伝統文化

サイト来訪者が増え、設けた掲示板に5人も常連化した人が出来ますと、

お約束のオフ会話題が出ます。


通常のケースですと、常連のボス的存在、

もしくは、暇人が幹事となり、
3-5000円前後の予算で交通便のよいところで

開催というケースでしょう。
サイトで知り合った同士が声を掛け合って歓談の一時・・・・。
しかし、このオフ会が荒らしの攻撃の口実、
または荒らしを産んでしまう場合があります。

 

 


サイト内の掲示板には、
「お会いするのが楽しみです」
という会話と
「東京か、参加したいけど遠いから無理です、残念」
こういった会話がやりとりされます。
場には参加できる人と、

参加したいけど参加できない人とにカラーがはっきり分かれます。
仕方のないこととはいえ、これが後々の伏線となるのです
オフが開催され、解散すると、

早ければ当日の夜からオフに関する書き込みが見られます。

 

 

 

「只今、帰宅しました、***さんお会いできて楽しかったです」

 

「私も帰宅しました、****の意外でした、

掲示板の書き込みとは印象が違いすぎです(笑)」

 

「お店で出た*****おいしかったですね」

 

「あれは嵌りそうです」

 

「***です。***さんおみやげありがとうございます」

 

「幹事です。皆さん無事に帰宅できたでしょうか」

 

「2次会組はまだ飲んでるのでしょうか」

 

以上のような書き込みの交換がされるでしょう。

この書き込みは、オフに参加したくても出来なかった人には疎外感、
オフそのものに興味のなかった人には雑音にしかなりません。
オフ参加者という限定された一部の人間の雑談に過ぎないわけです。
しかし通常の雑談と違うのは参加者以外は

会話に加われないオフ会の話題ですから、
ただの雑談ではなく、閉鎖的な私信のやりとりのようなものです。

これが長く続くと間違いなく。

 

「オフの話題は参加者同士メールにしたらどうか」

 

「オフに行ってない人には意味がわからない話を

ここに垂れ流されても」

 

こういったクレームが出始めたらもう手遅れと言っていいでしょう。
すると一種のクローズドな派閥が存在していると受け取られます。

 

自作自演

 

自身で自身の作ったストーリーを演じることであるが、
掲示板バトルにおいては、

他人に成りすました自分が自身を弁護することと解釈されている。


基本的に数の論理なのである。
相手が一人であれば、自分と自作自演の自分をもう一人賛成者、
同意者につければ2:1で議論やバトルの流れは自分に傾いてくる。

 

しかし、インターネット上では、

今日2:1の数的有利さはあまりメリットがない。


相手も同様な自作自演の同意者を繰り出してくることが可能だからだ。
こうした場合やはり質が問題となってくる。

議論のテーマに沿っている限り、互いの主張に開きがあり、
且つその正当性が7:3程度以上開いていた場合に議論となることは少ない。

従軍慰安婦問題のように、互いに一級資料が持ち寄られ、

拮抗している場合に事は起こる
南京事件での死傷者は争われても、
日本人の民間人死傷者や

アメリカ人の民間死傷者が争われないのは

その為である。

 

 

こうした場合、バトルの流れを左右するのは全体の流れであり、
そのキーとなるのは裁判官のような存在の第三者である。
この第三者が中道的である限り、
争っている当事者二人よりも周囲に与える議論的優性イメージは大きい。

自作自演の同意者一人よりも、

中立の第三者を自作自演した方が効果は大きいのである。


先に、バトルとなる優性度の差が7:3以下であると書いたが、
この中立者としてのジャッジも両者の差異に

7:3以上の差をつけてはならない。

中立者は当事者とは違って争っている問題に関して
7:3以上の傾倒を見せないから中立者として存在しうるのである。

この中立者のもたらす優位度イメージは7;3で負けている議論を
逆の4:6程度に逆転引き戻す効果すらある。
他人のサイト破壊等、長期的なプランで行うバトルや荒らしなどの場合、
攻撃者はこの中立者を攻撃部隊の前に潜入させてくるものだ。

潜入した自作自演者は、中立イメージの確立に全力を傾け、
しばしば他の小紛争を管理者に変わって解決したりするのだ。
手慣れた攻撃者の場合、

一月ほどでその板の管理者に準じた発言権を持つまでに成長する。


この成長した中立者の効果は板常連にとって殆どの場合、致命傷となる。
人身は惑わされやすく、新人とか常連の特定人物が

敵対視するIDが攻撃の当事者となった場合、
発言権はこの中立者に取って代わられる。

 

 

 

 


人間誰しも匿名のネット空間では、少し自分を装ってしまうものであるが、
それを探し出して指摘するやり方である。
これは非常に注意深く過去ログなどを読む能力が求められるが、
小さな矛盾でも相手自身の発言であるために、

掲示板でホラ話を書いている人間である、
信用できない虚言が含まれる書き込みをしているタイプであるという

印象を植え付けやすい。

 

 

 

 

 

対象IDが決まっている場合、決まっていない場合があるが、
決まっている場合はその対象ID個人に直接ぶつけ、
対象が決まっていない場合、
なるべく具体的な属性を指して煽るのである。
対象が決まっている場合。
~事例~

 

 

この効果は、直接間接に罵倒、中傷することにより、
対象IDの書き込みや反論を誘発、
掲示板の発言を短時間に増加させる。
対象IDの知識を罵倒中傷の対象とすれば、
向けられた相手は知識があるところを証明したくなるものである。
乗ってきた段階で、更に細かく煽っていけば、
あるテーマに関する情報の多くを掲示板に書き込ませることができる。
必要な程度書き込ませたら、
対象者IDに別の質問、煽りと次々と繰り返していけばよい。
これを攻撃として使った場合、毎日これをやられれば、
攻撃側の労力に比較して対象IDは大変に疲労することになるのである。

 

 

自作自演において一人二役ということは
2人分の投稿を一人でこなさねばならないということなので

かなり忙しい作業となります。
議論やバトルでは相応に考えながら相手に反論や指摘を行うわけですが、
時間は一人分しかありませんから、

投稿間隔がどうしても一人の時よりも長くなります、
これを最小限にするためキータイプの時間短縮と、
自作自演でなりすますキャラクターの

発言の雰囲気や文体を真似る目的で使用されます。
自作自演ように作ったIDキャラクター作りのために、
あらかじめ、そのIDキャラクターが話す特徴、
例えば、絵文字、漢字、決め台詞、を、
ワードの辞書に登録させておくのです。
これで、自作自演を演じても、
2つのIDの口調を変えることができます。
他のROM者は、怪しいな、と感じつつも、
決定的証拠がないので、指摘もせずに、
読み流していくケースが多いのです。

 

 

 

自作自演容疑をかける。
攻撃対象IDの相手に弁明で疲弊させるのを目的で使われる手法である。
また、バトルの最中に突然割って入ってきた

第三者がいるような場合に使用する。
福次効果として相手の自作自演をある程度抑制する効果も期待できる。
使用する場合は、

多少なりともバトルの中で自作自演の可能性がある場合でなければ、
ただの妄想で片づけられてしまうので、

タイミングを見定めて使用しなければならない。
この使用するタイミングであるが、
先に述べたものも含め

 

 

 シーン1:バトルの最中に突然割って入ってきた第三者がいる場面

 シーン2:バトルの相手方に援護が現れた場面

 シーン3:相手方がレス先ミスをし、自分自身にレスをしてしまった場面

 

 

実際これは自作自演者の特徴とも合致するが、
単独の人に限ればよくあることでもある。
自作自演者であるかどうかは、

後に述べる判定項目を吟味する必要があるが、
相手の疲労を誘うという初期の目的に使用するのであれば、
精査する前に投げ込んでみればいい。

 

 

~事例~

「あれ、あなたに当てた反論でないのに

なぜあなたが回答してくるんですか?
なにか忙しい(例えば自作自演)のですか」

 

「レスの宛先がご自分になってますよ。

自作自演ですか?痛いミスですね」

 

「AさんとBさんは交互に出てきますね。

息が合っているというかなんというか、
 なにも自作自演をそんなに几帳面にやらなくても」

 

 

対象の真似たい文体の抽出を行い、
専用の辞書ファイルとを作成し語尾や漢字の癖から
自作自演本体の特性を見抜かれないようにしておくのです。
自作自演が疑がわれる場面においては、
人は発言者の漢字や単語の所在に目を付け、
本物、偽者、微妙といった判定をしています。

 

自作自演辞書、煽り辞書、罵倒辞書を育てる。
掲示板の攻撃方法として

先に中立者の自作自演による方法を挙げましたが、
そこまで周到でなくて、一時的に掲示板を争乱状態に持っていく場合、
スピードとタイプ速度が勝負となりますので、
荒らしは一人で複数人を相手に

わかりやすい罵倒と中傷用語で荒らしを行います。
この場合、毎回文章を考えている暇はないので、


「ばか」と一言入れれば一行分の例文が選定できるようにしています。

日本語入力システムを例に取り説明しましょう。

まず、登録するための例文が必要です。
普段閲覧している掲示板の中から

「馬鹿」「バカ」「馬鹿」で抽出できた文章を
テキストファイルにまとめます。



ばか、そんなことは馬鹿でもわかることではないでしょうか。

ばか、さっきから馬鹿にしてるのがまだわからないのか

 

 


ばか、馬鹿と一緒にしてもらっては困る
ばか、馬鹿を何度繰り返しても馬鹿は馬鹿


ばか、馬鹿なことを言うな、先ほどから馬鹿ないいわけを繰り返しているが

ばか、馬鹿は家に帰ってクソでもしていろ


ばか、どっちが馬鹿かと言えば、君の方だな


ばか、がっははははは、馬鹿が支離滅裂なこと言ってるよ。
           
           
これを、任意の言葉でどんどんリストにしていきます。
一人で複数人を罵倒や中傷で煽る場合は

理の通った例文を並べる必要はないでしょう、
こういった簡単な文を次々と繰り出し、
スピードと投稿量で場を争乱状態に持っていくのが効果が高いからです。
こうして場にいる人々を煽りフレーミングを演出するのです。

 

 

 

突然現れ攻撃してくる無記名ユーザーの八割は相手の自作自演
通常の掲示板議論バトルにおいて、
リアルタイムで時間経過を共有しているのは戦っている当人同士だけである。
仮に第三者が異見を差し挟むにしても、自身の最も得意とする分野について意見を述べてくる。
それ故、その意見の矛先は3つ前のやりとり部分であったり、
つまり当事者に取っては過ぎ去った部分なのである。
当事者と同様に、最新の議論の終端に、
まして相手を代弁するような形で出てくることはない。

つまり全く関連性のない第三者が議論に割って入ってくるまでには
ある程度の時間が必要なのである。
この時間の関係性を無視して入ってくる匿名人物こそが
相手方の自作自演なのである。

ただ例外的に、
そのコミュニティに旧来から存在している第三者の中に敵愾心を持つ人物が存在している場合は、
議論の末尾に割って入ってくる場合がある。
しかしその大半は議論継続の為の反論や、
指摘というものではなく、
「もう、いい加減にしたら」
「雰囲気が悪いので止めてください」
等の所謂クレームの類である。これは容易に選別できる。

 

 

 

 

親族など第三者を攻撃する非常に下品な手法であるが、
穏やかな相手でも激高し、周囲も騒ぐので、
掲示板を一気に荒廃した空気に持っていくことが可能だ。
この手法を使った場合、あなたには、同様に下品な罵倒や中傷、
あなたの品性をたしなめる発言、
あなたに向けての説教など様々な批判が向けられる。
劇薬であるので効果が高い反面、
短期で「荒らし」と評価され
「こいつは無視しよう」という空気が生まれるので、
長期的荒らしやには向かない事を憶えておくべきである。
また、この攻撃を行った場合、

対象を中心とする人間の結束が固くなり、
頻度の高いリピーター(常連化)させる効果がある。

 

 

 

揚げ足を取る。


揚げ足、非常によく見られる、
議論の本質とは離れた場所の細かいミスや、
相反する部分をあげつらう攻撃である。
あまり議論的には優位とはならないが、相手を疲弊させる効果があり、
周囲も巻き込んでイライラさせるので、
フレーミング煽りなどと併用して

荒らす場合のキャラクターとして有用である。


 ・議論とは別の話と比較して揚げ足を取る

 

 

スルー(無視)しろといって煽る。


対象を煽る目的で使う場合と、

荒らし自身がスルーされるのを防ぐ目的で使う場合がある

対象を第三者として煽る場合は、

一方を善玉扱いする文言とすることがポイントである。
事前にスルーさせないように使う場合は、

布石として先に宣言する必要がある。

先に宣言することによって、

後にスルーしようとする相手に、

最初から言っていた事を示し対抗することが出来る。

 

~事例~

対象を煽る目的で使う場合

「Bさんは、Aさんに絡んでいるだけのようだからスルーすればよいのでは?」

「はいはい、馬鹿にかまっている人も馬鹿と一緒だからスルーで」

 

~事例~

荒らし自身がスルーされるのを防ぐ目的で使う場合

「僕の言うことが間違っているならば、スルーすれはよろしいのでは? 
そんな逃げ方しかないと思いますがね。」

「君みたいなタイプはどうせ、
最後には都合が悪くなってスルーとか言い出すから、
さっさと引き下がりなよ」

 

———-荒らしだからスルーしろと言う援護が他からあった場合————————

「ほら、形勢が悪くて見かねたお友達がスルーしろと言ってるよ、
***番で私が言っていた通りでしょ」

「***番で予言した通り、都合が悪くなるとスルーだろ。
最初からそうしていれば、よかったんだよ」

 

 

 

「OO君かw」


これで十分だ。
誰がOO君なのか、どこへの返答レスなのかも不明なままでよい。

この経過にて、一時期でも荒らしの書き込みが止まったならば、

「今日は荒らしが大人しいですね、なにかあったのかな」

と、勝利宣言を書き込むのだ。

 

 

 


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