鉄道話


「日本一貧乏な観光列車」が人気を集めるワケ 旅行会社のノウハウと鉄道好きの熱意が融合

東洋経済オンライン / 2017年7月8日 7時0分



トラピスト修道院最寄りの渡島当別駅を通過する「ながまれ海峡号」(筆者撮影)


全国で数多く走るようになった観光列車。それらの多くは、基本的に鉄道会社が沿線の商工会議所などの協力を得つつ企画し、走らせている。

ところが、2016年3月の北海道新幹線開業に合わせて並行在来線を受け継いだ第三セクター・道南いさりび鉄道の観光列車「ながまれ海峡号」は、大手旅行代理店である日本旅行が企画したものだ。

「ながまれ海峡号」は、優れた鉄道旅行商品を表彰する同年の「鉄旅オブザイヤー」のグランプリに輝いた。鉄道会社ではなく旅行会社が運行するという、従来の常識とは異なる観光列車はなぜ生まれ、どんな工夫が行われているのか。現地取材を踏まえ、その実態を紹介する。


■「ながまれ海峡号」が生まれるまで

北海道新幹線の開業まで数年となったある日、北海道オプショナルツアーズの取締役である永山茂に、1本の電話がかかってきた。電話の主は、北海道庁から木古内町役場に派遣され、新幹線開業時に第三セクター鉄道へ経営移管することになったJR江差線・五稜郭―木古内間の移管業務担当者だった。

北海道オプショナルツアーズは日本旅行の子会社で、訪日外国人向けの道内バスツアーを企画販売している会社だ。永山は、日本旅行入社時に北海道勤務を志願して以来、札幌を拠点に道内で数々の仕事をこなしてきたベテラン。学生時代に北海道の国鉄現役蒸気機関車に触れたことがきっかけで、北海道好きな鉄道趣味人として過ごしてきた。

永山は、鉄道趣味活動を活かして北海道鉄道観光資源研究会の代表も務めている。冒頭の電話は同会に対して、そのノウハウを使うことで、やがて誕生する第三セクター鉄道の活性化ができないかと相談する内容だった。依頼主である道庁からの派遣者も鉄道好きで、同会の活動を報道等で知っていたことから、永山にコンタクトをとってきたのだ。

北海道鉄道観光資源研究会は、数多くの鉄道関連保存・再生事業を手掛けている。中でもよく知られているのは、岩見沢市郊外のレストランを併設した農地に保存した北海道初の電車711系だろう。日本旅行は、北海道産の優れた農作物を買い取り、取引がある全国の宿泊施設などに販売する「あぐりツーリズムネット」という会社を立ち上げ、711系を保存している農地のレストランとも取引をしているが、同社の代表取締役も永山だ。

永山は打ち合わせを進める中で、北海道鉄道観光資源研究会ではなく日本旅行としてかかわり、観光列車を走らせることが望ましいと考えるようになった。

日本旅行であれば企画列車を走らせ、ツアーを販売するノウハウをもっている。さらに、同社は他社にない独自の企画を推奨しており、その方針のもとで社内の鉄道好きがこだわりのツアーを企画実施する「鉄道プロジェクト」が発足し、これまでにも数々のユニークな鉄道ツアーを全国で展開してきた。永山は、その一環で企画を進めるのが得策ではないかと考えたのだった。


■何よりも沿線の協力が大事

永山は、観光列車の内装はもちろんのこと、それ以上に沿線の協力要請に心を砕いた。

まず最大の問題はおカネがないことだった。道南いさりび鉄道は、全線37.8kmのうち東部の五稜郭駅―上磯駅間8.8kmこそ函館への通学圏だが、それより西の上磯駅―木古内駅間の列車はわずかに2時間に1本の普通列車だけだ。それでも廃止されなかったのは、北海道の主要産業である農産物などを積み、青函トンネルを通じて本州とを行き来する貨物列車が多数走っているためだ。つまり、貨物列車のために存続した鉄道であり、もともと旅客需要は並行する路線バスで十分なのだ。

それだけに、開業前の試算では10年間で16億円の赤字が発生するとされた。観光列車で稼ぐことを期待されつつも、そのための仕組みづくりに費用をかけられない。この厳しい制約の中で魅力発信をするには、沿線住民の協力が欠かせなかった。

地元自治体を通して集まってもらった沿線住民への説明会では、日本旅行本社から鉄道プロジェクトのメンバーも駆け付けて、全国の観光列車事情をはじめとした現状解説をした。さらに永山は、道南いさりび鉄道の沿線ならではの魅力を観光客に伝えたいと力説した。

しかし、参加者の反応は必ずしも芳しいものばかりでなく、積極的な反応をする人がいる一方で、ここにそんな魅力があるとは思えないという冷めた反応も見られたという。

このような反応は、決して珍しいものではない。全国どこでも新たなことを進めようとしたときに一様に見られる反応だ。地域で生まれ育った人は土地への愛着を人一倍もっているものの、そのよさは観光客が喜ぶようなものではないと考えるものだ。粘り強く交渉を続けた結果、徐々に前向きな反応が増えていき、沿線の人々の協力が得られるようになった。

車両は、国鉄時代に造られたキハ40形という中古車をJR北海道から9両譲受することになった。こちらも費用をかけられないものの、北海道が地域情報発信列車として3000万円の予算をつけて改造、2両の「ながまれ」号を準備してくれた。

改造といっても、観光列車専用車両を用意する余裕はないため、通常は他の車両と同様に通学輸送に使われる。そのため、観光列車として走るときだけ、車内で飲食ができるようにテーブルとヘッドレストを設置し、飾り付けできるような改造を施した。永山が言う「日本一貧乏な観光列車」の誕生だ。


■旅行会社が企画販売する意義は?

ところで、鉄道会社ではなく旅行会社が観光列車を企画し販売する意義はどこにあるのだろうか。これに対する永山の答えは明白だった。

並行在来線として第三セクター鉄道を発足させるときは、限られた人数で諸手続きを済ませ、定期列車を安全運行させるだけで精いっぱいとなる。観光列車の企画立案から始めて告知をし、販売をするところまでは手が回らない。

その点、旅行会社が請け負えば、開業と同時に観光列車を走らせることができる。すると、開業ブームによってその存在をPRすることもできるし、なにより沿線の魅力を全国に発信できるのだという。そのために、永山はこの列車の円滑な運行を目的として、北海道オプショナルツアーズから接客対応が得意な社員の出向派遣もしているという。

永山の思いが詰まった「ながまれ海峡号」は、昨年ほぼ毎回満員だったという。それもそのはず、実際に乗ってみると、他の観光列車とはひと味もふた味も違う数々のアイデアが詰まった列車なのだ。

「ながまれ海峡号」ディナーコースは、函館駅を土曜日の15時50分に発車する。函館駅改札前で受け付けをすると、添乗員に飲み物の買い出しなども勧められた。飲食を目的とした観光列車では持ち込みが禁止されることもあるだけに意外だ。この“ゆるさ”はその後も続き、それは快適さと楽しさにつながることにやがて気づくことになる。

発車時間となり列車へと案内されると、車内では道南いさりび鉄道の社員がアテンダントとして出迎えてくれた。このアテンダントこそが、「ながまれ海峡号」運行を企画した日本旅行の新規事業室長・永山が出向派遣した社員だ。

「ながまれ海峡号」は、前後に運転台のあるキハ40形が1両で運行する。そのため、木古内側の扉付近のロングシートは備品置き場とし、クロスシート部との間を大漁旗で区切っている。2~4人だとボックスシート、1人だと函館側のロングシートを基本としているため、1人で参加しやすいのもポイントだ。募集人員は48人だが、相席をしないため実乗は満席でも40人程度だという。

車内には、函館湾で獲れる海産物の飾り物が取り付けられ、各シートにはテーブルが設けられているが、このテーブルや海産物の飾り物、それに前述の大漁旗などは土曜日の日中に取り付け、日曜日のランチコース終了後に撤去する。こうして「ながまれ海峡号」を運行しない日には一般車両として運用できるのだ。


■スイーツから始まるディナーコース

着席すると、テーブル上には「函館海鮮スイーツ丼」が置いてある。函館のフランス菓子の名店「プティ・メルヴィーユ」製の、海鮮丼のように見せかけたスイーツだ。

ところで、ディナーコースでありながらスイーツからスタートするのは何だか不思議だ。その理由は、所要時間にある。「ながまれ海峡号」ディナーコースは15時50分に出発して、函館駅に戻ってくるのは19時47分。つまり、約4時間もの所要時間なのだ。

スイーツを楽しみつつ、アテンダントと添乗員のアナウンスを聞き、沿線案内や小ぶりの升などの入ったお土産袋をいただいていると、16時19分に上磯駅に到着する。進行右手の車窓を見ると、ホームにはにこやかに手を振る人々がいる。そろいの法被を着た駅弁売り風スタイルだ。

これこそ、永山が通って協力を得られることになった“ホーム立ち売りの再現”だ。上磯商店街の人々が、カニ寿司やお菓子などの特産品を箱詰めして、「ながまれ海峡号」到着時に立ち売りをしているのだ。キハ40形は冷房装置がなく、窓の開閉が自由なので、駅停車中の立ち売りを再現できたという。

永山によると、上磯商店街のメンバーは当初ホームで棒立ちだった。ところが、乗客から「何を売ってるの?」と聞かれて説明を始めると、面白いように売れたという。それから積極的に窓際へ売り込みに行くようになり、次は何を売ったら喜ばれるかと各自が工夫するようになったそうだ。ホームに立つお店は一定していないが、これは長続きさせるために無理のない形での協力をお願いし、商店会長がまとめ役となって毎回数店が必ずホームに立つようにしているためだ。

上磯駅を発車すると、約8分で矢不来(やふらい)信号場に到着する。通常、貨物列車が列車交換のために使う信号場で、旅客列車で停車するのはこの「ながまれ海峡号」だけだ。その貴重さを鉄道好きは評価するが、それ以外の乗客も、函館湾の先に函館山が見える景色を堪能する。28分もの停車時間があるが、その間に車内では添乗員が漁り火用の大きなランプを見せて歩くとともに、駅長帽を持って記念写真の撮影に応じている。

17時45分に到着する木古内駅では、新幹線開業に合わせて駅前にできた「道の駅 みそぎの郷きこない」に立ち寄る。店内に開設している「コッぺん道土(こっぺんどっと)」というパン屋さんの塩パンは人気で、函館駅での集合時には参加者に注文書が配られる。通常は18時閉店だけに、予約をしておかないと入手ができないのだ。木古内産のコメを使った、同地でしか買えない幻の地酒「みそぎの舞」も売っている。


■開拓の歴史がつなぐ味

お土産と飲み物を調達して列車に戻ると、席には「どうなんパスタセット」が用意されていた。道の駅の一角で営業しているレストラン「どうなんde"s」製で、同レストランは山形県鶴岡市で有名レストランを開設している奥田政行シェフが監修している。木古内町は明治時代に鶴岡市のある庄内藩の人々が開拓した歴史があり、前述の「みそぎの舞」も醸造は鶴岡市の酒造で行っている。このように両市町がいまも歴史的つながりを大切にしているのだ。

木古内駅からの復路出発は18時22分なので、乗客はすでにパスタセットを食べ始めている。内容は旬な食材を使ったものとするため、乗車のたびに変わるそうだ。名物の塩パンも1つ付いてくる。メニューが変わるのは、リピーター獲得にも役立っていることであろう。

お腹が落ち着いた18時59分、茂辺地駅に到着する。同駅では20分停車するが、下車して跨線橋を渡った上りホームへと誘導される。そこは駅構内でありながらテントが張られ、炭焼きのバーベキューが行われている。JA新はこだてと上磯漁協の協力による、旬の海産農産品「いさりび焼き」だ。

このときは、ホッキ貝とツブ貝、それに北斗市のおぐに牧場の和牛とグリーンアスパラガスが焼かれていて、目の前で次々に折りに詰められていた。折りの中にはあらかじめ厚沢部町発祥のメークインによるじゃがバター、茂辺地産ワカメ入りの俵おにぎり、茂辺地産ヒジキ入りの卵焼きが入っている。その詰めたての折りを各自が受け取って、自席でいただくのである。この日は、さらに採れたての新鮮なイチゴも付いてきた。

跨線橋を渡って折り詰めを受け取りに行くのは、やや厄介な感もある。しかし、4時間にも及ぶツアーだ。上げ膳下げ膳で出されるままに食する観光列車が多い中で、あえてセルフサービスにするこのゆるさはうれしい。ちょっとだけながら、参加した感も生まれる。これも、永山の仕掛けのうまさであろう。


■4時間の旅はあっという間に

筆者が参加したときには、なぜか跨線橋に上ったものの、そこから下りてこられない人がいた。どうしたのだろうと思うと、足の具合がよくないため跨線橋の上り下りがつらいとのこと。それを聞いた添乗員は、折り詰めは代わりに持っていくのでご心配なくと対応していた。ツアーでの客扱いに長けた添乗員ならではの機転の利いた対応であり、これなら誰もが安心して参加できるとの印象を受けた。

「ながまれ海峡号」は、5月から10月までの第2・第4土曜日を基本にディナーコースが運行される。今年は、ディナーコースの翌日となる日曜日にランチコースも運転されている。ランチコースは上磯駅での立ち売りと、木古内の道の駅「どうなんde"s」特製イタリアンテイストのボックスランチがあるが、出発時のスイーツと茂辺地駅でのバーベキューがない。その分3000円安くなるが、筆者の価値観ではディナーがお勧めだ。

長いと思った4時間は、途中、何度も立ったり列車外に出たりしたので、意外なほど早く過ぎ去った。座ったままの2時間よりも、感覚的には短い時間だったかもしれない。満足感に浸り、函館駅のホームに降り立った。

(文中敬称略)

https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20170708_179447/?p=1

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旅行会社が企画したから上手くいってるのかねぇ。

・・・あと何年保つんだろうね。

( ´-ω-)





「일본 제일 가난한 관광 열차」라고 합니다.


「일본 제일 가난한 관광 열차」가 인기를 끄는 이유 여행 회사의 노하우와 철도 좋아하는 열의가 융합

동양 경제 온라인 / 2017년 7월 8일 7시 0분



Trappist 수도원 근처의 도도토우베츠역을 통과하는 「가 희귀 해협호」(필자 촬영)


전국에서 많이 달리게 된 관광 열차.그러한 많게는, 기본적으로 철도 회사가 연선의 상공회의소 등의 협력을 얻으면서 기획해, 달리게 하고 있다.

그런데 , 2016년 3월의 홋카이도 신간선 개업에 맞추어 병행 재래선을 계승한 제 3 섹터·도난 있어 철도의 관광 열차 「가 희귀 해협호」는, 대기업 여행 대리점인 일본 여행이 기획한 것이다.

「가 희귀 해협호」는, 뛰어난 철도 여행 상품을 표창하는 동년의 「철려오브더 이어」의 그랑프리에 빛났다.철도 회사는 아니고 여행 회사가 운행한다고 하는, 종래의 상식과는 다른 관광 열차는 왜 태어나 어떤 궁리를 하고 있는 것인가.현지 취재를 근거로 해 그실태를 소개한다.


■「가 희귀 해협호」가 태어날 때까지

홋카이도 신간선의 개업까지 수년이 된 있다 일, 홋카이도 오프쇼나르트아즈의 이사인 나가야마 시게루에, 1개의 전화가 걸려왔다.전화의 주는, 홋카이도청으로부터 키코나이쵸 동사무소에 파견되어 신간선 개업시에 제 3 섹터 철도에 경영 이관하게 된 JR에사시선·고료카쿠-키코나이간의 이관 업무 담당자다 .

홋카이도 오프쇼나르트아즈는 일본 여행의 자회사에서, 방일 외국인 전용의 도내 버스 투어를 기획 판매하고 있는 회사다.나가야마는, 일본 여행 입사시에 홋카이도 근무를 지원한 이래, 삿포로를 거점으로 도내에서 수많은 일을 해내 온 베테랑.학생시절에 홋카이도의 국철 현역 증기기관차에 접했던 것이 계기로, 홋카이도를 좋아하는 철도 취미인으로서 보내 왔다.

나가야마는, 철도 취미 활동을 살려 홋카이도 철도 관광 자원 연구회의 대표도 맡고 있다.모두의 전화는 동회에 대해서, 그 노하우를 사용하는 것으로, 이윽고 탄생하는 제 3 섹터 철도의 활성화를 할 수 없을까 상담하는 내용이었다.의뢰 주요한 도청으로부터의 파견자도 철도를 좋아하고, 동회의 활동을 보도등으로 알고 있던 것으로부터, 나가야마에 컨택트를 취해 왔던 것이다.

홋카이도 철도 관광 자원 연구회는, 수많은 철도 관련 보존·재생 사업을 다루고 있다.그 중에서도 잘 알려져 있는 것은, 이와미자와시 교외의 레스토랑을 병설한 농지에 보존한 홋카이도 첫 전철 711계일 것이다.일본 여행은, 홋카이도산이 뛰어난 농작물을 매입해, 거래가 있다 전국의 숙박시설 등에 판매하는 「아 꾸물거려 투어리즘 넷」이라고 하는 회사를 시작해 711계를 보존하고 있는 농지의 레스토랑과도 거래를 하고 있지만, 동사의 대표이사도 나가야마다.

나가야마는 협의를 진행시키는 가운데, 홋카이도 철도 관광 자원 연구회는 아니고 일본 여행으로서 관계되어, 관광 열차를 달리게 하는 것이 바람직하다고 생각하게 되었다.

일본 여행이면 기획 열차를 달리게 해 투어를 판매하는 노하우를 갖고 있다.게다가 동사는 타사에 없는 독자적인 기획을 추천 있어, 그 쪽바늘의 아래에서 사내의 철도를 좋아하는 사람이 엄선한 투어를 기획 실시하는 「철도 프로젝트」가 발족해, 지금까지도 수많은 독특한 철도 투어를 전국에서 전개해 왔다.나가야마는, 그 일환으로 기획을 진행시키는 것이 유리한 계책은 아닐까 생각했던 것이었다.


■무엇보다도 연선의 협력이 중요

나가야마는, 관광 열차의 내장은 물론, 그 이상으로 연선의 협력 요청에 신경썼다.

우선 최대의 문제는 돈이 없는 것이었다.도난 있어 철도는, 전선 37.8 km 중 동부의 고료카쿠역-카미이소역간 8.8 km야말로 하코다테에의 통학권이지만, 그것보다 서쪽의 카미이소역-키코나이역간의 열차는 조금 2시간에 1개의 보통 열차 뿐이다.그런데도 폐지되지 않았던 것은, 홋카이도의 주요 산업인 농산물등을 쌓아, 세이칸 터널을 통해서 혼슈를 왕래하는 화물열차가 다수 달리고 있기 (위해)때문이다.즉, 화물열차를 위해서 존속한 철도이며, 원래 여객 수요는 병행하는 노선버스로 충분하다.

그런 만큼, 개업전의 시산으로는 10년간에 16억엔의 적자가 발생한다고 여겨졌다.관광 열차로 버는 것을 기대되면서도, 그것을 위한 짜 만들기에 비용을 걸 수 없다.이 어려운 제약 중(안)에서 매력 발신을 하려면 , 연선 주민의 협력을 빠뜨릴 수 없었다.

현지 자치체를 통해 모여 준 연선 주민에게의 설명회에서는, 일본 여행 본사로부터 철도 프로젝트의 멤버도 달려오고, 전국의 관광 열차 사정을 시작으로 한 현상 해설을 했다.한층 더 나가야마는, 도난 있어 철도의 연선만이 가능한 매력을 봐 광객에게 전하고 싶다고 역설했다.

그러나, 참가자의 반응은 반드시 향기로운 것 뿐만이 아니라, 적극적인 반응을 하는 사람이 있는 한편으로, 여기에 그런 매력이 있다라고는 생각되지 않는다고 하는 식은 반응도 볼 수 있었다고 한다.

이러한 반응은/`A 결코 희귀한 것은 아니다.전국 어디에서라도 새로운 일을 진행시키려고 했을 때에 한결같게 볼 수 있는 반응이다.지역에서 태어나 자란 사람은 토지에의 애착을 남의 두배 가지고 있지만, 그 좋은 점은 관광객이 기뻐하는 것은 아니라고 생각하는 것이다.끈질기게 교섭을 계속한 결과, 서서히 적극적인 반응이 증가해서 가 연선의 사람들의 협력을 얻을 수 있게 되었다.

차량은, 국철 시대에 만들어진 키하 40형이라고 하는 중고차를 JR홋카이도로부터 9 양양수 하게 되었다.이쪽도 비용을 들일 수 없기는 하지만, 홋카이도가 지역 정보 발신 열차로서 3000만엔의 예산을 붙여 개조, 2량의 「가 희귀」호를 준비해 주었다.

개조라고 해도, 관광 열차 전용 차량을 준비할 여유는 없기 때문에, 통상은 다른 차량과 같게 통학 수송에 사용된다.그 때문에, 관광 열차로서 달릴 때만, 차내에서 음식을 할 수 있도록(듯이) 테이블과 헤드레스트를 설치해, 장식해 할 수 있는 개조를 베풀었다.나가야마가 말하는 「일본 제일 가난한 관광 열차」의 탄생이다.


■여행 회사가 기획 판매하는 의의는?

그런데, 철도 회사는 아니고 여행 회사가 관광 열차를 기획해 판매하는 의의는 어디에 있는 것일까.이것에 대한 나가야마의 대답은 명백했다.

병행 재래선으로서 제 3 섹터 철도를 발족시킬 때는, 한정된 인원수로 제수속을 끝마쳐 정기 열차를 안전 운행시키는 것만으로 힘껏된다.관광 열차의 기획 입안으로부터 처음으로 공지를 해, 판매를 하는 곳(중)까지는 손길이 닿지 않는다.

그 점, 여행 회사가 하청받으면, 개업과 동시에 관광 열차를 달리게 할 수 있다.그러자(면), 개업 붐에 의해서 그 존재를 PR 할 수도 있고, 무엇보다도 연선의 매력을 전국에 발신할 수 있는 것이라고 한다.그 때문에(위해), 나가야마는 이 열차의 원활한 운행을 목적으로 하고, 홋카이도 오프쇼나르트아즈로부터 접객 대응이 자신있는 사원의 출향 파견도 하고 있다고 한다.

나가야마의 생각이 찬 「가 희귀 해협호」는, 작년 거의 매회 만원이었다고 한다.그도 그렇다, 실제로 타 보면, 다른 관광 열차와는 사람미도 뚜껑미도 다른 수많은 아이디어가 찬 열차다.

「가 희귀 해협호」디너 코스는, 하코다테역을 토요일의 15시 50분에 발차한다.하코다테역 개찰전에 접수를 하면, 수행안내원에게 음료의 직매등도 권유받았다.음식을 목적으로 한 관광 열차에서는 반입이 금지되는 일도 있다인 만큼 의외이다.이“느슨함”은 그 후도 계속 되어, 그것은 쾌적함과 즐거움에 개인이?`효아와에 이윽고 눈치채게 된다.

발차 시간이 되어 열차로 안내되면, 차내에서는 도난 있어 철도의 사원이 어텐던트로서 마중나가 주었다.이 어텐던트가, 「가 희귀 해협호」운행을 기획한 일본 여행의 신규사업 실장·나가야마가 출향 파견한 사원이다.

「가 희귀 해협호」는, 전후에 운전대가 있는 키하 40형이 1량으로 운행한다.그 때문에, 키코나이측의 문부근의 롱 시트는 비품 두는 곳으로 해, 크로스시트부와의 사이를 풍어기로 단락짓고 있다.2~4사람이라면 박스 시트, 1명이라면 하코다테측의 롱 시트를 기본으로 하고 있기 때문에, 혼자서 참가하기 쉬운 것도 포인트다.모집인원은 48명이지만, 합석을 하지 않기 때문에 실승은 만석에서도 40명 정도라고 한다.

차내에는, 하코다테 만에서 잡히는 해산물의 장식이 장착되어 각 시트에는 테이블이 설치되고 있지만, 이 테이블이나 해산물의 장식, 거기에 전술의 풍어기 등은 토요일의 일중에 달아 일요일의 런치 코스 종료후에 철거한다.이렇게 해 「가 희귀 해협호」를 운행하지 않는 날에는 일반 차량으로서 운용할 수 있다.


■스이트로부터 시작되는 디너 코스

착석 하면, 테이블상에는 「하코다테해선스이트사발/`v가 놓여져 있다.하코다테의 프랑스 과자의 유명한 상점 「푸티·메르비유」제의, 해 선 사발과 같이 가장한 스이트다.

그런데, 디너 코스면서 스이트로부터 스타트하는 것은 무엇인가 신기하다다.그 이유는, 소요 시간에 있다.「가 희귀 해협호」디너 코스는 15시 50분에 출발하고, 하코다테역으로 돌아오는 것은 19시 47분.즉, 약 4시간의 소요 시간이다.

스이트를 즐기면서, 어텐던트와 수행안내원의 아나운스를 (들)물어, 연선 안내나 좀 작은 승등의 들어간 선물봉투를 받고 있으면, 16시 19분에 카미이소역에 도착한다.진행 오른손의 차창을 보면, 홈에는 상냥하게 손을 흔드는 사람들이 있다.모임의 법피를 입은 역에서 파는 도시락 매도풍스타일이다.

이것이야말로, 나가야마가 다니며 협력을 얻을 수 있게 된“홈 가두판매의 재현”이다.카미이소 상가의 사람들이, 게 스시나 과자등의 특산품을 상자포장 하고, 「가 희귀 해협호」도착시에 가두판매를 하고 있다.키하 40형은 냉방 장치가 없고, 창의 개폐가 자유로워서, 역 정차중의 가두판매를 재현할 수 있었다고 한다.

나가야마에 의하면, 카미이소 상가의 멤버는 당초 홈에서 봉립였다.그런데 , 승객으로부터 「무엇을 팔아?」라고 문이나 라고 설명을 시작하면, 재미있게 팔렸다고 한다.그리고 적극적으로 창가에 팔러 가게 되어, 다음은 무엇을 팔면 환영받을까 각자가 궁리하게 되었다고 한다.홈에 서는 가게는 일정하고 있지 않지만, 이것은 지속 시키기 위해서 무리가 없는 형태로의 협력을 부탁해, 상점 회장이 정리역이 되어 매회수점이 반드시 홈에 서도록(듯이) 하고 있기 (위해)때문이다.

카미이소역을 발차하면, 약 8분에 야후라이(야후라이) 신호장에 도착한다.통상, 화물열차가 열차 교환을 위해서 사용하는 신호장에서, 여객 열차로 정차하는 것은 이 「가 희귀 해협호」 뿐이다.그 귀중함을 철도를 좋아하는 사람은 평가하지만, 그 이외의 승객도, 하코다테 만의 끝에 하코다테 산이 보이는 경치를 즐긴다.28분의 정차 시간이 있다가, 그 사이에 차내에서는 수행안내원이 어화용의 큰 램프를 보여 걷는 것과 동시에, 역장모를 가져 기념 사진의 촬영에 따르고 있다.

17시 45분에 도착하는 키코나이역에서는, 신간선 개업에 맞추어 역전으로 할 수 있던 「길의 역 의 시골 기코나이」에 들른다.점내에 개설하고 있는 「콕응도토(응 와 하고)」라고 하는 빵집의 소금 빵은 인기로, 하코다테역에서의 집합시에는 참가자에게 주문서가 배부된다.통상은 18시 폐점인 만큼, 예약을 해?`일까 실입수를 할 수 없는 것이다.키코나이산의 쌀을 사용한, 동지로 밖에 살 수 없는 환상의 토산술 「의 무용」도 팔고 있다.


■개척의 역사가 잇는 맛

선물과 음료를 조달하고 열차로 돌아오면, 석에는 「어떻게파스타 세트」가 준비되어 있었다.길의 역의 일각에 영업하고 있는 레스토랑 「어떻게de"s」제로, 동레스토랑은 야마가타현 츠루오카시에서 유명 레스토랑을 개설하고 있는 오쿠다 마사유키 세프가 감수 하고 있다.키코나이쵸는 메이지 시대에 츠루오카시가 있는 쇼나이번의 사람들이 개척한 역사가 있어, 전술의 「의 무용」도 양조는 츠루오카시의 주조로 가고 있다.이와 같이 양이치쵸가 지금도 역사적 관련을 소중히 하고 있다.

키코나이역으로부터의 귀로 출발은 18시 22분이므로, 승객은 벌써 파스타 세트를 먹기 시작하고 있다.내용은 순인 식재를 사용한 것과 하기 위한(해), 승차마다 바뀐다고 한다.명물의 소금 빵도 1개붙어 온다.메뉴가 바뀌는 것은, 리피터 획득에도 도움이 되고 있는 것 있을것이다.

배가 침착한 18시 59분 , 모헤지역에 도착한다.동역에서는 20분 정차하지만, 하차하고 과선교를 건넌 오름 홈으로 유도된다.거기는 역 구내면서 텐트가 쳐져 숯구이의 바베키 를 하고 있다.JA 신은 임시 방패와 카미이소어협의 협력에 의한, 순의 해산 농산품 「있어 구이」다.

이 때는, 혹기조개와 알맹이조개, 거기에 호쿠토시가 오는에 목장의 일본소와 그린 아스파라거스가 구어지고 있고, 눈앞에서 차례차례로 꺾어에 채울 수 있고 있었다.때안에는 미리 앗사부쵸 발상의 메이크 인에 의한은이 버터, 모헤지산 미역들이의 섬주먹밥, 모헤지산 히지키들이의 계란부침이 들어가 있다.그 채운 지 얼마 안되는 때를 각자가 받고, 자기 자리로 받는 것이다.이 날은, 한층 더 얻은 지 얼마 안되는 신선한 딸기도 붙어 왔다.

과선교를 건너고 도시락을 받으러 가는 것은, 약간 귀찮은 감도 있다.그러나, 4시간에 달하는 투어다.인상선상을 물림으로 나오는 대로 음식 하는 관광 열차가 많은 가운데 , 굳이 셀프서비스로 하는 이 느슨함은 기쁘다.조금이면서, 참가한 감도 태어난다.이것도, 나가야마의 장치의 능숙함일 것이다.


■4시간의 여행은 눈 깜짝할 순간에

필자가 참가했을 때에는, 왠지 과선교에 올랐지만, 거기로부터 물러나 오지 않은 사람이 있었다.왜일거라고 생각하면, 다리의 상태가 좋지 않기 때문에 과선교의 오르내림이 괴롭다는 것.그것을 (들)물은 수행안내원은, 도시락은 대신 가지고 가므로 염려말고대응하고 있었다.투어로의 손님 취급에 뛰어난 수행안내원만이 가능한 재치가 들은 대응이며, 이것이라면 누구나가 안심해 참가할 수 있다라는 인상을 받았다.

「가 희귀 해협호」는, 5월부터 10월까지의 제2· 제4 토요일 을 기본으로 디너 코스가 운행된다.금년은, 디너 코스의 다음날이 되는 일요일에 런치 코스도 운전되고 있다.런치 코스는 카미이소역에서의 가두판매와 키코나이의 길의 역 「어떻게de"s」특제 이탈리안 테이스트의 박스 런치가 있다가, 출발시의 스이트와 모헤지역에서의 바베큐가 없다.그 만큼 3000엔 싸지지만, 필자의 가치관에서는 디너가 추천이다.

길다고 생각한 4시간은, 도중 , 몇번이나 서거나 열차외에 나오거나 했으므로, 뜻밖의(정도)만큼 빨리 지나가 버렸다.앉은 채로의 2시간보다, 감각적이게는 짧은 시간이었을 지도 모른다.만족감에 잠겨, 하코다테역의 홈에 내려섰다.

(문중 경칭생략)

https://news.infoseek.co.jp/article/toyokeizai_20170708_179447/?p=1

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여행 회사가 기획했기 때문에 능숙하게 말하고 있는지.

···앞으로 몇 년 유지하겠지.

( ′-ω-)






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