パソコン/インターネット Relationship

 

いよいよ昨日に満を持して発売され、サンフランシスコの寒空の下で1時間ほど行列に並んで入手したiPad、入手して丸二日使ってみて、思うところが次第に形になってきたのでレビューを書きたいと思います。

最初にことわっておきますが、ぼくがここに書いていることはバイヤーズガイドではありません。何々をしたいならiPadがオススメ、とかそういう一般ユーザ向けの話はしてないです。書きたかったのは、このiPadという製品から何を感じ取るべきかという、主にデザイナーや技術者など「玄人」向けのこってりしたメッセージとなっていることをあらかじめご了承ください。

事前の所感としては以前にもCNETのパネルディスカッションで述べたことがあるのでそちらを参照してもらうとして、では実際に触ってみてどうか。

やはり、ほんとうに大切なことは実際に自分の手で触ってみないとわからないもんだなぁと改めて感じました。

結論を先にまとめると、「新しい製品カテゴリを創造し定着させる力のある、革命的だが地に足の着いた素晴らしい製品である」と同時に「その革命性ゆえ、そのゴールにたどり着くまでにはまだ少し時間がかかるだろう」ということです。

以下具体的に、「期待以上に良いところ」「時間が解決するであろう課題」「時間がたっても解決しない可能性が高い課題」の3つに分けて挙げてみます。

期待以上に良いところ

  • 画質(文句なしに美しい)
  • 速度(何をやってもサクサク動く)
  • バッテリー(ほんとに10時間持ちそう)
  • 大画面+マルチタッチなので、複数人で一緒に操作できる
  • 純正オプションのカバーで二種類の角度がつけられるのが秀逸
  • 画面のローテーションを固定するハードウェアボタンがついている(ベッドで横になって使うのには必須)
  • ソフトウェアキーボードが本格的な物書き以外には必要十分なレベルになっている

時間が解決するであろう課題

  • カメラがない
  • 指紋がベタベタつく
  • iPhoneよりアプリを作るハードルが高い(制作コストが高くなる)
  • 片手でもつにはやや重すぎる(ベッドで横になって使ってるとすぐに疲れる)
  • ホームボタンが見つけにくい(誇張ではなくほんとに、いつも探してしまう)
  • 今はタッチに依存しているカーソル移動・文字選択・コピペの操作をキーボードで完結したい
  • マルチタスクがない(アプリケーションの「状態」がiPhoneよりも複雑なので、それを維持したい欲求は強い)
  • Safariで複数窓を切り替えにくい(切り替えボタンは一番目立っていてよいはず、本質的にマルチタスクと同じ種類の欲求)

時間がたっても解決しない可能性が高い課題

  • Flash非搭載
  • Safariが標準に従ってない
  • クラウドを活かせていない
  • 母艦としてMacかPCが必要(単体で使えない)
  • 16GB/32GB/64GBというラインアップがナンセンス
  • App Storeの閉鎖性

ざっとこんなところでしょうか。

良かったところのなかでも特に新鮮だったのは、大画面+マルチタッチだと複数人で一緒に何かをするのが楽しいという点です。先程も友人たちと四人で、テーブルの真ん中にiPadを置いてマップを広げ、あそこのカフェが良かった、こっちのカフェも良かったよ、というような情報共有をしたのですが、どの椅子に座っている人でも手を伸ばしてマップを操作すればサクサクと地図を動かせて、ズームしたり、ピンを置いてストリートビューでカフェの外観を見てみたり、という操作が当たり前の感覚で自然に行えたのは、ノートパソコンとは完全に別次元の感動的な使い心地でした。エアホッケーや将棋のように対面の二人でプレイするゲームなどにも最高のデバイスでしょう。

また、いまのモバイル環境で最大のネックはネット接続そのものよりも電源、バッテリーだと思うのですが、その点はバッチリ押さえられています。昨日は、朝に買ってきて、そのままかじりつくようにして使い倒し、その後パーティに参加したりしつつのべ5時間ぐらいは使っていたと思うのですが、就寝前の時点でバッテリー残高は60%でした。カフェなどで4-5時間の作業をするぐらいなら、電源のない場所で本格的に使っても不安はなさそうです。

汎用ネット端末としての使い勝手は、おおむね期待以上だったといっていいでしょう。とくに画面の綺麗さ、スピードのサクサク感は圧巻です。

次に、良くなかったところです。

ぼくは、こういう革新的な製品が出てきたときには、時間が解決するであろう課題とそうでないものは、分けて考える必要があると考えています。iPadを批判する代表的な意見として、たとえば「カメラが付いてない」というものがあります。でも、カメラなんて、あれば誰でも嬉しい、必須の機能であることなど当たり前です。そんなことをアップルが見逃していると考えるほうがおかしい。だから、いま意味がある議論は「なぜカメラをつけなかったのか」ということのほうです。

カメラをつけなかった理由なら、容易に想像できます。iPadは、どのような向きででも使える製品です。つまり、カメラをつける位置=「上辺」になる可能性が、四辺すべて、あるいはホームボタンのある下辺を外した三辺にあるのです。実際、純正カバーをつけて角度をつけ、キーボードをタイプしてるときにはいわゆる「左側」が上にくるし、テーブルの上に立てて置いて動画を流しているときには「右側」が上にきます。また、通常ポジションで手に持って使ってるときには普通に「上側」が上にきます。この3つのポジションどれが一番使われる可能性が高いかは、実際にたくさんのアプリがある状況のもとで、たくさんのユーザが使ってみないと判断がつかないでしょう。これに加えて、$499というインパクトのある初期価格で売り出すという戦略を重ねあわせれば、カメラを思い切って外すという判断は、ごくごく合理的で冷静なものです。

だから、「時間が解決するであろう課題」については、上で箇条書きにした以上のことはここでは触れません。

今回使っていて気になったのは、むしろ「時間がたっても解決しない可能性が高い本質的な課題」のほうです。

まず、Flash非搭載。これが解決しない理由は単純で、もしFlashを標準搭載すると、Appleがソースコードを持っていない唯一のコンポーネントになってしまうからです。ソースコードを持ってないとはどういうことかというと、今回のようにApple A4という独自のプロセッサを開発したときに、アドビの協力なしに自分たちでコンパイルできない、つまり将来のプロセッサ開発の自由度が極端に下がるということです。それに加えて、Mac OS Xのクラッシュレポートの大半がSafari上でFlashを動かしているときのもので、アップルのサポートセンターはほとんどアドビの尻拭いをやらされてるような状況らしいという情報を加味すれば、アドビがFlashを完全にオープンソースにでもしない限り、iPadやiPhoneへのFlash搭載は見込みがないでしょう。もしかしたらSnow Leopardのように、サンドボックス上で独立プロセス化することでブラウザごと道連れでクラッシュしないようなプラグインの仕組みを導入するかもしれませんが、そもそも頻繁に落ちるような品質のソフトウェアは「逝ってよし」というのがアップルの立場でしょう。

まぁしかし、Flashが使えないという問題は、ほとんどのビデオストリーミングサイトがHTML5対応してきたことでおおむね緩和されてきました。しかし、実はもっと根の深い問題が、iPhoneやiPadの標準ブラウザであるMobile Safariの独自仕様です。このブラウザは、おおむね標準仕様に準拠していると宣伝されていますが、実は全然そんなことはなく、むしろIEなどの独自仕様で悪名高いブラウザよりも強烈な非互換性を持っていたりします。

ご存知のように、iPhoneでは固定されたデバイスの横幅にあわせてウェブページを縮小表示し、見たい部分をダブルタップしてズームしていくのが基本操作となっています。これを実現するためにMobile Safariに導入されたのが「viewport」というモデルです。しかしパソコン用のブラウザでは逆に、ドキュメントのほうが固定でウィンドウのほうが可変というモデルなので、この両者の根本的な矛盾は色々なところで問題を生みます。たとえば、iPhone上ではスクロールできる箇所がドキュメント単位に一つしかないので、ウェブ「ページ」にはまぁ問題ないのですが、本格的なウェブ「アプリ」では、たいてい大幅な書き換えが必要となってしまいます。とくに画面上の固定位置に何かを表示する、というような画面設計は困難を極めます。この問題はiPadでも同じで、大きなスクリーンがあるしMacBookと同じように見えるようでいて、普通のSafariと同じようには動いてくれず、互換性を持たせるためには大変な苦労が必要です。この点、Androidではフローティング・メニューという概念が導入されており一歩先をいっているのですが、いずれにせよ独自仕様であり、標準仕様と認められるほど汎用性があることを証明するにはまだまだ時間がかかるでしょう。

次に、「クラウドを活かせていない」「母艦としてMacかPCが必要(単体で使えない)」「16GB/32GB/64GBというラインアップがナンセンス」という点。これらは、実は同じことを別々の側面からいっています。

だいたい、これだけの革新性がある製品を、買ってきてそのまま単体で使えないとはどういうことか。こればかりは本当に理解しがたいことです。iTunesの価値をさらに高める戦略、またデータのバックアップ問題を解決する一つの方法であることは認めます。しかし、MacやPCとの「シンク」を前提としたために、犠牲になった使い勝手のマイナス要素はとても大きいと感じます。

今回、買ってきて意気揚々と起動してみると、アクティベーションを行わなければ何もできないのでiTunesにつなげと言われ、Macを起動してつないでみると今度はiTunesが古いから駄目だと言われ、アップデートをかけたら150MBもダウンロードする必要があるといわれ、外出先の回線では20分ぐらいかかりそうだったので諦めて帰宅し、そしてiTunesをアップデートして、いざ繋ぎ直してみると、今度はiPadを認識しない。iTunesを何度か再起動しても、iPadを起動しなおしても、もう一台別のMacで同じことをやっても駄目でした。結局、母艦のMacのほうを再起動してやっと認識させることができたのですが、21世紀にもなってデバイスを認識しないことでこんなに悩むなんて思いもよりませんでした。

そしてiTunesにつながったらつながったで、色々データを「シンク」するかどうか聞かれるのですが、iPadというのは初めて使う製品で、それをどう使うのがいいのか知りもしないのに、そんなことを最初に聞くほうがおかしい。シンクしたほうが楽しめるという提案であれば勝手にシンクしてくれりゃいいし、シンクしないほうがいわゆる「ブランク・スレート」から始められて学習曲線がニュートラルなのであれば、シンクしなきゃいい。そんなことで、ユーザが新製品を使い始めるまでの時間をのばし、「今の選択をあとで後悔することになったらどうしよう」と迷うようなポイントを置くのは、率直にいってデザインの失敗だと感じます。個人的には、何もシンクしないのをデフォルトにするのが正解だと思っています。そして、シンクしない人にとってみれば、上のiTunesがらみの手順やトラブルは、すべて「しなくていいはずの苦労」だったのです。

なぜシンクしないほうがいいのか。64GBクラスのデータをiPod classicやApple TVなどにシンクしたことがある人ならわかるとおもうのですが、とにかくめちゃくちゃ時間がかかるのです。それこそ、寝る前にシンクを開始して起きてもまだ終わってないぐらいの勢いです。iPhoneもApple TVもiPadも、結局、マスターのデータは大抵がMacやPC上にあるわけで、データをローカルに持つことの意味は「キャッシュ」としての意味しかありません。64GBもの容量があっても、実際にアクセスされるのはそのうちほんのごく一部で、そのごく一部のデータのために毎回すべてシンクするのを待たされるという時間コストを払うのは、総合的にみて割に合わないのです。これには情報工学の用語で「参照の局所性」という名前までついています。

だからぼくは、経験的に、iPhone/Apple TVなどではデータをほとんどシンクしなくなりました。一度はシンクに成功しても、何らかのミスや事故でシンクがぜんぶ失われ、また最初からやりなおしになったりすることがあります。そういうことが起きるたび、だんだんバカバカしくなってきて、もうシンクしないほうが楽じゃん、と開き直ったのです。そういうわけで、Apple TVは160GBほど容量があるけれど全然使っておらず、いつも母艦のiMacからストリーミングで動画や音楽を流しています。その結果、それだったらMac miniのほうがブラウザで動画サイトも自由に見られるしいいじゃん、ということで、その後、リビングではほぼMac miniがメインになってしまいました。iPhoneでは写真にFlickrのアプリを使っているし、音楽もPandoraなどの配信サービスを使うようになって、200GBもあるiTunesのライブラリから16GBに収まる分だけを選ぶなんて、そんな面倒なことはもうやってられません。

それでも懲りず、今朝になって写真を半年分だけでもシンクしてみるかと思い立ち、1500枚ほどシンク開始したのだけれど、すぐに外出する用ができたので500枚ぐらい転送が終わったところで仕方なくキャンセルして持ち出したところ、なんと!どういうわけか、昨日にインストールしたアプリが見事にぜんぶ消されていて、写真も一枚も転送されていなかったのです。これには相当腹がたったし、こういうことはシンクという操作にありがちなトラブルなので(バグなのか操作ミスなのか、いずれにしてもちょっとした想定外の挙動が大事故につながる)、トラウマになっていて、自然と避けるようになっていた矢先にこの事件です。

iPadは今回、16GBモデルが一瞬で売り切れて、32GBや64GBのモデルは売れ残ったようですが、そんなことはぼくにいわせれば当たり前なのです。iPadはMacやPC抜きにスタンドアローンで使うことさえできないのに、64GBものストレージの使い道がないし、そんな大容量を扱うことはむしろ「重荷」に感じられるのです。ストレージの容量で細かく傾斜をつけた価格体系は、iPodの時代ならいざ知らず、ネットに常時接続されたデバイスの製品ラインナップとしては奇妙で破綻しているように感じられるのです。

本来なら、あらゆるデータはネットの向こう側に保存して、バックアップとか何もかも全部自動で面倒みてくれていて、好きなときにいつでもどこからでもアクセスできるというのが究極のモバイルの未来像でしょう。

そういう発想を得意とする会社をすぐに思いつきませんか?そう、グーグルです。グーグルの仕掛けるAndroidが今後iPhoneの脅威になっていくという状況には、ある種の必然性すら感じます。グーグルにはユーザ体験の細部にとことんこだわるデザイナーの文化が希薄なためか、Androidはアップルの製品群に対してまだ2-3年分の遅れをとっているように感じられますが、アップルがハードウェアを売るコンシューマエレクトロニクス企業の発想を脱してクラウドの世界へ入っていけない限り、10年とかそういうスパンでみると、イノベーションが成熟した頃に、アップルのいいところだけは全部コピーされ、弱点だけが残ってしまい、またしても最終的にはおいしいところを他社に持っていかれてしまうのではないか、という危惧を持ちます。

そこへ止めをさすのは「App Storeの閉鎖性」でしょう。App Storeは、それ以前のもっと閉鎖的な携帯アプリの暗黒時代をぶっ壊し、一般個人の開発者にまで門戸を開いたという意味では、十分にオープンで、あの時点での歴史的な使命を立派に果たしたといえます。しかし、Androidのような選択肢が登場した現在では、もっともっとオープン側にシフトしなければいずれ命取りになるでしょう。ブラウザやメールのような純正アプリに競合するものを排除しているようでは先が思いやられます。ではアップルが純正のTwitterクライアントを作ったら、いまApp StoreにあるTwitterクライアントをすべて締め出すとでもいうのでしょうか。アプリの品質を保つために審査するという大義は百歩譲って認めるとしても、今のように競争による切磋琢磨を否定するようなポリシーのままだと、長い目でみてアップルにとって良くない結果になっていくでしょう。

ここに挙げた問題は、個々には解決可能なものもあるでしょうけど、どちらかというとアップルのハードウェアベンダーとしての価値観や、インターネット・ネイティブ世代への無理解や、垂直統合でユーザ体験を隅々までコントロールすることによる成功体験という社内カルチャーに根ざすものなので、そう簡単には変われないだろうという予感があります。長年のアップル信者としては、こうやって指摘することが少しでもいい方向に向かっていく助けになればと願うばかりです。

さて、ここまで多くをiPadへの「苦言」で埋め尽くしてきましたが、このデバイスが革新的であるという事実にはかわりありません。iPhoneのときにも書いたことですが、このiPadという製品については個人の好き嫌いという次元を超えていて、これを無視してたら以後この業界でものを作る側に立ち続けることはできないといえるぐらい、Before iPadとAfter iPadでゲームのルールを変えてしまったからです。

130年前に誕生したキーボードのQWERTY配列が現在でも使われているように、ユーザインターフェースというのは、変化の激しいテクノロジー分野のなかでも最も変化を起こしにくく、淘汰圧が厳しい部分です。

ぼくは、2002年頃にタブレットPCなるものが登場したとき、熱弁をふるうマイクロソフト勤務の友人を前に、それを鼻で笑い飛ばしたことがありました。そんなものが10年以内に主流になることはない、賭けてもいい、という会話を交わしたことを覚えています。

今にして思えば、ぼくのその発言は、半分当たっていて、半分外れていたな、と思います。当たっていた半分は、そのときにも言ったことだけれど、WindowsというOSの根本的なインターフェース設計を変えず、マウスがタッチペンになるだけでは絶対にものにならないということ。外れていた半分は、まさか10年以内にOSを根本から作り替え、曲がりなりにもマスに普及させられるレベルにまで持ってこれる企業が存在するなどとは、そのときには思いもよらなかったこと。

マウスのようなデバイスが人間にとってまったく自然でないことは、今さら議論するまでもないでしょう。よく初心者向けのパソコン講習なんかで「マウスをOKボタンのところへ持っていってください、っていったら、マウスを持ち上げてディスプレイに押し付けてるオジサンがいた」などという笑い話がありますが、なぜそれが笑い話になるのか不思議で仕方がありませんでした。それは明らかに技術やデザインの欠陥であって、どうしてそれがオジサンの過失ということになるのか、そのことをとても不快に思ったものです。

壁についてる電灯のスイッチが部屋のどの電灯と結びついているかは直感的でないように、あらゆるリモートコントロールは必要悪でしかないのです。ゴメンね、今の技術水準やコストではこんなものしか作れないから、我慢して覚えて使ってね、と頭を下げて使ってもらうべきものなのです。

しかし、このiPadは、とうとうタッチで直感的に使えるコンピュータというものを、色々な課題を残しつつも、現実的な水準まで引き上げてくれたのです。

この点について、ソフトウェアキーボードによるタイプがしにくいから、プロシューマー向けの道具としてのパソコンを置き換えることはできないだろう、という批判があります。それはその通りです。プロの仕事の現場は、iPad登場の前でも後でも変わることはないでしょう。

それでもやはりiPadは世界を変えてしまうのです。

今から2-3年のうちに、iPadはその圧倒的な量産効果を武器に、価格もどんどん下げていくでしょう。

では、エントリーモデルの価格が2万円を切ることになったらどうなるか、ちょっと想像してみてください。

一家に一台ではなく、一人に一台、それどころか、部屋ごとに一台、wifi対応のデジタルフォトフレームとして、どこへでも持っていける薄型テレビとして、ネットと連動するカレンダーとして、音声でめくれるレシピ閲覧ツールとして、家庭のあちこちで気軽に使われるようになる未来が見えてこないでしょうか。

そして、こういうデジタル家電の長年の夢がいよいよ実現に近づくのが、汎用OSによる開発のしやすさと、タッチデバイスによる直感的な操作方法あってこそ、ということに強烈な必然性を感じないでしょうか。

iPadは、今よりも数年後の未来にその真価を発揮するデバイスなのです。

アップル自身さえもまだその行く末を想像できないような、世界をあげての壮大な実験がはじまったのです。

それに参加するかしないかは、実際にさわってみて、みなさん自身が考えればよいことです。

 

http://japan.cnet.com/blog/kenn/2010/04/05/entry_27038819/


( ‘Θ‘)ψ iPad 리뷰 2

드디어 어제에 만반의 준비를 해서 발매되어 샌프란시스코의 찬 날씨아래에서 1시간 정도 행렬에 줄서 입수한 iPad, 입수해 마루니일 사용해 보고, 생각하는 곳(중)이 점차 형태가 되었기 때문에 리뷰를 쓰고 싶습니다.

최초로 거절해 둡니다만, 내가 여기에 쓰고 있는 것은 바이어즈 가이드가 아닙니다.무엇 무엇을 하고 싶으면 iPad가 추천, 녹이자 하는 일반 유저 전용의 이야기는 하지 않습니다.쓰고 싶었던 것은, 이 iPad라고 하는 제품으로부터 무엇을 감지해야할 것인가라고 한다, 주로 디자이너나 기술자 등 「전문가」적합할 수 있는 걸죽한 메세지가 되고 있는 것을 미리 양해 바랍니다.

사전의 소감으로서는 이전에도CNET의 좌담식 공개 토론으로 말했던 적이 있으므로 그 쪽을 참조받는다고 하여, 그럼 실제로 손대어 봐 어떨까.

역시, 정말로 중요한 일은 실제로 자신의 손으로 손대어 보지 않으면 모르는 걸이구나로 재차 느꼈습니다.

결론을 먼저 정리하면, 「새로운 제품 카테고리를 창조해 정착시키는 힘이 있는, 혁명적이지만 땅에 다리가 닿은 훌륭한 제품이다」라고 동시에 「그 혁명성 이유, 그 골에 가까스로 도착하기까지는 아직 조금 시간이 걸릴 것이다」라고 하는 것입니다.

이하 구체적으로, 「기대 이상으로 좋은 곳」 「시간이 해결할 과제」 「시간이 흘러도 해결하지 않을 가능성이 높은 과제」의 3개로 나누어 들어 보겠습니다.

기대 이상으로 좋은 곳

  • 화질(불평없이 아름답다)
  • 속도(무엇을 해도 사각사각 움직인다)
  • 배터리(정말 10시간 가질 것 같다)
  • 대화면+멀티 터치이므로, 복수인으로 함께 조작할 수 있다
  • 순정 옵션의 커버로 2종류의 각도가 붙여지는 것이 우수
  • 화면의 로테이션을 고정하는 하드웨어 버튼이 붙어 있다(침대에서 누워 사용하는데는 필수)
  • 소프트웨어 키보드가 본격적인 작가 이외에는 필요 충분한 레벨이 되어 있다

시간이 해결할 과제

  • 카메라가 없다
  • 지문이 끈적끈적 붙는다
  • iPhone보다 어플리를 만드는 허들이 높다(제작 코스트가 비싸진다)
  • 한 손에서도 개에는 약간 너무 무겁다(침대에서 누워 사용하고 있다고(면) 곧바로 지친다)
  • 홈 버튼이 찾아내기 어렵다(과장은 아니고 정말, 언제나 찾아 버린다)
  • 지금은 터치에 의존하고 있는 커서 이동·문자 선택·코피페의 조작을 키보드로 완결하고 싶다
  • 멀티태스킹이 없다(어플리케이션의 「상태」가 iPhone보다 복잡해서, 그것을 유지하고 싶은 욕구는 강하다)
  • Safari로 복수창을 바꾸기 어렵다(변환 버튼은 첫번째 서있어도 좋을 것, 본질적으로 멀티태스킹과 같은 종류의 욕구)

시간이 흘러도 해결하지 않을 가능성이 높은 과제

  • Flash비탑재
  • Safari가 표준에 따르지 않다
  • 곳간 땅두릅을 살릴 수 있지 않았다
  • 모함으로서 Mac나 PC가 필요(단체로 사용할 수 없다)
  • 16 GB/32 GB/64 GB라고 하는 라인 업이 넌센스
  • App Store의 폐쇄성

대충 이런 곳에서 짊어질까.

좋았다고 무렵중에서도 특히 신선했던 것은, 대화면+멀티 터치라면 복수인으로 함께 무엇인가를 하는 것이 즐겁다고 하는 점입니다.조금 전도 친구들과 네 명으로, 테이블의 한가운데에 iPad를 두고 맵을 펼쳐 저기의 카페가 좋았다, 여기의 카페도 좋았어요, 라고 하는 정보 공유를 했습니다만, 어느 의자에 앉아 있는 사람이라도 손을 뻗어 맵을 조작하면 척척 지도를 움직일 수 있고, 줌 하거나 핀을 두어 스트리트뷰로 카페의 외관을 보거나라고 하는 조작이 당연한 감각으로 자연스럽게 실시할 수 있던 것은, 노트 PC와는 완전하게 별차원의 감동적인 사용해 마음이었습니다.에어 하키나 장기와 같이 대면의 둘이서 플레이 하는 게임 등에도 최고의 디바이스지요.

또, 지금의 모바일 환경에서 최대의 넥은 넷 접속 그 자체보다 전원, 배터리라고 생각합니다만, 그 점은 밧치리 누를 수 있고 있습니다.어제는, 아침에 사 오고, 그대로 갉아 먹어 붙도록(듯이) 해 사용해 넘어뜨려, 그 후 파티에 참가하거나 하면서 말해 5시간 정도는 사용하고 있었다고 생각합니다만, 취침전의 시점에서 배터리 잔고는60%였습니다.카페등에서4-5시간의 작업을 하는 정도라면, 전원이 없는 장소에서 본격적으로 사용해도 불안은 없을 것 같습니다.

범용 넷 단말로서의 쓰기는, 대개 기대 이상이었다고 하고 좋을 것입니다.특히 화면의 깨끗함, 스피드의 사각사각 감은 압권입니다.

다음에, 좋지 않았다고 무렵입니다.

나는, 이런 혁신적인 제품이 나왔을 때에는, 시간이 해결할 과제와 그렇지 않은 것은, 나누고 생각할 필요가 있다고 생각하고 있습니다.iPad를 비판하는 대표적인 의견으로서 예를 들어 「카메라가 붙지 않다」라고 하는 것이 있습니다.그렇지만, 카메라는, 있으면 누구라도 기쁜, 필수의 기능인 것 등 당연합니다.그런 일을 애플이 놓치고 있다고 생각하는 편이 이상하다.그러니까, 지금 의미가 있는 논의는 「왜 카메라를 붙이지 않았던 것일까」라고 하는 것 쪽입니다.

카메라를 붙이지 않았던 이유라면, 용이하게 상상할 수 있습니다.iPad는, 어떠한 방향으로라도 사용할 수 있는 제품입니다.즉, 카메라를 붙이는 위치= 「외관」이 될 가능성이, 사방 모두, 혹은 홈 버튼이 있는 하변을 제외한 3변에 있습니다.실제, 순정 커버를 붙이고 각도를 붙이고 키보드를 타이프 치고 있을 때에는 이른바 「좌측」이 위에 오고, 테이블 위에 세워 두고 동영상을 흘리고 있을 때는 「우측」이 위에 옵니다.또, 통상 포지션으로 손에 가지고 사용하고 있을 때에는 보통으로 「위쪽」이 위에 옵니다.이 3개의 포지션 어떤 것이 제일 사용될 가능성이 높은가는, 실제로 많은 어플리가 있는 상황의 아래에서, 많은 유저가 사용해 보지 않으면 판단이 서지 않을 것입니다.이것에 가세하고,$499라고 하는 임펙트가 있는 초기 가격으로 팔기 시작한다고 하는 전략을 거듭해 대면시키면, 카메라를 과감히 제외한다고 하는 판단은, 꿀꺽꿀꺽 합리적으로 냉정한 것입니다.

그러니까, 「시간이 해결할 과제」에 대해서는, 위에서 조목별로 나누어 쓴 글로 한 이상은 여기에서는 접하지 않습니다.

이번 사용하고 있어서 신경이 쓰인 것은, 오히려 「시간이 흘러도 해결하지 않을 가능성이 높은 본질적인 과제」 쪽입니다.

우선, Flash비탑재.이것이 해결하지 않는 이유는 단순하고, 만약 Flash를 표준 탑재하면, Apple가 원시 코드를 가지고 있지 않은 유일한 컴퍼넌트가 되어 버리기 때문입니다.원시 코드를 가지지 않다고는 무슨 일일까하고 말하면, 이번 같게 Apple A4라고 하는 독자적인 프로세서를 개발했을 때에, 아도브의 협력없이 스스로 컴파일 할 수 없는, 즉 장래의 프로세서 개발의 자유도가 극단적으로 내린다고 하는 것입니다.거기에 더하고, Mac OS X의 크래쉬 리포트의 대부분이 Safari상에서 Flash를 움직이고 있을 때의 것으로, 애플의 서포트 센터는 거의 아도브의 고식 있어를 하고 있는 것 같은 상황인것 같다고 하는 정보를 가미하면, 아도브가 Flash를 완전하게 오픈 소스라도 하지 않는 한, iPad나 iPhone에의 Flash 탑재는 전망이 없을 것입니다.혹시 Snow Leopard와 같이, 샌드 박스상에서 독립 프로세스화하는 것으로 브라우저마다 길동무로 크래쉬 하지 않는 것 같은 플러그 인의 구조를 도입할지도 모릅니다만, 원래 빈번히 떨어지는 품질의 소프트웨어는 「서는 좋아」라고 하는 것이 애플의 입장이지요.

아무튼 그러나, Flash를 사용할 수 없다고 하는 문제는, 대부분의 비디오 스트리밍 사이트가 HTML5 대응해 온 것으로 대개 완화되어 왔습니다.그러나, 실은 더 뿌리 깊은 문제가, iPhone나 iPad의 표준 브라우저인 Mobile Safari의 독자 사양입니다.이 브라우저는, 대개 표준 사양에 준거하고 있다고 선전되고 있습니다만, 실은 전혀 그렇지 않고, 오히려 IE등의 독자 사양으로 악명 높은 브라우저보다 강렬한 비호환성을 가지고 있거나 합니다.

아시는 바와 같이, iPhone에서는 고정된 디바이스의 가로폭에 맞추어 웹페이지를 축소 표시해, 보고 싶은 부분을 double-tap 해 줌 해 나가는 것이 기본 조작이 되고 있습니다.이것을 실현하기 위해서 MobileSafari에 도입되었던 것이 「viewport」라고 하는 모델입니다.그러나 PC용의 브라우저에서는 반대로, 문서 쪽이 고정으로 윈도우 쪽이 가변이라고 하는 모델이므로, 이 양자의 근본적인 모순은 다양한 곳에서 문제를 낳습니다.예를 들어, iPhone상에서는 스크롤 할 수 있는 개소가 문서 단위에 하나 밖에 없기 때문에, 웹 「페이지」에는 아무튼 문제 없습니다만, 본격적인 웹 「어플리」에서는, 대부분 대폭적인 개서가 필요해 버립니다.특히 화면상의 고정 위치에 무엇인가를 표시한다, 라고 하는 화면 설계는 곤란을 다합니다.이 문제는 iPad에서도 같고, 큰 스크린이 있고 MacBook와 같이 보이는 것 같고 있고, 보통 Safari와 같이는 움직여 주지 않고, 호환성을 갖게하기 위해서는 대단한 고생이 필요합니다.이 점, Android에서는 플로팅·메뉴라고 하는 개념이 도입되어 있어 한 걸음처를 말하고 있습니다만, 어쨌든 독자 사양이며, 표준 사양이라고 인정되는 만큼 범용성이 있는 것을 증명하는에는 아직도 시간이 걸리겠지요.

다음에, 「곳간 땅두릅을 살릴 수 있지 않았다」 「모함으로서 Mac나 PC가 필요(단체로 사용할 수 없다)」 「16 GB/32 GB/64 GB라고 하는 라인 업이 넌센스」라고 하는 점.이것들은, 실은 같은 것을 다른 측면에서 말하고 있습니다.

대체로, 이만큼의 혁신성이 있는 제품을, 사 와 그대로 단체로 사용할 수 없다고는 무슨 일인가.이것만은 정말로 이해하기 어려운 것입니다.iTunes의 가치를 한층 더 높이는 전략, 또 데이터의 백업 문제를 해결하는 하나의 방법인 것은 인정합니다.그러나, Mac나 PC와의 「세면대」를 전제로 했기 때문에, 희생이 된 쓰기의 마이너스 요소는 매우 크다고 느낍니다.

이번, 사 와 기개양들과 기동해 보면, 액티베이션을 실시하지 않으면 아무것도 할 수 없기 때문에 iTunes에 연결해라고 해져 Mac를 기동해 이어 보면 이번은 iTunes가 낡기 때문에 안된다고 말해지고 업데이트를 걸치면 150 MB나 다운로드할 필요가 있다고 말해져 외출처의 회선에서는 20분 정도 걸릴 것 같았기 때문에 단념해 귀가해, 그리고 iTunes를 업데이트 하고, 막상 다시 연결해 보면, 이번은 iPad를 인식하지 않는다.iTunes를 몇 번이나 재기동해도, iPad를 기동 다시 해도, 이제(벌써) 1대별의 Mac로 같은 것을 해도 안되었습니다.결국, 모함의 Mac 쪽을 재기동해 겨우 인식시킬 수 있었습니다만, 21 세기로도 되어 디바이스를 인식하지 않는 것으로 이렇게 고민하다니 생각도 따르지 않았습니다.

그리고 iTunes로 연결되면 연결된대로, 여러가지 데이터를 「세면대」할지 (듣)묻습니다만, iPad라고 하는 것은 처음으로 사용하는 제품으로, 그것을 어떻게 사용하는 것이 좋은 것인지 지도 하지 않는데, 그런 일을 최초로 (듣)묻는 편이 이상하다.세면대 하는 편이 즐길 수 있다고 하는 제안이면 마음대로 세면대 해 구좋고, 세면대 하지 않는 편이 이른바 「블랭크·슬레이트」로부터 시작할 수 있어 학습 곡선이 뉴트럴인 것이면, 세면대 하지 않으면 좋다.그런 일로, 유저가 신제품을 사용하기 시작할 때까지의 시간을 펴, 「지금의 선택을 나중에 후회하게 되면 어떻게 하지」라고 헤매는 포인트를 두는 것은, 솔직하게 말해 디자인의 실패라고 느낍니다.개인적으로는, 아무것도 세면대 하지 않는 것을 디폴트로 하는 것이 정답이라고 생각합니다.그리고, 세면대 하지 않는 사람에게 있어 보면, 위의 iTunes에 얽힌 순서나 트러블은, 모두 「하지 않아 좋아야 할 고생」이었습니다.

왜 세면대 하지 않는 편이 좋은가.64 GB클래스의 데이터를 iPod classic나 Apple TV 등에 세면대 했던 적이 있는 사람이라면 안다고 생각합니다만, 어쨌든 엄청 시간이 걸립니다.그야말로, 자기 전에 세면대를 개시해 일어나도 아직 끝나지 않을 정도의 기세입니다.iPhone도 Apple TV도 iPad도, 결국, 마스터의 데이터는 대체로가 Mac나 PC상에 있는 것으로, 데이터를 로컬에 가지는 것의 의미는 「캐쉬」로서의 의미 밖에 없습니다.64 GB의 용량이 있어도, 실제로 액세스 되는 것은 그 중 그저 극히 일부로, 그 극히 일부의 데이터를 위해서 매회 모두 세면대 하는 것을 기다리게 된다고 하는 시간 코스트를 지불하는 것은, 종합적으로 봐 비교적 맞지 않습니다.이것에는 정보공학의 용어로 「참조의 국소성」이라고 하는 이름까지 붙어 있습니다.

그러니까 나는, 경험적으로, iPhone/Apple TV등에서는 데이터를 거의 세면대 하지 않게 되었습니다.한 번은 세면대에 성공해도, 어떠한 미스나 사고로 세면대가 전부 없어져 또 최초부터 다시 하가 되거나 하는 일이 있습니다.그런 것이 일어날 때, 점점 바보 바보 깔지 말라고 오고, 더이상 세면대 하지 않는 편이 편하잖아, 라고 정색했습니다.그러한 (뜻)이유로, Apple TV는 160 GB(정도)만큼 용량이 있지만 전혀 사용하지 않고, 언제나 모함의 iMac로부터 스트리밍으로 동영상이나 음악을 보내고 있습니다.그 결과, 그것이라면 Mac mini 쪽이 브라우저로 동영상 사이트도 자유롭게 볼 수 있고 좋잖아, 라고 하는 것으로, 그 후, 리빙에서는 거의 Mac mini가 메인이 되어 버렸습니다.iPhone에서는 사진에 Flickr의 어플리를 사용하고 있고, 음악도 Pandora등의 전달 서비스를 사용하게 되고, 200 GB도 있는 iTunes의 라이브러리로부터 16 GB에 들어가는 분만큼을 선택하다니 그렇게 귀찮은 (일)것은 이제(벌써)나는 선.

그런데도 질리지 않고, 오늘 아침이 되어 사진을 반년분만으로도 세면대 해 볼까 생각나, 1500매 정도 세면대 개시했던 것이다 하지만, 곧바로 외출하는 용무가 생겼으므로 500매 정도 전송이 끝났더니 어쩔 수 없이 캔슬해 꺼냈는데, 무려!어찌 된 영문인지, 어제에 인스톨 한 어플리가 보기 좋게 전부 지워지고 있고, 사진도 한 장도 전송 되어 있지 않았습니다.이것에는 상당히배가 끊었고, 이런 일은 세면대라고 하는 조작에 있기 십상인 트러블이므로(버그인가 조작 미스인가, 어쨌든 약간의 상정외의 거동이 대사고로 연결된다), 트라우마가 되어 있고, 자연과 피하게 되어 있던 정면에 이 사건입니다.

iPad는 이번, 16 GB모델이 일순간으로 품절되고, 32 GB나 64 GB의 모델은 팔리지 않고 남은 것 같습니다만, 그런 일은 나에게 말하게 하면 당연합니다.iPad는 Mac나 PC빼기에 standalone로 사용하는 것 조차 할 수 없는데, 64 GB의 스토리지의 용도가 없고, 그런 대용량을 취급하는 것은 오히려 「무거운 짐」에 느껴집니다.스토리지의 용량으로 세세하게 경사를 붙인 가격 체계는, iPod의 시대라면 막상 알지 못하고, 넷에 상시 접속된 디바이스의 제품 라인 업으로서는 기묘하고 파탄하고 있는 것처럼 느껴집니다.

본래라면, 모든 데이터는 넷의 저쪽 편으로 보존하고, 백업이라든지 모두 전부 자동으로 보살펴 주고 있고, 좋아하는 때에 언제라도 어디에서라도 액세스 할 수 있다는 것이 궁극의 모바일의 미래상이지요.

그러한 발상을 자랑으로 여기는 회사를 빨리 생각나지 않습니까?그래, 굿 한패입니다.굿 한패가 거는 Android가 향후 iPhone의 위협이 되어 간다고 하는 상황에는, 어떤 종류의 필연성조차 느낍니다.굿 한패에는 유저 체험의 세부에 철저히 구애되는 디자이너의 문화가 희박하기 때문에인가, Android는 애플의 제품군에 대해서 아직2-3년분이 뒤지고 있는 것처럼 느껴집니다만, 애플이 하드웨어를 파는 컨슈머(consumer) 엘렉트로닉스 기업의 발상을 벗어나 곳간 땅두릅의 세계에 들어갈 수 없는 한, 10년이라든지 그러한 스팬으로 보면, 이노베이션(innovation)가 성숙했을 무렵에, 애플의 좋은 곳 만은 전부 카피되어 약점만이 남아 버려, 또다시 최종적으로는 맛있는 곳을 타사에 빼앗겨 버리는 것은 아닌지, 라고 하는 위구심을 가집니다.

거기에 멈춤을 찌르는 것은 「App Store의 폐쇄성」이지요.App Store는, 그 이전의 것 더 폐쇄적인 휴대 어플리의 암흑 시대를 부수어, 일반 개인의 개발자에게까지 문을 열었다고 하는 의미에서는, 충분히 오픈으로, 그 시점에서의 역사적인 사명을 훌륭하게 완수했다고 말할 수 있습니다.그러나, Android와 같은 선택사항이 등장한 현재는, 좀더 좀더 오픈 측에 시프트 하지 않으면 머지않아 생명 위기가 되겠지요.브라우저나 메일과 같은 순정 어플리에 경합 하는 것을 배제하고 있는 것 같은 것은 앞일이 걱정됩니다.그럼 애플이 순정의 Twitter 클라이언트를 만들면, 지금 App Store에 있는 Twitter 클라이언트를 모두 내쫓다고 말하는 것입니까.어플리의 품질을 유지하기 위해서 심사한다고 하는 대의는 백보 양보하고 인정한다고 해도, 지금과 같이 경쟁에 의한 절차탁마를 부정하는 폴리시인 채라고, 긴 안목으로 봐 애플에 있어서 좋지 않는 결과가 되어 가겠지요.

여기에 올린 문제는, 개개에는 해결 가능한 것도 있겠지요하지만, 어느 쪽인가 하면 애플의 하드웨어 벤더로서의 가치관이나, 인터넷·네이티브 세대에의 몰이해나, 수직통합으로 유저 체험을 구석구석까지 컨트롤 하는 것에 의한 성공 체험이라고 하는 사내 문화에 기인하는 것이므로, 그렇게 간단하게는 바뀔 수 없을 것이라고 말하는 예감이 있습니다.오랜 세월의 애플 신자로서는, 이렇게 지적하는 것이 조금이라도 좋을 방향을 향해 가는 도움이 되면과 바랄 뿐입니다.

그런데, 여기까지 대부분을 iPad에의 「고언」으로 다 메워 왔습니다만, 이 디바이스가 혁신적이다고 하는 사실에는 서로 변합니다.iPhone 때에도 쓴 것입니다만, 이 iPad라고 하는 제품에 대해서는 개인의 좋고 싫음이라고 하는 차원을 넘고 있고, 이것을 무시하고 있으면(자) 이후 이 업계에서 물건을 만드는 측에 계속 설 수 없다고 말할 수 있는 정도로, Before iPad와 After iPad로 게임의 룰을 바꾸어 버렸기 때문에입니다.

130년전에 탄생한 키보드의 QWERTY 배열이 현재에도 사용되고 있도록(듯이), 유저 인터페이스라고 하는 것은, 변화의 격렬한 테크놀로지 분야안에서도 가장 변화를 일으키기 어렵고, 도태압이 어려운 부분입니다.

나는, 2002년경에 타블렛 PC 되는 것이 등장했을 때, 열변을 발휘하는 마이크로소프트 근무의 친구를 앞에 두고, 그것을 코로 웃어 버렸던 적이 있었습니다.그런 것이 10년 이내에 주류가 될 것은 없는, 걸어도 괜찮다는, 회화를 주고 받은 것을 기억하고 있습니다.

곧 하고 생각하면, 나의 그 발언은, 반 맞고 있고, 반 빗나가 아픈, 이라고 생각합니다.맞고 있던 반은, 그 때에도 말한 것이지만, Windows라고 하는 OS의 근본적인 인터페이스 설계를 바꾸지 않고, 마우스가 터치 펜이 되는 것 만으로는 절대로 것이 되지 않는다고 하는 것.빗나가고 있던 반은, 설마 10년 이내에 OS를 근본으로부터 다시 만들어 곡선나름대로도 매스에 보급 당하는 레벨에까지 지라고 이것기업이 존재하는 등이란, 그 때에는 생각할 수도 없었던 것.

마우스와 같은 디바이스가 인간에게 있어서 전혀 자연스럽지 않은 것은, 이제 와서 논의할 것도 없을 것입니다.자주(잘) 초심자 전용의 PC 강습같은 걸로 「마우스를 OK버튼의 곳에 가지고 있어는 주세요, 라고 하면, 마우스를 들어 올리고 디스플레이에 꽉 누르고 있는 아저씨가 있었다」 등이라고 하는 만담이 있습니다만, 왜 그것이 만담이 되는지 이상하고 방법이 없었습니다.그것은 분명하게 기술이나 디자인의 결함이며, 어째서 그것이 아저씨의 과실이라는 것이 되는지, 그것을 매우 불쾌하게 생각한 것입니다.

벽에 도착하고 있는 전등의 스윗치가 방의 어느 전등과 결합되고 있을까는 직감적이 아니게, 모든 리모트 콘트롤은 필요악에 지나지 않습니다.싫구나, 지금의 기술 수준이나 코스트로는 이런 것 밖에 만들 수 없기 때문에, 참고 기억해 사용해, 라고 고개를 숙여 사용해야 할 것입니다.

그러나, 이 iPad는, 드디어 터치로 직감적으로 사용할 수 있는 컴퓨터라는 것을, 다양한 과제를 남기면서도, 현실적인 수준까지 끌어올려 주었습니다.

이 점에 대해서, 소프트웨어 키보드에 의한 타입이 하기 어렵기 때문에, 프로슈머(prosumer ) 전용의 도구로서의 PC를 옮겨놓을 수 없을 것이다, 라고 하는 비판이 있습니다.그것은 그 대로입니다.프로의 일의 현장은, iPad 등장 전에서도 다음에도 바뀔 것은 없을 것입니다.

그런데도 역시 iPad는 세계를 바꾸어 버립니다.

지금부터2-3해 동안에, iPad는 그 압도적인 양산 효과를 무기로, 가격도 자꾸자꾸 내려 가겠지요.

그럼, 엔트리 모델의 가격이 2만엔을 자르게 되면 어떻게 되는지, 조금 상상해 보세요.

일가에 1대가 아니고, 한 명에게 1대, 그 뿐만 아니라, 방 마다 1대, wifi 대응의 디지털 포토 프레임으로서 어디든지 가지고 갈 수 있는 엷은 틀 TV로서 넷과 연동하는 캘린더로서 음성으로 넘길 수 있는 레시피 열람 툴로서 가정의 여기저기에서 부담없이 사용되게 되는 미래가 보여 오지 않을까요.

그리고, 이런 디지털 가전의 오랜 세월의 꿈이 드디어 실현에 가까워지는 것이, 범용 OS에 의한 개발의 하기 쉬움과 터치 디바이스에 의한 직감적인 조작 방법 있어야만, 이라고 하는 것에 강렬한 필연성을 느끼지 않을까요.

iPad는, 지금보다 수년후의 미래에 그 진가를 발휘하는 디바이스입니다.

애플 자신마저도 아직 그 장래를 상상할 수 없는 것 같은, 세계를 전체의 장대한 실험이 시작했습니다.

거기에 참가할까 하지 않을까는, 실제로 만져 보고, 여러분 자신이 생각하면 좋은 일입니다.

 

http://japan.cnet.com/blog/kenn/2010/04/05/entry_27038819/



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