォル号と共に仁川-済州航路に投入していた「オハマナ号」もセウォル号と同様▲無理な船体改造▲過積載▲バラスト水(船底に重しとして積み込まれる水)を抜く―という三つの危険要因を持っていたことが明らかになった。
まるで「海上の時限爆弾」のように、2隻は危険な運航を続けてきたことになり、たまたまセウォル号で先に事故が起きただけだとの指摘も聞かれる。
■5回の改造で定員57%増
海洋水産部(省に相当)によると、オハマナ号は03年から11年にかけ、船体を5回改造した。日本から導入された03年には乗客定員が595人だったが、改造を繰り返した結果、定員は695人→845人→945人と増えた。
セウォル号は定員を840人から14%(116人)増の956人まで増やし、重心を高める改造を行った結果、左右復元力が低下した。同様にオハマナ号はセウォル号を上回る回数、範囲で構造を変更していた。ところが、安全検査を実施した韓国船級協会は、5回の改造でいずれも「合格」判定を下していた。
■相次ぐ過積載運航
無理な船体改造を行った後、恒常的に過積載で運航していた点もセウォル号と共通している。オハマナ号は12年1月から14年4月の最後の運航まで仁川港を334回出航しているが、本紙はその間の貨物積載申告を分析した。その結果、一度も貨物積載限度(1098トン)以内で出航したことはなかった。2000トン以上を積んでいたケースが326回で、うち3000トン以上を積んでいたケースも141回あった。毎回積載限度の2-3倍の貨物を積み込んでいたことになる。
■バラスト水、ほとんど積まず
改造後、恒常的に過積載の状態だったことに加え、オハマナ号は船の重心を保つために船体に積み込むバラスト水を抜いたままで運航していたとみられる。
オハマナ号は貨物、バラスト水、乗客を含む総積載量の限界が3403トンであり、うち1973トンのバラスト水を積み込まなければ、船体が傾いた際の復原力を失う。しかし、毎回3000トン前後の貨物を積んでいたため、バラスト水は船体にほとんど積まれていなかったとみられる。貨物をより多く積むため、バラスト水が抜いていた格好だ。
三つの危険要因のほか、安全設備が不十分だったことも共通点として挙げられる。オハマナ号を警察・検察が点検したところ、非常時に約1000人を乗せることができる救命ボート40艘(そう)のうち、正常に作動するものは一つもなかった。脱出用のシューターも作動せず、車両用の固定措置もなかった。セウォル号も事故当時、救命ボートのうち、膨らんだのは1艘だけだった。
朝鮮日報/朝鮮日報日本語版 より抜粋
ただし、この法令順守・業界体質改善という作業は、一切収益は無いぞ。逆に費用が膨らむ一方にになるぞ。それを韓国社会が受け入れられるかどうかという事でもある。(正しくは安全確保という利益があるが、今まで価値を認めなかったからな)
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